男性に見られる薄毛の多くが男性型脱毛症（AGA：Androgenetic Alopecia)と呼ばれるもので、思春期以降に見られ「進行性」であるという特徴があります。

ザガーロには男性型脱毛症の原因となる5α-リダクターゼの働きを阻害し、抜け毛を予防し発毛を促進する効果が期待されています。

では東京ではどのクリニックでザガーロを処方してくれるのでしょう。

AGAスキンクリニック 基本情報
診療時間	10:00～23:00
休診日	年中無休[完全予約制]
展開地域	全国51院
アクセス	駅から徒歩3分圏内

今回紹介する5院の中でザガーロを処方してくれるクリニックは、厳密にいうとAGAスキンクリニックとウィルAGAクリニックしかありません。

というのも、公式ホームページでザガーロの料金を明記しているのは、前記の2院だけだからです。

ただ他のクリニックでもザガーロの有効成分である「デュタステリド」を配合したAGA治療薬を用いてAGA治療をおこなったり、発毛効果が見られない場合にザガーロを使用したりするケースはあるようです。

AGAスキンクリニックの特徴としては、多数の国内承認薬を扱っているということがあげられます。

そのため予算に応じたAGA治療を受けることが可能となっています。

たとえばプロペシアのジェネリックとして「FCI」というAGA治療薬を用いるケースがありますが、FCIは1カ月当たり4,800円という低価格です。

しかも初回は3,400円で処方してもらえます。

その他のAGA治療薬としては、やはりプロペシアのジェネリックである「ファイザー」や純正品であるプロペシア、そしてザガーロが用いられています。

またAGAスキンクリニックでは、オリジナルの治療薬である「Rebirth」も開発しています。

Rebirthにはプロペシアの有効成分である「フィナステリド」と「ミノキシジル」を中心に、ビタミンやミネラルなどがバランスよく配合されています。

フィナステリドは男性型脱毛症の原因となる5α-リダクターゼの働きを阻害し、抜け毛の元となる有害なサイトカインの一種である「TGF-β」の産生を抑制します。

ミノキシジルには血管を拡張し、血液の循環を促す働きがあります。

髪の毛も毛乳頭から毛母細胞が血液を受けとり、細胞分裂することによって成長します。

ミノキシジルによって頭皮の血行がよくなれば、髪の毛が育つ土壌を整えることができるのです。

また血行がよくなれば、フィナステリドの働きを活発にする効果も期待できます。

AGAスキンクリニックは東京に7院（池袋、渋谷、新宿、品川、上野、秋葉原、町田）も展開しており、いずれも最寄り駅から数分圏内というアクセスの良さです。

また診療も夜10時までおこなっているので、仕事が忙しい男性でも通いやすくなっています。

AGAスキンクリニックでは、初回に限りザガーロ（1ヶ月分30錠）を4,800円で処方しています。

2回目以降は1ヶ月あたり8,200円となっています。

ただしAGAスキンクリニック名古屋院、AGAスキンクリニック栄院、AGAスキンクリニック名駅錦通院では2回目以降の料金が9,167円となっており、AGAスキンクリニック宮崎院ではザガーロの価格が初回から8,700円となっています。

その他、AGAスキンクリニックの系列院である東京美容外科メンズ専科の数院でもザガーロが初回から8,700円となっており、クリニカタナカではザガーロを取り扱っていません。

AGAスキンクリニックでの治療を検討している方は、ホームページを詳しくチェックしておきましょう。

新宿AGAメディカルケアクリニックの基本情報
診療時間	10：00～20：00
休診日	年中無休
住所	東京都新宿区西新宿７-４−５新宿ウエストスクエア9F
アクセス	新宿西口駅から徒歩1分

