男性型脱毛症の施術法の一つとして、増毛という手段があります。
多くの芸能人の方も利用しており、その自然な仕上がりには一定の評価が与えられているようです。
ただし、増毛をおこなう際には、事前の下準備がとても重要となります。
下準備の一つとしてあげられるのがシャンプーの選び方や、洗髪の仕方です。
では、なぜ増毛をおこなう前のシャンプーが重要なのでしょうか。
また、増毛の準備をする際にオススメのシャンプーも厳選して5つご紹介したいと思います。
■まとめ
男性型脱毛症の治療法や対処法はいくつかありますが、増毛もその中の一つです。
薄毛に縁のない人にとっては、増毛と植毛とがどのように違うのかについて、よく分からないということもあるかと思います。
そこで、始めに増毛とはどのような施術法なのかについて見ていきたいと思います。
増毛とは、ポリエステル系の樹脂などを用いて人工的に製造された毛髪を、自分の髪の毛に編み込んで髪の毛が増えたように見せる施術法のことを言います。
植毛との最大の違いは、植毛が医療行為であるのに対して、増毛の方は医療行為ではないということです。
植毛について簡単に説明すると、人工毛や自分の髪の毛を、薄くなった頭皮に移植する治療のことを言います。
人口毛を植え付ける際にも頭皮を傷つけることとなりますし、自毛を移植する際には、ドナーを採取する場所の皮膚までも傷つけることとなります。
身体を傷つけるような行為は、基本的に国家資格を持った医師によっておこなわれる必要があり、無資格のものがそのような行為をおこなった場合、刑事罰に問われる可能性があります。
増毛の方は、皮膚を傷つけたりせず、髪の毛が増えたように見せかけるだけなので、治療ではなく施術と呼んでいる訳なのです。
増毛というと、自分の髪の毛に人口毛を植え付ける施術のことをイメージされる方も多いと思いますが、実際にはいろいろな手法があります。
代表的な施術は、現在はえている髪の毛に1本、もしくは複数本の人工毛をくくりつけるという手法になります。
その他の手法としては、髪の毛に円状に土台となるベースをセットし、そこに特殊な糸を用いて毛髪製品を編み込むという手法もあります。
この場合、1本1本の髪の毛に人工毛をくくりつけるより安定感が増しますし、髪の毛を洗ったり運動をしたりするのも安心だというメリットがあります。
増毛の費用は、一般的にどれくらいの本数を増やすのかによって決まることが多いようです。
また、サロンやメニューによっても費用は異なります。
初回は100本無料体験などをおこなっているところも多いようですが、実際の施術は基本料金込みで1本あたり50円程度かかるところが多いようです。
実際に増毛をおこなった場合でも、くくりつけた髪の毛が抜けてしまったり、そもそも元々生えていた髪の毛が抜けてしまったりすることがあるため、メンテナンスにもお金がかかることを忘れてはいけません。
次に、実際に増毛をしようかどうか迷っている人のために、増毛にはどのようなメリットがあり、そしてデメリットがあるのかにいついて紹介しておきたいと思います。
今後の薄毛対策の参考にして頂ければ幸いです。
それでは最初に、増毛にはどのようなメリットがあるのかについて見ていきたいと思います。
芸能人やタレントさんもひそかに(もしくは公然と)愛用している増毛には、どんな魅力があるのでしょうか。
増毛のメリットとしては、仕上がりがとても自然であるということがあげられます。
かつらだと生え際の部分にどうしても違和感が出てしまいますが、増毛の場合はかつらをかぶったときのような違和感があまりありません。
なぜかというと、ヘルメットのようにすっぽりとかつらをかぶるのとは異なり、増毛の場合は自分の生えている髪の毛に人工的に製造された毛髪を1本1本丁寧にくくりつけていくからです。
また、ベースとなる部分に毛髪製品を編み込んでいく手法の場合も、かつらのような違和感が出ることはありません。
増毛をした場合、水泳などの運動も安心しておこなうことができますし、入浴やシャワーをするときにもいちいち外す必要がありません。
まさに、自分の髪の毛が増えたかのような実感が得られるのが増毛の嬉しいポイントです。
増毛のメリットとしては、短期間で毛髪のボリュームアップができるということもあげられます。
薄毛対策としては植毛という方法もあるのですが、例えば自毛植毛をおこなう場合、自分の髪の毛を毛根ごと採取してくることとなります。
採取したものをドナーと呼び、それを薄毛が気になる場所に植えつけていくこととなります。
一般的にドナーを採取する場所は後頭部や側頭部が多いのですが、確実に毛根ごと採取するために、髪の毛を刈り上げる必要があります。
そのため、移植してから髪の毛が生えそろうまでに時間がかかってしまうのです。
