増毛とはなにか、ご存知ですか？薄毛や脱毛に対するアプローチとしては、「増毛」・「育毛」・「植毛」など、様々な言葉がありますよね。

でも、違いを説明するのって意外とむずかしいのではないでしょうか。

「増毛」は、毛を増やす＝毛が増えたように見せる、というアプローチになります。

自分の髪の毛や頭皮に対し、根本的な解決をするというものではありません。

その代わりメスを使用するような大きな手術とは違い、手間も費用もはじめての人がトライしやすいと言われ、手軽に自然な仕上がりに見せることが可能です。

しかし本当にトータルで見た時、費用は安く済むのでしょうか？

植毛は、根本的な解決をする方法です。

自身の髪の毛を、田植えをするように薄毛になっている頭皮の毛穴に植え付けます。

一度その毛穴に定着した髪の毛は半永久的にまるで自分の髪の毛のように育ちます。

そのため、抜けてもまた生えてきます。

一方、増毛というのは対処療法であり根本的な解決にはなりません。

今生えている髪の毛に髪の毛を結んだり接着して、少なく見える髪の毛のボリュームを増やすという方法です。

くっつけられた元の髪の毛がもし抜けてしまったらそこで増毛した毛とはサヨナラしなければいけません。

その代わり価格は比較的安く、時間とダウンタイムなく気軽に行う事が可能です。

女性のエクステンションや自然なかつら・ウィッグのようなイメージだとわかりやすいかもしれませんね。

ちょっとだけ薄毛が進行してきたけど、植毛というほど大掛かりに医療行為を受けるのは気が重い、かといってカツラは不快で嫌だ、または、お金に余裕がない、CMで見た増毛を短期間試して髪が増えた気分を味わってみたい。

なんて人は、気軽に髪の毛を増やせる増毛にトライしてみる価値はあるでしょう。

髪の毛が全体的に薄い、部分的に薄いタイプのボリュームアップを求めるタイプに向いています。

性格的には、そこまで薄毛に深刻ではない人、一度に大きな出費をするのは嫌だという人、月々メンテナンスに時間と手間がかかるのは大丈夫と思える人、現状維持ができれば満足という人、などが向いているでしょう。

セルフメンテナンスで使用する増毛パウダーなどは毎朝使用しなければいけないので、その都度自分の薄毛を意識しなければいけませんし、朝の貴重な時間もとられます。

かといってサロンで増毛をするとしても、メンテナンスに１～２ヶ月に１度は増毛サロンに訪れなくてはいけません。

そのためどんな増毛であっても費用と時間は必要になってきます。

ですから、マメな人に向いていると言えるかもしれませんね。

ボリュームを増やす方法のため、無毛の部分に髪の毛を増やしたいタイプには向きません。

性格的には、髪の毛に深刻な悩みを抱えていて髪の毛が一本抜ける度に悲しくなってしまうような人や、定期的に増毛サロンに通うお金や手間が惜しく面倒くさがり、といった人にはあまり向かないでしょう。

増毛サロンになめ通わなければいけないかというと、私達の髪の毛は1ヶ月で1センチメートルほど伸びますが、髪の毛が伸びてしまうと、根本にくっついている増毛した髪の毛も1センチ頭皮から浮いた状態になるのです。

そうなると、外から見て不自然に見えてしまいます。

増毛と一口で言っても、ふりかけのように頭に毎朝髪の毛にかけて増毛する方法や、毛のない部分にシート状に貼り付けるものなどのセルフでメンテナンスできるものもあります。

