【医師監修】知らないと怖いAGA治療薬の副作用と抑え方
今日、AGA治療薬は様々なものがあります。
例えば、薄毛の進行を抑えるプロペシアや発毛を促進するミノキシジル。
どちらも薄毛対策としてとても有効な薬です。
しかし、薬は効き目がある分、副作用が出ることもあります。
治療薬にどんな副作用があるのかというリスクを事前にしっておくことでうまく薬と付き合っていくことができるでしょう。
この記事では、AGA治療薬の副作用とそのリスクについてみていきたいと思います。
AGAは主に男性に生じる症状で、日本においてもAGAという脱毛症の認識は広まっていますが、まだ完全に浸透していないところもあるため男性型脱毛症とも呼ばれています。
薄毛や脱毛に関すること全てがAGAに当てはまるわけではないですが、日本の成人男性の約30%が薄毛であり、その大半がAGAだといわれています。
AGAかそうでないかわからない場合でも、洗髪時や枕についた抜け毛の量が増えているときには、まずAGA専門の病院で無料カウンセリングを受けてみると良いでしょう。
AGA治療には、主に下記の治療薬を用います。
フィナステリドという成分を中心に配合され、AGAの進行(抜け毛の進行)を抑えるために使われる内服薬です。
対応地域 | クリニック名 | 費用/月 |
---|---|---|
全国展開 | AGAスキンクリニック | 7,000円 4,200円※ |
東京 | 新宿AGAメディカルケアクリニック | 3,300円 |
大阪 | 脇坂クリニック | 7,000円 |
遠隔診療 | AGAヘアクリニック | 5,500円 |
※ジェネリック医薬品(プロペシアと同様の成分)の場合:【初回】3,400円
髪を生えやすくするために使われる薬です。
内服薬と外用薬(塗り薬)があり、市販で変える外用薬(発毛剤)としてリアップが有名です。
多くのクリニックでミノキシジルの成分量を変え、発毛薬として処方されます 。
対応地域 | クリニック名 | 費用/月 |
---|---|---|
全国展開 | AGAスキンクリニック | 14,000円~※ |
東京 | 新宿メディカルクリニック | 5,500円〜 |
遠隔診療 | AGAヘアクリニック | 10,000円 |
※オリジナル発毛薬(ミノキシジル,フィナステリド,サプリ等含む)
●ザガーロ
デュタステリドという成分を中心に配合された内服薬で、プロペシア同様、AGAの進行を抑えるために処方されます。
対応地域 | クリニック名 | 費用/月 |
---|---|---|
全国展開 | AGAスキンクリニック | 8,200円 4,800円※ |
東京 | 新宿メディカルクリニック | 9,800円 |
大阪 | 脇坂クリニック | 9,500円 |
遠隔診療 | AGAヘアクリニック | 8,000円 |
※初回価格
毛髪を回復させる効果として、とても優秀なAGA治療薬なのですが、人によっては副作用を発症させてしまうこともあります。
しかし、副作用といっても、基本的に日常生活に及ぶまでの影響が出ることはありません。
ですが、中には肝機能の障害が出る場合もありますので、薬の取り扱いや使用する時には事前に血液検査などで肝機能が正常値であることを確認しておく配慮や注意が必要です。
ではAGAを治療していく上でどんなことに気を付ければいいのでしょうか。
※多くのクリニックでは、治療薬の処方の前に説明や、検査があります。
その際に気になることは医師に相談してみてください。
薬の副作用に関しては個人差がありますが、少なくともプロペシアの副作用で多いのは下記のような男性機能に関する症状です。
- 性欲減退
- 勃起不全
日常生活を送る上では特に問題とはなりませんが、症状が継続して起きている場合は、医師に服用や治療方法を相談するようにして下さい。
また、稀に肝機能の障害を引き起こすこともありますので、たとえ血液検査結果で問題がなかった場合でも服用中に体の異常を感じたら、必ずすぐに処方してもらった病院やクリニックへ相談してください。
どの症状も確率でみると危険性は低いですが、服用中に体の異常を感じた場合はすぐに、医療機関に相談するようにしてください。
肝機能障害に関しては、医師が服用する前の検査や問診時に処方できる人であるかどうか調べていますから、顔色や目の色を確認したり血液検査などで数値を調べたり問診などにおいては家族関係で肝機能に問題があった人の有無を聞いたりすることもあります。
身体的・体調面で問題ないと医師が診断したときに処方されていますので大きなトラブルになることは少ないです。
不安のある人は、肝機能について症状に詳しいAGAクリニックの医師に相談して治療を進める方が良いでしょう。
肝機能が弱い人でも、医師の判断により服用経過を随時確認しながら進めていく場合もありますので、AGA治療薬を処方する場合もあります。
肝機能に問題があれば処方されないこともありますが、肝機能に問題がある全ての人が処方されないわけでもありません。
日常生活の体調面においても、夏場の暑い季節や仕事での疲労が重なると肝機能が弱まることがありますので、服用中に副作用の症状が現れる場合もありますから体調面には十分注意しながら服用することも必要です。
プロペシアは取り扱い注意として女性と子供には悪影響を及ぼす可能性があるので、夫婦で子供を作ろうとしている時期等は医師に相談してください。
また、下記の項目に当てはまる人には原則としてプロペシアは処方されません。
AGAを処方された本人以外は絶対に取り扱わないように注意して下さい。
- 女性
- 子供(20歳未満の男性)