人工毛を植毛する場合にはすぐに髪の毛が増えたように見えるのですが、アメリカでは10年以上も前に、安全面が懸念され、人工毛の植毛は法律で禁止されていますし、日本皮膚学会のガイドラインでも、人工植毛の推奨度は最低ランクのD評価となっています。
そのため、あまりおススメの薄毛対策とは言えないという現実があります。
その点、増毛の場合は人工毛を植え付けるときのような拒絶反応の心配もありませんし、自分の好きな長さの人工毛を編み込むこととなるため、短期間で自分好みの髪型にすることが可能となっています。
増毛のメリットとしては、自毛植毛と比べた場合、施術にかかる費用が抑えられるというメリットもあります。
自毛植毛も何本増やすかによって料金が変わるのですが、自毛植毛は治療行為であるため、基本料として200,000円から300,000円ほどの費用がかかります。
それにプラスして、増やす髪の毛の分だけ料金がかかるので、どうしても高額になってしまいます。
一方、増毛の方は1本あたり平均して施術手数料込みで50円程度のところが多いので、自毛植毛に比べると、大幅に施術費用を抑えることが可能となります。
増毛をするときにみなさんが懸念することが、はげしい運動をしたり頭部への衝撃が加えられたりしたときに、毛髪製品が取れてしまわないかということだと思います。
確かにかつらの場合は上からかぶせるだけなので、振動でずれたり衝撃で取れたりする可能性があります。
ところが、増毛の場合は生えている髪の毛にしっかりと人工毛をくくりつけたり、ベースにしっかりと毛髪製品を編み込んだりするため、振動でずれたり衝撃で取れたりすることがありません。
シャワーや水泳が可能というのも、その安定性からきているのです。
増毛とよく間違われる植毛は先程も述べたように、医師によっておこなわれる治療行為です。
そのため、多かれ少なかれリスクがともなうこととなります。
例えば人工毛を植毛する場合、人によっては人工毛を異物だとみなして、拒絶反応が出ることがあります。
せっかく植毛した人工毛を抜かなければいけなくなることがありますし、それ以前に拒絶反応によって炎症を起こしたり、化膿してしまったりする可能性もあるということです。
自毛植毛の場合は拒絶反応の心配はありませんが、ドナーを採取した場所の皮膚が治るまで、痛みが続く可能性があります。
また、植毛をする際にピンポイントで毛根ごと髪の毛を1本ずつくりぬくという手法もあるのですが、痛みを抑えることは可能なのですが、治療する人の力量によって仕上がりにバラツキが出るという可能性があります。
それと比べると、増毛は非観血的な施術なので、拒絶反応が出るようなこともなければ、痛みをともなうようなこともありません。
安全であるということも増毛のウリであるということが可能です。
植毛と比べると、痛みもなく拒絶反応が出る心配もない、安全な施術法である増毛ですが、メリットがあればやはりデメリットが付きものです。
では、増毛にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
増毛のデメリットとしては、増毛をしたらそれで終わりではなくて、定期的にメンテナンスをする必要があるということです。
なぜなら、増毛をした髪の毛が抜けてしまうことがありますし、くくりつけた元となる髪の毛が抜けてしまうこともあるからです。
また、ベースとなる部分に毛髪製品を編み込む手法の場合も、ベースをくくりつけた髪の毛が伸びてきてしまうので、一般の美容院や理髪店でカットすることができません。
そのため、施術をしてもらったサロンで、専門の美容師さんにセットをしてもらう必要があります。
自毛植毛の場合は、植えたドナーから髪の毛が生えてくるので、他の部分の髪の毛と同じように周期的に抜けてはまた生えてくることとなるのですが、増毛の場合は伸びることがなく、抜けてしまえばまた編み込む必要があるという訳なのです。
身も蓋もない言い方になってしまいますが、増毛は薄毛の根本的な解決とはなりません。
自毛植毛をおこなった場合、植えたドナーから髪の毛が生えてきたり、伸びてきたりするのですが、増毛の場合は見た目を改善するにとどまります。
確かに、自毛植毛をおこなった場合にも男性型脱毛症の治療を継続することが推奨されていますが、それでも自分の髪の毛が増えることには変わりがありません。
一方、増毛の場合は自分の髪の毛が増える訳ではありません。
長い目で見た場合、増毛はジリ貧とも言えます。
これは自毛植毛に関しても同じことが言えるのですが、ある程度のレベルまで進行してしまった薄毛に関しては、そもそも施術が不可能だということが増毛のデメリットとしてあげられます。