新宿メディカルケアクリニックは都営地下鉄大江戸線の「新宿西口」駅から歩いて2分のところにあります。

西武新宿線の「新宿」駅からだと歩いて3分、JR線および私鉄各線の「新宿」駅の西口からだと歩いて5分の距離にあります。

新宿メディカルケアクリニックの特徴としては、男性型脱毛症の治療を専門とする医師が検査、および治療にあたっているということがあげられます。

男性型脱毛症の治療は、実は皮膚科や形成外科などでおこなうことも可能です。

ただ皮膚科医や形成外科医よりも、男性型脱毛症の治療を専門とする医師の方が、当然のことながら発毛のメカニズムなどに詳しいのです。

皮膚科や形成外科での男性型脱毛症の治療は、基本的にAGA治療薬を渡されておしまいですが、男性型脱毛症の治療を専門とする医師の場合、生活習慣に関するアドバイスや、カウンセリングなどにも対応できます。

新宿メディカルケアクリニックでは、男性型脱毛症の治療を専門とする医師と頭髪の状態をどうしていきたいのか相談して、1人1人に適した治療戦略を提案してくれます。

基本的に男性型脱毛症の治療は長期にわたっておこなう必要があるので、必要最低限の負担で最大の効果を発揮させることが目的となっています。

患者さんの負担を減らすための対策として、新宿メディカルケアクリニックでは血液検査料や診察料が無料となっています。

現状を維持する目的の治療であれば、1月あたり3,300円でおこなうことが可能です。

新宿メディカルケアクリニックのホームページを見ると、頭髪の状態に応じてレベル1からレベル3に分けて治療法を提案しています。

もっとも進行した薄毛に対する治療法として、治療薬B（7,500円）＋治療薬C（12,500円）を用いるとされていますが、どちらがザガーロ、もしくはザガーロの有効成分であるデュタステリドを配合したAGA治療薬なのかは不明です。

AGAヘアクリニックの基本情報
診療時間[完全予約制]	平日11:00～20:00 土日祝10:00～19:00
休診日	公式サイトでご確認ください。
住所	東京都千代田区外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビル9階
アクセス	JR線「秋葉原駅」電気街口より徒歩4分 東京メトロ「末広町駅」3番出口より徒歩4分

AGAヘアクリニックは東京の秋葉原にある、男性型脱毛症の治療を専門とするクリニックです。

最寄り駅はJRの「秋葉原」駅、もしくは東京メトロ銀座線の「末広町」駅となっています。

秋葉原駅の場合、電気街口を出ると歩いて4分ほどでクリニックに到着します。

末広町駅の場合は3番出口を出ると、やはり歩いて4分ほどでクリニックに到着します。

AGAヘアクリニックの特徴としては、遠隔治療というユニークな治療法をおこなっていることがあげられます。

遠隔治療はテレビ電話やインターネットを介しておこなうAGA治療です。

スマホのモニターやパソコンのディスプレイを通して医師が頭皮や毛髪の状態を確認し、治療方針を患者さんと相談して決めます。

治療方針が決まったら、治療薬が自宅へ送られてきます。

東京にはたくさんの男性型脱毛症の治療を専門とするクリニックがありますが、地方だとなかなかAGAクリニックに通うことができないというケースもあると思います。

そのような方にとって遠隔治療はとてもありがたい治療法となっています。

またAGAヘアクリニックは、料金体系が明確であるのも特徴です。

髪の毛の現状を維持したい人、発毛効果を実感したい人、積極的に発毛したい人に合わせて、3つの治療コースを設けています。

AGAヘアクリニックでは、ザガーロの有効成分であるデュタステリドを配合したAGA治療薬「DUTA」を処方しています。

1ヶ月あたりの料金は8,000円となっています。

ウィルAGAクリニック 基本情報
診療時間	11:00～20:00
休診日	不定休
展開地域	都内3院
アクセス	駅から徒歩5分圏内

ウィルAGAクリニックは表参道に本院を構える男性型脱毛症治療専門のクリニックです。

分院に銀座院と立川院があり、それぞれ最寄り駅から徒歩4分圏内というアクセスの良さです。

ウィルAGAクリニックの特徴としては、完全オーダーメイドでAGA治療にあたっているということがあげられます。

なぜなら、AGAの原因は人によってさまざまだからです。

たとえばAGAの原因として遺伝があげられています。

遺伝的に5α-リダクターゼの働きが活発であったり、アンドロゲンレセプターと呼ばれる男性ホルモン受容器の感度が高かったりすると、AGA発症のリスクが高くなるとされます。

