多くの男性を悩ませる男性型脱毛症(AGA)は、フィナステリドによって治療をすることが望ましいとされています。
まずは、フィナステリドによって男性型脱毛症の根本の原因を解消させることが大切です。
ここでは、フィナステリドの効果や副作用についてご紹介します。
■まとめ
フィナステリドとは、男性ホルモンの働きを抑える薬の一種です。
ノコギリヤシのエキスを化学合成して作られる成分で、従来は前立腺肥大症の治療薬として使用されていました。
現代では、男性型脱毛症の治療薬として様々なクリニックで処方されています。
日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」によると、男性型脱毛症へのフィナステリドの服用の推奨度は最高ランクのAとなっています。
なぜ、フィナステリドの服用が男性型脱毛症に有効なのか、その理由をご紹介します。
男性型脱毛症は、男性ホルモンのテストステロンが、頭皮に存在する5αリダクターゼに結合することで作られるジヒドロテストステロンの影響を受けて発症します。
フィナステリドは、ジヒドロテストステロンを作るために必要不可欠な5αリダクターゼの働きを阻害することでジヒドロテストステロンを抑え、男性型脱毛症を改善させるのです。
フィナステリドには、内服薬と外用薬があり、内服薬が使用されることが一般的です。
内服薬の場合は、血流によって毛根へと成分が届き、5αリダクターゼを阻害します。
外用薬の場合は、頭皮から毛根へと成分が浸透することで、内服薬と同じ効果が現れます。
フィナステリドが含まれたシャンプーや育毛剤もあるので、自分に合ったものを選びましょう。
フィナステリドは、基本的にいつ飲んでも構いません。
食前や食後、起床時、就寝前などを問わずライフスタイルに合わせて服用を続けられます。
また、一般的な内服薬は水やお茶で飲むものですが、フィナステリドは他の飲み物でも飲むことができます。
喉さえ通ればフィナステリドだけで飲むことも可能です。
ただし、アルコールの摂取後2時間はフィナステリドを内服してはいけません。
就寝前にアルコールを飲む習慣がある場合は、起床時にフィナステリドを飲むことをおすすめします。
フィナステリドは個人差はありますが、6ヶ月以上服用し続けることで効果が現れることが期待できます。
それよりも前に飲むのをやめてしまうと効果が現れない可能性があるので、飲み忘れないように毎日決まった時間に飲むことをおすすめします。
服用量は、1日1mgまでとなっています。
フィナステリドが含まれた薬にはプロペシアがあり、0.2mgと1mgのものが処方されます。
多くの場合は0.2mgのものを処方され、1日1錠を飲むことになります。
医師の判断によって1mgまでの範囲内で増やすことができますが、自己判断で服用してはいけません。
AGAスキンクリニックでは地域最安値を目指して初回3,400円からフィナステリド配合ジェネリック医薬品「ファイザー」の処方を行っております! また他の一般治療薬も初回限定で大幅に安くなっているのでチェックしてみてください!
ここで、「一般治療薬」という書き方をしましたがAGAスキンクリニックにはこれとは別に「Rebirtd」という特別な治療薬があります。
これはAGAスキンクリニックが独自配合して作り出されたもので、フィナステリドとミノキシジルを主成分に髪に栄養を与えてくれるアミノ酸などのビタミンをバランスよく配合したオリジナル発毛薬です。
また、焼成カルシウムとドロマイトの特許成分を使用することで、発毛に必要な有効成分を身体に吸収しやすくなっています。
フィナステリドが薄毛の原因である5αリダクターゼの働きをブロックして、ジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑制し、AGAの改善をしていきます。
またミノキシジルが血管を拡張させて血流を増加させることで、髪の成長に必要な栄養分をより多く直接毛母細胞の毛乳頭に届けることができ、それが毛根の発毛力を高め髪の成長を早めてくれます!
フィナステリドには、性欲減退や勃起不全、肝機能障害などの副作用があります。
ただし、データの上では副作用の発症率は低いので特に心配はいらないでしょう。
フィナステリドを飲むと勃起不全になるということはよく言われることであるため、強く心配しすぎることによって、心因性の勃起不全になってしまうことがあります。
もし、フィナステリドの副作用と思われる症状が現れた場合には、使用を中止するなど対処が必要になるので、自己判断せずに服用をひとまず中断しましょう。
フィナステリドを使用する際には、副作用だけではなく様々なことに注意が必要です。
フィナステリドの効果が現れているのは、血液中に成分が存在しているときだけです。
フィナステリドが身体の中に存在しない状態が続くと、再び5αリダクターゼによってジヒドロテストステロンが生産されてしまいます。
そのため、1日の上限を守ったうえで飲み続ける必要があるのです。
また、薄毛が改善したからと言ってフィナステリドの服用をやめると、再び男性型脱毛症が進行を始めます。
そのため、薄毛を抑えたい間は服用を続ける必要があります。
常にフィナステリドが身体の中にあるということは、献血ができないということです。
献血する場合には、フィナステリドの使用を中止してから1ヶ月は待機しなければなりません。
また、妊娠中や授乳中の女性がフィナステリドを服用すると、男性の胎児の男性器の発育に悪影響を及ぼす恐れがあります。
20歳未満の人への臨床試験は行われていないため、未成年はフィナステリドを使用できません。
誤って妊娠中や授乳中の女性、未成年がフィナステリドを服用することがないように、薬の保管場所を区別しておくことをおすすめします。
フィナステリドを手に入れようとする際には、コピー品に十分注意しましょう。
後発医薬品のジェネリック医薬品はフィナステリドと同等の薬なので心配いりませんが、プロペシアの名称でコピー品が販売されています。