基本的に増毛は、今生えている髪の毛に人工毛や毛髪製品を編み込む施術となるので、元となる髪の毛がなければ、そもそも増毛をすることができないという訳なのです。
人工毛植毛の場合は、極端な話、まったく髪の毛がなくても見た目を改善することが可能です。
ただ、先程も紹介したように安全面でのリスクがありますし、頭部全体を覆うほどの人工毛植毛をするのであれば、費用がいくらかかるか分からないので、あまり現実的とは言えないでしょう。
増毛のデメリットとしては、人工毛をくくりつけた髪の毛が抜けてしまうリスクが上昇するということがあげられます。
増毛は基本的に今生えている髪の毛に人工毛をくくりつけたり、毛髪製品を編み込んだりする施術となります。
そのため、くくりつけられた側の髪の毛に負担がかかることとなるため、抜けてしまう可能性が高くなってしまうのです。
増毛をするときには、あらかじめ頭皮環境を整えておくと、その効果が長持ちします。
頭皮環境の整え方はいろいろですが、詳しくは後ほど紹介したいと思います。
ここでは、頭皮環境を整えるのにおススメのシャンプーを厳選して5つ紹介したいと思います。
頭皮には常在菌が存在します。
この菌が存在することで外的刺激や乾燥から頭皮を守っています。
また、良い働きをする菌と、悪い働きをする菌があります。
この2つの菌はバランスをとれていれば、頭皮は良い状態を保てますが、バランスが崩れるとべたつきやにおい、抜け毛の症状が発生します。
つまり常在菌は頭皮に大きな影響を与えるのです。
ブブカシャンプーはそこに注目し、乳酸菌EC-12を採用しました。
乳酸菌EC-12の効果でブブカシャンプーは頭皮環境を整え、べたつき、ふけ、かゆみを抑制します。
頭皮のトラブルを抱えた方や、育毛剤を使うのに抵抗がある人にぜひともおすすめのシャンプーです。
個人的な感想ですが、シャンプーの際の抜け毛が以前より減ったと感じます。
シャンプーだけの使用で、育毛剤などは使っていませんが、育毛剤・サプリメントなどと組み合わせれば更に効果が出そうな予感はします。
色々試してみたいです
出典:カスタマーセンター
2505円
髪のダメージを補修する潤い成分や天然由来成分を33種類配合し、髪につやとまとまりを与えます。
ただでさえ忙しい、朝の時間。
朝起きたときに髪がさっとまとまっているので髪を手入れする時間を減らすことができます。
朝の時間を有意義に使いたい方は一度手にとってみてください。
手触りにヌルっとした感じがありましたが、不快ではありませんでした。
マッサージしながら洗っていくと泡立ちもよく、すすぎの際に気になってた抜け毛も指にからまるように付いていたのに、それがなかったです。
(多少は抜けてたんでしょうけど)髪を乾かすと、地肌がスッキリした感じがありました。
何よりフワ・サラッと仕上がったので良かったです。
出典:カスタマーセンター
1本400mlで3600円です。
さらに30日間の全額保証付きです。
U-MA(ウーマ)シャンプーは、「株式会社 ZERO PLUS(ゼロ プラス)」の販売している、頭皮環境を改善することを目的としたシャンプーです。
U-MA(ウーマ)シャンプーの特徴は、保湿成分である馬油(バーユ)を配合しているところです。
馬油にはα-リノレン酸が含まれており、頭皮を健康な状態に導いてくれます。
古代中国の書物にも、馬油が髪の毛や頭皮の健康に資するとの記載があるほどで、昔から薄毛に悩む人に使われていたようです。
立ち上がりが気に入って、ほかの商品を使わなくなりました。
国内で製造している点も、購入の決め手になりました(40代・男性)
出典:ウーマ公式サイト
U-MA(ウーマ)シャンプーは、通常価格が4,320円で、送料が別途630円かかります。
定期コースで購入する場合には送料と手数料が無料となり、1本当たり3,460円で購入することが可能となります。
イクオスブラックシャンプーは、育毛剤であるイクオスを製造、販売している「株式会社キーリー」が出している頭皮ケア用のシャンプーです。
イクオスブラックシャンプーの特徴は、紀州備長炭を使用しているという点です。
そのため、見た目は黒い色をしていますが、茶髪や白髪の人が使ったからと言って、髪の毛が黒く染まるようなことはありません。
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洗い終わった後、髪がフワッとする感じで、満足してます(30代・男性)
出典:イクオス公式サイト
イクオスブラックシャンプーはコンディショナーとセットになっており、7,980円と送料630円で購入することが可能です。