- 肝機能に異常が認められた人
※プロペシアと妊活 実際に「プロペシア」を発売してから10年以上経過し、服用している男性が子作りをして母胎や男児胎児に影響があったとする報告はありません。
対応地域 | クリニック名 | 費用/月 |
---|---|---|
全国50院以上 | AGAスキンクリニック | 6,000円〜 3,400円※〜 |
東京 | 新宿AGAメディカルケアクリニック | 3,300円〜 |
大阪 | 脇坂クリニック | 6,000円〜 |
遠隔診療 | AGAヘアクリニック | 5,500円〜 |
※初回価格
クリニック名 | カウンセリング | 初診料 | 血液 検査 |
合計 |
---|---|---|---|---|
AGAスキンクリニック | 0円 | 5,000円 初回無料 |
20,000円 初回無料 |
25,000円 無料 |
新宿AGAメディカルケアクリニック | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
脇坂クリニック | 0円 | 5,000円 | 5,000 | 10,000円 |
AGAヘアクリニック | 0円 | 0円 | 3,000円 | 3,000円 |
※AGAスキンクリニックは、再診料も無料。
*AGA医師によると1ヶ月以上休薬期間を設けていればプロペシアの成分は0になるという結果も出ています。
AGA医療薬「プロペシア」にはその他にも注意する点があります。
「プロペシア」を服用している期間中は「輸血や献血」はできません。
血液中に「プロペシアの成分が入っている」ためで、女性や子供に使用される恐れもあるので服用中の「輸血・献血」は禁止するよう求められています。
服用を止めてから1ヵ月以上間隔を空けておく必要がありますので、あわせて覚えておくと良いでしょう。
実際、AGA治療薬を服用している人の中には、精力減退や勃起機能など副作用の症状までは起きなくても、前よりも「性欲がなくなった」と言う人もいます。
また、子供を授かることを最優先と計画を立てるのであれば、治療を中断することも考慮した方がいい場合もあります。
<プロペシアの副作用について>
✔性欲減退などの副作用があるが、発症率はごくわずか。
✔女性・子供は服用はもちろん触ることも危険。
✔子供を作ることを考えている方、輸血献血を考えている方は注意!
AGA治療薬の代表的な存在はプロペシア以外に、主に発毛剤として使用されるミノキシジルという治療薬があります。
ミノキシジルは外用薬と内服薬の2つに分けられております。
本来、ミノキシジルという名称は成分の名前ですが、成分そのものを薬名として販売されているものが多いです。
ミノキシジルは、作用の一つとして毛母細胞を増殖させることができる仕組みですが、プロペシアのような根本的な抜け毛を防止する効果はありません。
ミノキシジルは、塗布や服用をやめれば以前の毛髪サイクルへと戻りますので抜け毛が再び始まります。
つまり、発毛効果はあっても抜け毛の異常がある場合は他の治療薬やAGA治療薬を使用する必要がありますから「ミノキシジルだけでは回復できない」ので治療薬の認識は間違えないようにしましょう。
外用薬としては、「ロゲイン」や「リアップ」などが有名です。
内服薬として処方されるミノキシジルタブレットは、AGAの進行度が進んでいる人や薄毛の範囲が広い人に「プロペシア」と併用して処方することもあります。
ミノキシジルタブレットはそもそも血圧を下げる為に処方されていた薬でもあるため、処方される人には条件をクリアする必要があります。
ですので、下記の症状を起こしている人には基本的に処方されません。
- 低血圧症や貧血がひどい人
- 心臓機能に問題を起こしている人
*医師の判断で経過を見ながら処方する場合もありますから、肝機能と同じように全ての人が処方されないというわけではありません。
ミノキシジルタブレット内服薬は、国からの認可を受けた薬ではありませんが、「医師の責任の元であれば処方しても良い薬」になっています。
つまり、ミノキシジルタブレットも処方される前には医師の診断が必要になるのです。
参考資料:「間違いだらけの薄毛対策」 麻生 泰 P104
参考資料:「薄毛治療の新常識」 麻生 泰 P118~120
そんなミノキシジルですが、外用薬と内服薬ではどのような副作用の違いがあるでしょうか、見ていきたいと思います。
外用薬は直接頭皮に塗り込むため、カユミやかぶれを起こすことがあります。
頭皮が弱い人が塗布したり頭皮にデキモノや湿疹がある時に使用したりするときは注意しましょう。
発毛剤の刺激成分やミノキシジルの成分が頭皮に影響を与えるために起こります。
稀に、外用薬が体内に異常を起こすことがあるようですが、外用薬は直接頭皮に塗るタイプなので、カユミやかぶれ・赤みの症状以外の多毛症などの副作用はない外です。
また、ニキビや肌荒れを起こした人はミノキシジルが肌についたことで起こる場合が多く、塗布する部位以外の肌に触れるとニキビやカユミ・肌荒れの原因になることがあります。
内服薬を服用していると体中の毛母細胞に発毛を促進する作用がありますので体中の毛を濃くしたり発毛させたりする多毛症を起こすことがあります。
肌や頭皮に異常を感じた時は、専門の医師の指示を仰ぐなどして、取り扱いには十分注意しましょう。
<ミノキシジルの副作用について>
✔内服薬:多毛症の症状が出る等、副作用があるが、高いの効果の裏返しとも言える。
✔外用薬:かゆみやかぶれが起きることがあるので、頭皮のケアは入念に。
◎異常を感じた時は医師の指示を仰ぐことが重要!