見た目では区別がつかないため、必ずクリニックで処方してもらいましょう。
インターネットを通じて個人輸入することで、粗悪品をつかまされる可能性があります。
対応地域 | クリニック名 | 費用/月 |
---|---|---|
全国50院以上 | AGAスキンクリニック | 6,000円〜 3,400円※〜 |
東京 | 新宿AGAメディカルケアクリニック | 3,300円〜 |
大阪 | 脇坂クリニック | 6,000円〜 |
遠隔診療 | AGAヘアクリニック | 5,500円〜 |
※初回価格
クリニック名 | カウンセリング | 初診料 | 血液 検査 |
合計 |
---|---|---|---|---|
AGAスキンクリニック | 0円 | 5,000円 初回無料 |
20,000円 初回無料 |
25,000円 無料 |
新宿AGAメディカルケアクリニック | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
脇坂クリニック | 0円 | 5,000円 | 5,000 | 10,000円 |
AGAヘアクリニック | 0円 | 0円 | 3,000円 | 3,000円 |
※AGAスキンクリニックは、再診料も無料。
フィナステリドと育毛剤は併用しても問題ありません。
ただし、フィナステリドが配合されている育毛剤は併用できません。
これは、内服したフィナステリドと外用したフィナステリドが合わさることで、1日の上限を超えてしまう可能性があるためです。
育毛剤を使う際には、必ずフィナステリドが配合されていないものを選びましょう。
また、チャップアップやイクオスといった医薬部外品との併用は問題ありません。
これらの育毛剤は、成分が血液中に流れ込み、内服薬と同等の効果を発揮するといったものではないので、フィナステリドと併用しても特に心配はないのです。
育毛剤は気休め程度のものという意見もありますが、フィナステリドで男性型脱毛症の根本の原因を抑えつつ、育毛剤で頭皮環境を整えることで、より高い効果が期待できます。
同様に、育毛シャンプーとの併用も問題ないでしょう。
育毛シャンプーは頭皮の汚れを落としたり炎症を抑えたりする成分によって、健やかな頭皮環境を作るものです。
そのため、フィナステリドの作用を阻害したり、増強させて身体に異常を起こしたりする心配はありません。
男性型脱毛症の治療薬として使用されるミノキシジルをフィナステリドと一緒に飲むのがおすすめです。
ミノキシジルは、フィナステリドと同じくガイドラインにおいて推奨度がAとなっている治療薬で、血管を拡張させることによってもう乳糖細胞への栄養の供給を高める働きがあります。
また、毛母細胞を活性化させたり成長因子の生産を促したりすることで、発毛を促進させます。
その他、一定期間で自ら壊れるという細胞のリミッターを抑制することにより、髪の成長期を引き延ばして発毛を促すこともできるのです。
ミノキシジルの内服薬は、日本では認可を受けていません。
海外輸入品かクリニックで処方してもらうことになります。
フィナステリドと同じく粗悪品をつかまされる心配があるので、必ずクリニックで処方してもらいましょう。
また、その際にはフィナステリドと併用したいことを伝え、自分に合った容量を処方してもらうことが大切です。
1日2回1mlを脱毛部に塗るミノキシジルの外用薬もあります。
フィナステリドとの併用が不安であったり入手が難しかったりする場合には、外用薬を使いましょう。
クリニック名 | 対応地域 | 費用/月 |
---|---|---|
AGAスキンクリニック | 全国50院以上 | 14,000円~※ |
AGAヘアクリニック | 自宅診療 | 10,000円 |
※オリジナル発毛薬(ミノキシジル,フィナステリド,サプリ等含む)
男性型脱毛症の根本の原因はジヒドロテストステロンですが、発症には生活習慣や頭皮環境など様々なことが関与しているといわれています。
そのため、薬を飲むだけでは十分に症状を改善できない可能性があります。
次のようなことに注意しましょう。
髪の成長には様々な栄養が必要なので、肉ばかり、野菜ばかり食べているような食生活は育毛に悪影響を及ぼします。
また、頭皮環境を悪くする原因にもなります。
特に、脂質が多い動物性食品ばかり摂っていると、血流の低下によって十分な栄養が髪に届かなくなったり、皮膚が老廃物を排出できなくなったりします。
栄養バランスを考慮して、献立を考えることをおすすめします。
タバコに含まれるニコチンとタールには、血管を収縮させて頭皮への栄養の供給を阻害する働きがあります。
そのため、薄毛が気になる場合はできるだけ喫煙を控えた方がよいと言えます。
髪の成長に必要な酸素と栄養をしっかり頭皮へと供給するために、有酸素運動で血流を促しましょう。
また、発汗によって血液中の過剰な活性型男性ホルモンの排出を促し、抜け毛予防に繋がるとされています。
良質な睡眠を摂ることで、新陳代謝が促されます。
逆に、睡眠不足は育毛に悪影響を及ぼします。
特に、22~2時の間に寝ていると良いとされているので、早めに床につくように習慣づけましょう。
ここでは、男性型脱毛症の治療薬であるフィナステリドについてご紹介しました。
フィナステリドは、男性型脱毛症に悩む場合にぜひ使って欲しい薬です。
多くのクリニックで処方しているので、敷居は低いと言えるでしょう。
育毛剤や育毛シャンプーなどだけでは十分な改善は期待できません。
フィナステリドについて重要なポイントをまとめたので参考にしてくださいね。
誤って飲むことがないように、他の薬とは別の場所に保管しましょう。
また、フィナステリドの服用だけではなく、良質な睡眠や適度な運動、喫煙を控える、栄養バランスのとれた食事を摂るといった対策も同時に行うことをおすすめします。
途中で服用をやめると効果が失われるので、根気よく続けて薄毛の悩みを解消させてくださいね。