そのような原因でAGAを発症している場合、5α-リダクターゼの働きを阻害するプロペシアやザガーロといった治療薬が有効です。

ウィルAGAクリニックではDNA検査をおこなっているので、遺伝が原因でAGAを発症しているのかどうかを見極めることができます。

ただ遺伝が原因でAGAを発症するのは、AGA全体で見ると25%とされています。

その他の75%は遺伝以外の原因でAGAを発症する訳なので、やはり1人1人に合った完全オーダーメイド治療が有効なのです。

ウィルAGAクリニックでは、ザガーロ（1ヶ月分30錠）を初回に限り5,000円で処方しています。

2回目以降は1ヶ月あたり8,000円となっています。

AGAINメディカルクリニック秋葉原院の基本情報
診療時間	10:00～21:00
休診日	不定休
住所	東京都千代田区神田佐久間町1-21山博ビルディング4階
アクセス	秋葉原駅から徒歩２分

AGAINメディカルクリニックは秋葉原と八重洲にある男性型脱毛症治療専門のクリニックです。

いずれも最寄り駅から徒歩1分という抜群のアクセスの良さです。

AGAINメディカルクリニックの特徴としては、20代や30代の人の男性型脱毛症を専門としていることがあげられます。

若い人の男性型脱毛症は、進行も早いのですが治療効果も出やすいという特徴があります。

一般的なクリニックでは、発毛治療を終えるまで3年ほどかかる傾向がありますが、AGAINメディカルクリニックでは1年での発毛治療完了を目指しています。

初回のカウンセリングや検査結果などを基に、1人1人に合ったオーダーメイドの内服薬が処方されます。

オーダーメイドの内服薬には、日本皮膚科学会お墨付きのフィナステリドやミノキシジルのほか、発毛効果を高める亜鉛やビタミンなどがバランスよく配合されています。

AGAINメディカルクリニックではオーダーメイドの治療薬を用いてAGAの治療をおこなっています。

プロペシアの処方はおこなっていますが、原則としてザガーロの処方はおこなっていません。

ただ治療効果を増すために治療薬をザガーロに切り替えるケースがなくはないようですが、AGAINメディカルクリニックオリジナルの発毛薬で、99%の人が発毛効果を実感しているということです。

オリジナルの発毛薬は1ヶ月あたり20,000円からとなっています。

対応地域	クリニック名	費用
東京7院	AGAスキンクリニック	初回：4,800円 (2回目以降：8,200円）
新宿	新宿AGAメディカルケアクリニック	不明
秋葉原	AGAヘアクリニック	8,000円
東京3院	ウィルAGAクリニック	初回：5,000円 (2回目以降：8,000円）
秋葉原	AGAINメディカルクリニック	20,000円～

東京でザガーロを処方してくれるクリニックについて見てきましたが、ここでそれぞれのクリニックで処方される治療薬について、料金相場や補足を表で確認しておきたいと思います。

ホームページでザガーロの処方を明記しているのはAGAスキンクリニックとウィルAGAクリニックだけです。

AGAヘアクリニックではザガーロの有効成分であるデュタステリドを配合したAGA治療薬を処方しています。

また新宿メディカルケアクリニックも治療メニューから想定すると、おそらくザガーロ、もしくはザガーロの有効成分であるデュタステリドを配合したAGA治療薬を処方しているものと思われます。

AGAINメディカルクリニックでは基本的にオリジナルの治療薬を用いてAGA治療をおこなっています。

他の院より治療費が高いと思われるかも知れませんが、AGAINメディカルクリニックでは他の治療院よりも短期間でAGA治療完了を目指しています。

東京でザガーロを処方してくれるのは、厳密にいうとAGAスキンクリニックとウィルAGAクリニックだけですが、その他のクリニックでもザガーロと似たAGA治療薬を用いたり、オリジナルの治療薬を用いたりすることで、発毛効果の促進を図っています。

まずは無料カウンセリングを受け、自分に合ったクリニックを選ぶとよいでしょう。