ここまで、AGA治療の代表的な薬「プロペシア」、「ミノキシジル」を見てきましたが、もう一つ「ザガーロ」というAGA治療薬があります。
デュタステリドという成分を中心に配合された内服薬で、プロペシア同様、AGAの進行を抑えるために処方されます 。
対応地域 | クリニック名 | 費用/月 |
---|---|---|
全国展開 | AGAスキンクリニック | 8,200円 4,800円※ |
東京 | 新宿メディカルクリニック | 9,800円 |
大阪 | 脇坂クリニック | 9,500円 |
遠隔診療 | AGAヘアクリニック | 8,000円 |
※初回価格
フィナステリド(プロペシアの主成分)と同様に、抜け毛を抑える効果がある成分ですが、 デュタステリドはフィナステリドよりもその効果が高いとされ、注目を集めています。
副作用としては、フィナステリドが主成分のプロペシアと同様です。
日本におけるザガーロの取り扱いは、イギリスに本社を置く製薬会社グラクソスミスクライン社が製造しているAGA薬を国が認可し、2016年6月から製造、販売を開始したAGA治療薬です。
発毛効果はプロペシアの効果である5αリダクターゼⅡ型だけの効果よりも、5αリダクターゼⅠ型Ⅱ型両方の還元酵素を抑える働きがあるため、AGAの進行を止める働きや回復力をさらに良くする治療薬として注目されています。
実はこのザガーロの凄いところは、その効果がプロペシアの3倍と言われているところです。
プロペシアを長期間服用して効果が薄いと感じた人は、是非、試してほしいAGA治療薬がザガーロです。
薬の配合量には0.1mgと0.5mgの2種類がAGAの進行段階により処方されているようですが、特に問題がない場合0.5mgを処方される方が多い治療薬です。
5αリダクターゼⅠ型Ⅱ型両方の還元酵素に阻害効果が認められるため、プロペシアでの効果が薄かった人がザガーロへ変更したことで発毛力が回復した例も多いAGA治療薬でもあります。
年齢やAGAの進行度によって処方される治療薬でもありますが、医師の判断によっては初期段階でも処方されることがある治療薬です。
- 性欲減退
- 勃起不全
プロペシアと同じような副作用が見受けられますが、プロペシアより副作用の出現頻度は高いことが分かっています。
ですが、副作用の程度が強くなるわけではないので、まずは服用してみて副作用がある場合にはフィナステリドへの変更などを考慮するという使い方をしている病院もあります。
輸血・献血などを行う場合、休薬期間は、プロペシアが1ヶ月以上に対しザガーロは6ヵ月以上の期間をあけなければいけないほど成分が残りやすいことです。
取り扱いや服用については、プロペシア以上に効果を現すことから注意することが求められる治療薬でもあります。
<ザガーロの副作用について>
✔プロペシアに比べ、効果が高い。
✔プロペシアと同様の副作用がある
副作用の発症率はプロペシアよりわずかに高まる。
また、プロペシア、ミノキシジルやザガーロ以外にもAGA治療薬には、ジェネリック医薬品があります。
現在、日本でもジェネリック薬であるAGA治療薬を処方するクリニックは多くなってきています。
プロペシアのジェネリック医薬品ではファイザーやフィナロ、フィンペシアなど、いろいろとありますが病院・医院・クリニックの医師によっては取り扱わないところもありますので、相談や問い合わせをした時に聞いてみると良いでしょう。
※ザガーロは日本での販売が2016年6月からと日が浅いため、ジェネリック薬を取り扱う病院・クリニックはありません 。
地域 | クリニック名 | 費用 |
---|---|---|
全国展開 | AGAスキンクリニック | 3,400円(初回限定) |
AGA治療は長期戦になることが多いため、医師の信頼性の高さや通いやすさなども非常に重要です。
比較する一つには医師自らAGA治療を行っているクリニックや回復実績が多いクリニック・病院などもありますから、複数のクリニックや病院の無料カウンセリングを受けて確認してみるのも手かもしれません。
自分では「どうも判断できない」という方におすすめの病院をご紹介します。
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