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ZACCスカルプシャンプーはアミノ酸系シャンプーと石鹸シャンプーのハイブリッド効果で髪にやさしく、スッキリとした感覚を得られます。
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出典:カスタマーセンター
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ここまで、増毛のメリットやデメリット、また、増毛をする際におススメのシャンプーについて紹介してきました。
次に、増毛をする際に気をつけたい頭皮ケアの重要性について解説していきたいと思います。
増毛をおこなう下準備として、正しい髪の毛の洗い方を知っておく必要があります。
増毛に限ったことではありませんが、およそ男性型脱毛症を改善するのであれば、正しい頭皮ケアによって、頭皮環境を男性型脱毛症の改善に最適な状態にしておく必要があります。
それは、増毛をおこなう場合でも同様です。
増毛をおこなった場合のデメリットとして、人工毛をくくりつけたり、毛髪製品を編み込んだりした部分の髪の毛が抜けやすくなるということがあげられていました。
そのため、自毛が抜けにくくなるよう、頭皮環境を整えておくことが重要という訳なのです。
普段、あまり正しい髪の毛の洗い方ということを意識することがないかもしれません。
正しい髪の毛の洗い方は、簡単に言うと髪の毛を洗うだけでなく、頭皮もしっかりと洗うということになります。
ただし、爪を立てて頭皮をゴシゴシこすったり、乱暴に洗ったりしてはいけません。
指の腹の部分で優しくマッサージするように、頭皮を動かすように洗うことが重要です。
また、市販のシャンプーは洗浄力が強いため、頭皮や髪の毛にダメージを与えてしまうリスクが高いです。
そのため、先程紹介したおススメのシャンプーを使用するとよいでしょう。
あと、髪の毛や頭皮を洗った後には、しっかりとすすぐように心がけましょう。
洗剤が頭皮に残ってしまうと、炎症を起こしたりかぶれたりしてしまい、結果として抜け毛の原因となってしまいます。
髪の毛を洗った後には、ドライヤーをかけることも重要です。
髪の毛が短い男性の場合、髪を洗った後は自然乾燥、という方もいらっしゃることと思います。
ただ、髪の毛や頭皮が濡れた状態を続けてしまうと、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
特に皮脂が分泌されやすい男性の場合、マラセチアという真菌(カビ)の一種が繁殖することで、脂漏性皮膚炎になってしまう可能性があります。
脂漏性皮膚炎も男性型脱毛症の一因とされているので、髪の毛を洗った後にはすみやかにドライヤーで乾かすように心がけましょう。
増毛をする前には、下準備として頭皮マッサージも習慣的におこなっておくとよいでしょう。
まずは、前頭部から頭頂部へと向かって、両手で頭皮を挟み込むように、中心部に向かってマッサージをおこなっていきます。
次に、両手の指の腹で側頭部の皮膚を、頭頂部へと向かって押し上げるようにマッサージします。
それが終わったら、今度は首筋から頭頂部へかけて、皮膚を押し上げるようにマッサージします。
次に、つむじの部分を中心に向けてよせるようにマッサージしていきます。
最後に、両手の指を組んで手のひらで頭頂部を挟み込み、頭頂部を引き上げるようにマッサージしましょう。
正しい洗髪習慣やマッサージによって増毛の下準備をしたら、次に頭皮環境を改善したり、生活習慣の見直しをしたりしましょう。
それによって、増毛の下準備は完成に向かいます。
せっかく増毛をするのであれば、効果が長持ちするようにしたいですからね。
増毛をおこなう際には、事前に頭皮環境を改善しておきましょう。
増毛のデメリットのところでも述べたように、増毛は自分の髪の毛を増やすことを目的とした施術ではありませんし、ベースとなる髪の毛が人工毛に引っ張られることで抜けてしまうリスクが上昇します。
そのため、現在はえている髪の毛を太く、強く成長させておくことが重要となります。
また、増毛をおこなう場合であっても、新たに太くて強い髪の毛が生えてくるにこしたことはありません。
そのために頭皮環境を改善しておくことが重要となる訳なのです。
頭皮環境をするためには、先程説明したように、正しい髪の毛の洗い方を実践したり、頭皮マッサージをおこなったりすることが効果的です。
それ以外にも、適度に身体を動かすことによって、全身の血流を促進することも、頭皮環境を改善するのに有効です。
血液は全身に酸素と栄養を運んでいるので、血液の循環が悪くなってしまえば、血行不良の起こった場所の栄養状態が低下してしまうこととなります。