しかし多くの増毛商品は時代の流れによって、手軽さだけでなくより自然な見せ方が求められているため、素材などがデリケートで取扱が難しいものが多いのです。

それにより商品メンテナンスに技術と時間が必要になり、現在は増毛サロンで行う増毛法が主流となってきました。

ではこれから、今メインで行われている、3つの種類の増毛法をご紹介しましょう。

編み込み式増毛法を行っているのは、増毛サロンのスヴェンソンが有名です。

そのため、スヴェンソン式増毛法とも呼ばれます。

キャッチコピーは「生活実践力のある増毛」です。

方法としては、今生えている自分の髪の毛に糸を編み込み、土台を作ります。

そこに人口毛に編み込んでいくというやり方です。

一度この方法で増毛をしたら、髪が伸びてくるまでの1～2ヶ月は、普段通りの生活ができます。

シャンプー・スポーツ等で水濡れや汗をかいても通気性がよく快適で、耐久性があります。

そのため、増毛前と変わらず、髪の毛を意識することなく生活をすることが可能です。

まず、自然でバレづらいことがあげられます。

短い髪の毛や、生え際がよく見えるようなヘアスタイルをしている人でも自然に見せることが可能です。

他には快適さがメリットと言われているので、スポーツや温泉などを楽しみたい人、頭皮に汗をかきやすい人などはこちらはとても良いでしょう。

通気性の良い土台のおかげで蒸れやかぶれ等が少なく、肌トラブルの発生しづらい面は長期使用に向いています。

そして、カツラのように着脱する必要がなく、２４時間つけっぱなしで自毛のように扱うことができるのも良い点ですね。

そして、価格が月額だと比較的低価格であることがあげられます。

メンテナンス料に思った以上の費用がかかってしまうということも多いのですが、メンテナンス・トラブル時の料金込であれば、予想以上に次々とお金が出て行く…といった事態は避けられるでしょう。

費用が最後に技術的な面で、結毛式脱毛法のように1本の自毛に多くの髪の毛をつけると自毛と頭皮に負担がかかってしまうということがありますが、糸を使用したことで力を分散し、その部分を改善しているので、自毛・頭皮にかかる負担が少ないという良さがあります。

更にその結果、髪が伸びてきてもずれたりゆがんだりしづらいところも良い点ですね。

この増毛法にはデメリットもあり１つめは、まったく髪がない状態など、薄毛の状態によっては増毛が難しい箇所もあること。

２つ目は、一ヶ月ほどたつと根本が伸びてきて、不自然になるため一ヶ月に一度通わなければいけないという、経済的な面です。

そのため多くの増毛サロンは月額・定額制コースを提案しています。

３つ目は、土台からやり直すためメンテナンスにはかなり時間がかかる、時間的な面があげられます。

４つ目は、この増毛法特有の洗髪方法があるため、それを覚える必要があることがあげられます。

目安として、年間契約でフルサポートだとサロンによって幅がありますが、1年目は35～90万円ほどになるようです。

初期費用が10万円ほどかかり、月額で2～5万円というのがメインですが、サロンによって、プラス修理費メンテナンス費用がかかってくるところもあるようです。

多くの場合、継続2年目からは10万円程度割引になるところもあります。

初期費用は少々かかるものの、継続して月額制のお値段だと生活に取り入れやすいため、一大決心をする必要がないですよね。

少し高い美容室と思って誰でもこまめに続けられそうなところがメリットです。

スポーツが好きなアクティブなタイプで、カツラのようにとれてしまったら困るというタイプにはぴったりでしょう。

そしてパーマやカラーなどもできるため、髪の毛のおしゃれを楽しみたいファッショナブルなタイプにぴったりです。

髪の毛の状態としては、頭頂部の薄毛、額の生え際が退行してきたタイプ、全体的に毛が薄くなってきた、というタイプに向いています。

1ヶ月に1度のメンテナンスには数時間単位で時間がとられるため、毎月メンテナンス費用と時間に余裕を持てる生活スタイルの人なら、問題なく続けることができそうですね。

結毛式（けつもうしき）増毛法は「増毛といったら結毛式」と言われるほど、大変人気で高いシェア率を誇る増毛方法です。

増毛方法としては編み込み式増毛法によく似ていますが、もっとシンプルな方法になります。

生えている自分の髪の毛の根元部分に数本の人工毛を結びつけ、シンプルにボリュームを増やすやり方です。

こちらも編み込み式増毛法と同じように、頭皮を傷つけるおそれのある刃や針などを必要とせず、手作業で行います。

1本の髪の毛に多くて５～６本結びつけることも可能なため、確実なボリュームアップが狙えます。

編み込み式と違うのは、増やす部分を選択することが可能なこと。

そして、髪の伸びるスピードに合わせて少しづつ増毛するということが可能なことです。

そのため、ある日突然ボリュームがアップで大変身！というのが嫌だという人には、よりナチュラルに周りに気づかれないよう段階的に増やしていくということが可能なのです。

またこの増毛法は、毛の量にボリュームのムラが起こりづらく、均一的にボリュームアップが見込めることも上げられます。

また編み込み式と同様に通気性が良いことから、頭皮に蒸れやかぶれなどのトラブルが起こりづらいこと、外部から風などの衝撃に強く丈夫なので、スポーツにも向いていることがあげられます。

