みなさん、かつらというとどんなイメージを持っているでしょうか。
ずれる、蒸れる…そんなネガティブイメージを持っている人が多いと思います。
しかし、かつらは技術の進歩により、昔のイメージとは全く違った存在になっているのをご存知でしょうか。
呼び方も、「ウィッグ」になり、若い世代にも広く受け入れられています。
ウィッグを付けているという噂がある芸能人も多くいます。
一番有名なのは、アナウンサーの小倉智昭さんです。
小倉さんは、もうすでにかつらであることをカミングアウトしているようです。
小倉さんは、ウィッグの髪色も渋いグレーヘアーなので、かつらでもかっこいいですね。
他にも、草刈民雄さんや、綾小路きみまろさんは、昔から明るくカミングアウトをしています。
薄毛を暗いイメージでとらえるのではなく、いろいろなヘアスタイルを楽しめるというポジティブな方向にとらえている男性は、とても魅力的に見えます。
では、ウィッグを利用するメリットはどのようなものなのでしょうか。
まず一つ目には、手軽さです。
ウィッグは、装着にほとんど時間がかからず、一度作ってしまえば病院やクリニックに行く手間もなくなります。
また、最近は、昔よりお洒落な髪型を実現するためのウィッグが多く、従来の「高齢のおじさん向け」というイメージは少ないです。
ショートスタイル、ロングスタイル、思い切って気分によって変えてみるのも楽しみの一つかもしれません。
値段も手ごろでクオリティーの高いものが多く出ているので、様々なスタイルを楽しみましょう!
最近のウィッグ―かつらは、自然なキューティクルを再現するために人毛を混ぜてつくられているものや、人工毛をつけるネット部分を二重にして、髪の立ち上がりの部分が自然に見えるようになっていたり、より地肌に近い人工皮膚を使用しているものも増えています。
人工皮膚は、手の肌の上につけても一見わからないくらい自然なものもあります。
また、付けながらシャンプー・ドライヤーをしたり、なにもつけていない時の自分の髪のように生活することも可能です。
かつらの可能性は、どんどん広がっていると言えるでしょう。
上にあげたように、かつらは植毛や育毛治療などに比べて手軽に、そして魅力的に見た目を変えることができます。
しかし、その手軽さの陰に、様々な壁があるのも事実なので、より自然な見た目を求めると費用がかかってしまいます。
大手の高級かつらは、カウンセリング込みで最低でも50~60万はします。
さらに、生活していると当然汚れてきたりするので、洗う・散髪などのメンテナンスが必要になってきますが、普通の美容院ではなくかつら専門のお店で行うと、一度に4000~5000円かかってしまいます。
ローンで購入した場合、月に数万の出費は覚悟しておいた方が良いでしょう。
参考:AGA治療は保険適用外!?費用の相場と安く抑える方法まとめ
かつらは頭皮にふたをしているようなものなので、いくら通気性に優れているとはいえ、多少の蒸れなどは我慢しなければなりません。
同時に、蒸れは髪の毛・頭皮にとっては良くないものなので、きちんとケアをしていかなければなりません。
ここでは、そのケア方法を紹介します。
市販のトニックシャンプーは爽快感もありますし、一見蒸れなどに効きそうですが、洗浄力が強い、アルコールや界面活性剤を含むものが多く、実は頭皮にはよくないトニックシャンプーもありますので、刺激の少ないアミノ酸系や無添加の物を使いましょう。
かつらは見た目を手軽に変える手段ではありますが、薄毛の根本的治療にはなりません。
専門の病院で自分に合った治療を同時進行で進めることをおすすめします。
全ての薄毛解決法に言えることですが、かつらにも様々なメリットとデメリットがあります。
しかし、最近ではかなり身近で手軽な存在となっているので、一つの手段として考えてみるのもいいのではないでしょうか。
そして、同時に自分に合った薄毛治療法で薄毛の根本的解決を目指しましょう!