栄養状態の低下が頭皮に見られれば、現在はえている髪の毛の成長を阻害したり、新たに髪の毛が生えてくることを妨げたりしてしまいます。
運動と言っても、なにもあえて走ったり筋トレをしたりする必要はありません。
忙しい日々を過ごされている方は、時間を作って運動をするのが困難だという事情もあると思います。
そのような方は、日常のルーティンに要領よく運動を取り入れるとよいでしょう。
例えば、電車通勤をしているのであれば、帰りに一駅前で降りて歩いて帰るなどするとよいでしょう。
また、駅のエスカレーターを使わずに、階段を使うというのも一つの手です。
それでどれくらいの運動になるのかと思われるかもしれませんが、毎日の積み重ねが1年後、5年後に差となって現れてきます。
全身の血行を促進するには、ふくらはぎの筋肉を刺激するのも効果的です。
なぜなら、ふくらはぎという場所は心臓からもっとも遠く、血行が悪くなりやすい場所だからです。
歯を磨きながらつま先立ちして、かかとの上げ下げをおこなうなどすると、血行改善に効果的ですよ。
頭皮環境を改善することがいわば「プラス」の行動だとすれば、生活習慣の見直しをおこなうことは、「マイナス」部分を減らしていく作業となります。
例えば、タバコを吸っている人は禁煙するとよいでしょう。
タバコは百害あって一利なし、当然のことながら頭皮環境にも悪影響を与えます。
また、百薬の長と呼ばれるお酒に関しても、飲む量が多過ぎればかえって身体への負担を増すこととなります。
脂っこい食事や糖分の摂り過ぎも身体の酸化や糖化を招き、頭皮環境を悪化してしまいます。
睡眠不足や疲労によってストレスが溜まると、身体の回復力が低下することとなるので、適度な休養とストレス発散も重要です。
要するに、生活習慣の見直しをおこなうということは、高血圧や肥満といって生活習慣病の予防となんら変わることはないということです。
身体が健康になれば、頭皮環境も改善されるという訳なのです。
今回の記事では、増毛のやり方やその種類、また増毛をすることのメリットとデメリットなどを中心に解説してきましたが。
最後に、増毛以外の薄毛に対処する方法も簡単に紹介しておきたいと思います。
増毛をする以外に、薄毛に対処する方法としては、育毛剤を利用するという方法もあげられます。
育毛剤にはノコギリヤシやカプサイシン、イソフラボンといった頭皮環境を改善したり、抜け毛を予防したりするのに有効な成分が含まれています。
育毛剤という漢字からも分かるように、現在生えている髪の毛を強く育てたり、これから生えてくる髪の毛を健康に育てたりすることが目的となっています。
使うと魔法のように髪の毛が生えてくるわけではありません。
まだ薄毛の初期の段階であれば、育毛剤で対処することも可能でしょう。
自分で育毛剤を利用していても、いまいち効果の実感がわいてこないというような場合、専門の技術者がいる育毛サロンで施術を受けてみるのもよいでしょう。
育毛サロンでは頭皮環境の改善を中心に、薄毛に対する悩みの相談をしたり、過程で出来るヘアケア法を学んだりできます。
継続して通い続けるのにはある程度の資金が必要となりますが、薄毛の悩みを相談できるパートナーとして利用されている方も多いようです。
有名な育毛サロンとしては、リーブ21やアートネイチャー、アデランスやバイオテックなどがあります。
男性型脱毛症がある程度進行してしまったような場合は、育毛剤や育毛サロンの施術では追い付かないことがあります。
そのような場合、男性型脱毛症を専門としている病院やクリニックを受診するとよいでしょう。
薄毛の原因はさまざまなので、専門の医師にまずは原因を追及してもらいましょう。
薄毛の原因が分かれば、それに対する治療をおこなったり、処方箋が出されたりすることとなります。
育毛サロンとは異なり、男性型脱毛症を専門としている病院やクリニックでは「発毛」を目的としています。
国家資格を持った医師が治療にあたるので、安心して発毛に取り組むことが可能となります。
今回は増毛について詳しく解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
増毛は頭皮に対するダメージがなく、自然に髪の毛が増えた印象を与えることができるため、気軽に取り組める薄毛の対処法と言えます。
ただ、根本的に髪の毛が増える訳ではないので、増毛をしながらも薄毛対策を続けることが重要です。
また、実際に増毛の施術を受ける前に、頭皮環境を整えておくことも大事です。
せっかく増毛をしても、もともと生えている髪の毛が次々と抜け落ちていってしまっては仕方がありません。
今回紹介したシャンプーを利用してしっかりと頭皮環境を整え、そのうえで増毛の施術を受けるとよいでしょう。