デメリットの1つ目に、髪の毛1本に5～6本の多くの髪の毛を結びつけた場合、元になる髪の毛と頭皮に大きな負担がかかります。

2つ目、編み込み式のように土台をしっかりと糸で固定していないために、自毛の成長につれて徐々にズレが生じてくることがあります。

3つ目は編み込み式同様、元の自毛の本数や場所によってはボリュームアップに限りがあることと、１～３ヶ月で減ってくることと言えるでしょう。

月に大体、1万2000円～4万円程度のメンテナンス費用がかかると言われます。

年間で見ると、合計で15万円～50万円ほど見込んでおくのが安心かもしれません。

増毛は毎日つけるものであるからこそ重大ではないもののトラブルが起こりやすく、衝撃によって大量に抜けてしまったなどのトラブル時もちょこちょことあると費用もかさみます。

一度増毛して終わりというわけではないからこそ、可能であればメンテナンスやフォロー体制のきちんとしているサロンだと、思いがけない出費は減り最終的にトータル費用が安くなりますよ。

増やす部分が選択できるため、編み込み式よりも幅広い薄毛に対応します。

そのためこちらもヘアスタイルのおしゃれを楽しみたい人に向いています。

そしてスポーツが好きな人や、汗っかきで頭皮の蒸れなどが苦手なタイプにも良いでしょう。

あとは頭皮への負担と、自分の髪の毛の成長につれて、結合部分のずれが起こることをそこまで気にしないおおらかな人に良い方法といえるでしょう。

他の増毛法とは全く違うタイプの増毛法です。

実は編み込み式増毛法、結毛式増毛法よりも歴史の長い増毛法なのです。

別名「シート式増毛法」という名前で呼ばれることもあります。

こちらは、すでに人工毛が植えつけられたシートを頭皮の薄毛部分に貼り付け、薄毛を解消します。

広告では、ペタッと手の甲にシートを貼り付け、毛を引っ張ってもはがれない衝撃的な絵面で、この増毛法を知った人も多いのではないでしょうか。

多くの場合、極薄の半透明シートが使われていて、外から見ると自毛かそうでないかの判断がつかないほど、自然な見た目になります。

他の増毛法に比べ、シートを貼り付けるだけというシンプルな仕組みのため、時間が他の増毛法よりもかかりません。

また、他の方法では増毛は基本自毛ありきでボリュームアップが可能という前提がありますが、接着式増毛法は無毛部分への増毛アプローチが可能です。

費用面では、一部の無毛部分だけに対する増毛であれば、他の増毛法よりも低価格であることがあげられます。

ピンポイント増毛を考えている人にはベストな選択肢になりうるでしょう。

そして接着式とはいえ、頭皮に強く接着していて簡単にははずれないため、こちらもスポーツやシャンプーでの洗髪にも耐えることができます。

中には、肌に直接素材を貼り長期間過ごすことに頭皮への悪影響を心配する方もいますが、以前は蒸れやかぶれなどのトラブルがあったものの、現在は技術が進化してきています。

そのため、接着においての皮膚トラブルはほぼ心配ないと思って良いでしょう。

デメリットの1つ目に、接着面に髪の毛が生えていると接着できないため、剃る必要性が出てくる点。

そうなると、毛が生えてきた際接着部分を押し上げるので、他の増毛法と同じようにある程度の頻度でメンテナンスのためサロンへ行く必要がでてきます。

そして2つ目は、部分的人口毛を貼り付けるので自分の髪の毛との差が出てしまい、他の増毛法より不自然になることもあるということです。

しかし最近はかなり多くのバリエーションが登場し、髪色や毛質に合ったタイプが出てきているので、特別変わった毛質や色でなければそこまで心配いらないとも言われています。

3つ目はセルフ脱着式のもの以外は自分ではメンテナンスができないということです。

基本的にはサロンに行って接着剤で接着し、専用リムーバーで取り除くという作業を必要とします。

費用は他の増毛法に比べ、手間がかからない分ボリュームの割に他増毛法よりも安くなります。

M字ハゲ、円形脱毛症など、毛の全くない部分に局所的に生やしたい人に向いているので、ピンポイントの場合は価格が必然的に抑えられることも多いでしょう。

ウィッグのように、ファッション感覚でボリュームを増やせることが魅力です。

毛が薄くなってきた部分にというよりも、既にほぼ毛のない部分がありそこを部分的に改善したい人というにとって最適です。

またサロンでも行われている増毛法で唯一自分で着脱できる脱着タイプは、サロンに行く時間と費用を節約したいセルフメンテナンス派の人の人にぴったりです。

ただ、接着力が劣るため、サロンのものより劣化も早いので、注意が必要。

また、接着式増毛の通気性はカツラ・ウィッグの30倍と言われているので、こちらもスポーツなどが好きでアクティブな人にもぴったりです。

増毛は歴史が古く医療行為ではないため、植毛などに比べ小さな新規参戦クリニックが我先にと技術を競い合う業界というよりも、大手の老舗有名サロンがシェアを占めていることが特徴的です。

理由としては、口コミで広まりづらいデリケートな薄毛の話題だからこそ、目につきやすい広告や名の知れた大手の会社に人が集まりやすいことが挙げられます。

また特殊な素材やシート開発にもそれぞれ長年費やした研究により発見された技術であり、増毛名も独自のものであることが特徴です。

増毛のプロフェッショナルを極めた大手サロンだからこそ、多くの頭皮タイプにあった増毛を可能にしたのですね。

誰もが知っている増毛の老舗で、全国に約263店舗（2016年3月）のサロンを構えます。

増毛・ウィッグのプロフェッショナルでありメンズ・レディースどちらにも力を入れています。

男性にはMRP（マープ）ミ増毛法という結毛式と編み込み式増毛の中間をとった増毛法と、最新のV50という増毛法がメインになっていますが、シート式もオールマイティーに展開中です。

女性にはオーダーメイドウィッグ・増毛エクステを展開しています。

頭皮の状態の計測には、最先端テクノロジーを使用。

アートネイチャーは、一度に突然髪の毛が増えたと思われたくない人のために、段階的に髪の毛を自然とボリュームアップさせる施術を行っています。

また、サロンの施術者はきちんと半年以上の研修を受けカット検定に合格した人だけがスタッフとして働くことができること、またカウンセラーは接客のプロフェッショナルにこだわり、社会人経験を積んだ人のみが働いているので、アドバイスも的確に行えるというのが特徴的です。

「増毛スピード1時間1000本」と公開しています。

これもサロンスタッフの技術レベルの高さが保たれているからこそ言えることですね。

実は、アートネイチャーは料金はHP上に記載をしていません。

しかし、無料体験できるコースが豊富に用意されています。

カウンセリング・頭皮と髪の毛状態チェックはもちろん、ほとんどのメインコースで500本ほどの増毛の体験が可能です。

そのため、新規で料金を含め気になる部分の相談などにまずは悩み相談でカウンセリングを受けることを推奨しています。

料金を明示しないことに不安を覚える人もいるかもしれませんが、自分の希望に合った、コンプレックスを解消する増毛においてはプロフェッショナルに見せてチェックをしてもらって初めて知ることも多いはず。

常に乗り換えキャンペーンや1000本1万円キャンペーンなど、別のサロンで満足行かなかった人を取り入れる多くのオトクなキャンペーンを行ってもいるので、気になったら実際にサロンに行き体験を受けてみるのも良いかもしれません。

言わずと知れた老舗のサロン。

有名俳優を起用し大々的に広告を打っているのでインパクトは抜群です。

広告においては老舗の安心感というよりはファッショナブルな見せ方が多く、比較的若い層からの人気もあります。

アデランスは長い間カツラのイメージが強くありますが、今や増毛をはじめ育毛シャンプー、ヘアケア、発毛や育毛にも力を入れています。

近年アデランスヘアケア商品をメインとして、大々的に売り出しているのが特徴的。

アデランスの商品ラインナップはとても豊富。

育毛プログラムであるヘアリプロ、ヘアシーダ、増毛のバイタルEX・フリーダム・ピンポイントシリーズ、かつらやウィッグではヘアパーフェクト・ヘアクラブ・アデランスゴールド・HP-1・メンズアデランス・ヘアスキンなど。

多くの頭皮タイプやニーズに答えて、多種多様なヘアメニューを展開しています。

男性向けのみでなく、女性向けのレディスアデランスも大きく売り出しており、オーダーメイドウィッグを含め頭皮ケア等のメニューも豊富に展開しています。

アデランスは料金を公開しており、結毛式であるピンポイント増毛は6000本で75,600円から。

接着式増毛法は3000本で138,000円からです。

無料体験は増毛ではバイタルEX、フリーダム、ヘアパーフェクトレジェンド、ヘアパーフェクトシリーズ、アデランスピンポイント、ヘアプラストライ。

発毛・育毛のヘアシーダU、有料ではバイタルEXの1000本9600円コース、フリーダムにおいても行っています。

出典：https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/

スヴェンソンは患者の声から生まれた医療用ヘアウィッグの会社です。

抗がん剤治療で髪の毛が脱毛することによる精神的負担を減らすために開発されました。

定額月額制で月単位で増毛を始められることが大きな特徴となっており、メンテナンス費用を含めた完全保障制度を売りだしています。

実際に別サロンと比較してみると、別のサロンでは長期にわたる使用では予備製品・追加費用が大きくかかってきますが、長期で使用すればするほどお得とのこと。

男性向けの増毛では、ラインスタイルという編み込み式増毛法、マイヘアプラスという結毛式増毛法がメインで行われています。

スヴェンソンはオーダーメイドで、マンスリープラスという定額制増毛で契約も一ヶ月単位で受けることができます。

また契約期間中「完全保証」はスヴェンソンだけ。

予備製品・追加費用・消耗を気にせず使用が可能で、破損時などのトラブルに追加購入する必要がないことは予想外の出費を減らすことに繋がり、長い目で見て安心なプランです。

編み込み式・着脱式など豊富に商品を取り揃えており、月額9,400円～20,000円など、ニーズに合わせ対応してもらえます。

年間費用も目安も公開しており、初期費用10万円・月額20,000円・月額メンテナンス10,000円だと想定した場合、年間460,000と、大手他社の購入制だと約900,000円となりますが、半額以下です。

以上に紹介した増毛以外にも、選択肢はいくつか存在します。

おそらく薄毛が気になりだしてインターネットで軽く調べてみただけもかなり多くの薄毛解消方法が見つかるはず。

何が自分にいいのか・何が本当に効果的なのか、迷ってしまうのではないでしょうか。

ここでは植毛・AGA投薬治療・HERG治療・育毛シャンプーなどが増毛とどう違うのか、解説したいと思います。

後頭部などの自分の毛を薄毛部分に移植し生やす方法です。

植毛も増毛と同じように有名な薄毛治療法ですが、医療行為である外科的治療方法であるため、もし植毛を受けるとなると医師の診察・手術が必要になります。

増毛は継続して行うことで「毛が増えて見せる」対処療法のため根本解決にはなりませんが、植毛は根治療法で一度植えた毛は地毛と同じように育ち、一生抜け生えを繰り返します。

医療と聞くと「そんな大掛かりな…」と二の足を踏んでしまうかもしれませんが、長きに渡り医療行為として多くの国から認定されている治療法なので、確実な効果が期待できます。

植毛方法やクリニックにもよりますが、一度で8割程度の定着が期待できると言われています。

医療行為なものの、保険の降りない治療のため金額は増毛よりも高額です。

M字のみだけなら30～40万円程度で済むこともありますし、全体であれば100万円を超えることもあります。

しかし、その分初期投資のみで済み、メンテナンス費用や後からかかってくる費用はありません。

初期費用は高額ですが本当に根本から薄毛改善したい人や、一生地毛で生活したいと思う人にとって、長期的にメンテナンスし続けることを考えると費用対効果は高い治療でしょう。

AGA投薬治療も、まずクリニックで医師の診察を受ける必要があります。

脱毛・薄毛の原因となる男性ホルモンの一種と一部の酵素が結合することにより起こる男性型脱毛症に対し、現在最も脱毛・薄毛に有効な治療法のひとつです。

実験では薄毛進行の割合が激減するなど、多くの人に効果は出ることは明らかになっているものの、副作用で勃起不全などが起こるリスクが指摘されています。

そのため、治療を途中でやめてしまう人も多いことが課題となっています。

植毛は外科的治療方法ですが、AGAに使われるプロペシア内服薬での治療も同程度に結果を出しています。

1日1回、6ヶ月以上の服用をすることで効果が感じられます。

飲み始めて次の日に髪の毛が突然フサフサになる、というわけではないので、長期的に見て徐々に改善されていくという効果でも問題ないという人にとっては良い治療法と言えます。

月3400円ほどから気軽に始められる、安価な治療法です。

この治療価格であれば、6ヶ月以上の服用を続けることも難しくないですし、別の治療方法にいきなり金額をかけてしまうのは少し怖いと思う人も多いと思います。

その場合は、比較的安価なAGA投薬治療から入るのもアリではないでしょうか。

HARG（ハーグ）治療とは、再生医療の一種で、薄毛を根本的に解決するために開発された治療法です。

体内から様々な酒類の成長因子を含むたんぱく質を抽出し、頭皮に直接注入することにより、発毛の機能を再生させるという治療になります。

韓国・日本の一部で行われています。

育毛メソセラピーは、こちらも直接頭皮に対し有効成分を注入し、発毛を促進させるという治療法です。

内服薬と外用治療の中間といえるでしょう。

植毛のように本格的に行う勇気はないけど、自然な効果を期待する人や、注射を打つだけで効果があれば良い簡単さから、比較的気軽に行える分野の治療です。

効果においては、HERG治療を行っている民間クリニックなどでは効果がある写真を載せることも多いですが、植毛治療の医師などから見ると「根拠がない」ときっぱりと否定されていることもあります。

正式な学会発表やデータ・症例がないためです。

しかし脱毛・薄毛の原因・効果は人ぞれぞれのため、目に見えた効果があればない人もいる…というのが実際のところで、不確定要素の強い治療法ではあるでしょう。

費用はそれぞれのクリニックで変わってきますが、1回10～80万円と幅が広く、およそ平均的レベルであれば15万円程度×治療回数が目安です。

あまりにこの値段よりも安いところだと、入っている成分が薄まっていることを疑ったほうがいいようです。

育毛剤・育毛シャンプーは真っ先に思い浮かぶ薄毛対処方法と言えますよね。

しかし育毛という意味は、「髪をグングン強く太く育てる」ではなく「髪を育てるための環境を整える」というものだと知っておいたほうがよいでしょう。

しかし例えば、もし今まで使用していたシャンプーが頭皮に合わず、それが原因でフケ・痒み・赤みが出た結果、遂に脱毛まで起こってしまった…という場合。

低刺激の育毛シャンプーによって頭皮環境が改善され、薄毛解消ということもあり得るかもしれません。

多くの場合、育毛シャンプーや育毛剤に入っている、育毛効果のある成分という名前のものは、それのみで一度薄くなったり脱毛した髪の毛を改善する効果はありません。

そのため、もし薄毛を改善したくて育毛を選ぶのであれば、効果は少ないと言えます。

しかし、もし他の治療を併用する場合、最大限に治療効果をアップさせるためにシャンプーを使うことは効率的でしょう。

育毛シャンプー・育毛剤はドラッグストアやWEBで安価に購入が可能です。

WEBで頭皮に刺激の少ない高級アミノ酸系のシャンプーであれば、1ボトル3,000～5,000円程度での購入が可能でしょう。

シャンプーにしては高額、と思った人もいるかもしれません。

しかし、多くの一般的なシャンプーが何の成分でできているかというと、私達が普段使用する食器用洗剤と同じ、合成界面活性剤という成分がメインで作られています。

それを毎日使用しているため、人によっては頭皮に問題があることがシャンプーが原因と気づかないことも多いのです。

毎日使用するものだからこそ、こだわる必要もありますよね。

増毛について調べると、メリット・デメリットを含め多くの情報が出てきます。

しかし、価格を抑えられる月額制や、自分でセルフメンテナンスが可能で気軽に使用できる脱着式増毛など、ニーズに答え増毛方法は日々多様化してきています。

人によっては根本解決するため植毛を選ぶ人もいれば、ウィッグが気軽という人もいます。

何が正解かなんていうことは自分にしかわかりません。

ただ薄毛においては、一人で悩んでいても自分の力で解決することはありません。

確かに初めてのサロンに足を運ぶのは少し勇気がいることかもしれません。

しかし、こんなに増毛や植毛などのヘアケアが当たり前になってきた今、美容室と同じ感覚で通う人も多いのです。

宣伝と同じように本当に快適かどうかなど、やはり一度試してみることが一番の薄毛改善の近道となることでしょう。