「ハゲ」という言葉の暴力性に取って代わるものとして「AGA(男性型脱毛症、Androgenetic Alopecia、male pattern hair loss)」という表現が使われるようになってから随分経ちます。
しかしAGAとは一体、いつごろ発症するのでしょうか。
日本皮膚科学会が作成した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」という文章があります。
その中に、AGA発症の年齢について興味深いデータが記されています。
そのデータは、ガイドライン発行年度(2017年)から25年前(つまり1992年)の統計をもとにしたものですが、AGAの発症頻度について、次のような頻度(該当年齢の全人数に対する割合)が認められるそうです。
まず、年齢別に見て行くと、まず20 代男性での発症頻度はおよそ10パーセント足らずです。
そこから年齢が上がって30 代になるとAGA頻度は倍の 20パーセントになります。
5人に1人という割合ですね。
そして50代以降で 40パーセント、ほぼ半数に近づくのです。
この年齢に対する頻度分布から、AGAの発症は30代以降と言えそうです。
ですが、20代でAGAや薄毛になる方もいるのも現状です。
若ハゲとは、20代あるいはそれ以前の男性において発症するAGA、つまり男性型脱毛症のことです。
若ハゲの「若」とは「若い」という意味ですが、「ハゲに該当する年齢ではない」という意味が込められていると理解できます。
ここでは薬での治療、植毛の2軸から見てみましょう。
「植毛(しょくもう)」には人口毛植毛というものもありますが、現在「植毛」として考えられているのは普通、自毛植毛です。
そもそも人工毛植毛というのは、自毛植毛する自分の毛が無いくらいにまで高齢になった方々がやるものなので、若ハゲ対策などを考えている場合、「植毛」と言ったら十中八九、自毛植毛になります。
自毛植毛とは、いわゆる「襟足(えりあし)」あたりの髪の毛を複数採取し、前頭部や頭頂部に移植することです。
襟足部分の毛は抜けにくいため(これは後頭部がハゲているひとをほとんど見かけないことから明らかだと言えます)、その定着率の高さを利用して、AGA患部に強靭な毛を新たに植え付けることで、薄毛(ハゲ)が人為的に克服できるのです。
以下では、自毛植毛に限って、そのメリットについて考えて行きましょう。
まず自毛植毛のメリットは、何と言っても、自然毛だと言うことです。
これはカツラを被っている場合と比較して考えれば直ぐに理解できるでしょう。
カツラは人工毛を使うので、肌触りなどに若干の違和感が残ります。
それに対して、自毛植毛は、人為的な施術を挟んでいるとはいえ「自然な形で髪が回復した」ものだと言えます。
自毛植毛で手に入れた毛は、自分の毛ですから「生えて来た」と言って良いのです。
ましてや、若ハゲの場合はどうでしょう。
M字部分など、特定の部位は若ハゲの疾患によって抜けてしまいますが、そこはまだ若い身体ですから、後頭部の毛は元気です。
その毛を若ハゲ患部に移植することで、ほぼ恒久的に元気な髪の毛を手に入れることができるのです。
これは「毛が生えて来た」と言っても良いのではないでしょうか。
若ハゲの自毛植毛は、若い生命力と合わさることで、大きな効果を生み出すと言えます。
これが若いうちから植毛をするメリットだと言えます。
さらには、自毛植毛自体の技術進歩も格段に進歩しています。
以前、自毛植毛には、後頭部の皮膚を髪の毛もろとも剥ぎ取る「FUT(Follicular Unit Transplantation)」と呼ばれる方法しかありませんでした。
さらには、自毛植毛自体の技術進歩も格段に進歩しています。
これは、FUE(Follicular Unit Extraction)と呼ばれます。
FUT(Follicular Unit Transplantation)は、毛包単位皮膚切除移植法とでも訳せるでしょう。
さらには、自毛植毛自体の技術進歩も格段に進歩しています。
FUTでもFUEでも、「毛包(もうほう、hair follicle)」と呼ばれる、髪の毛そのものではなく、毛を包む皮膚部分が移植されます。
しかしFUTの大規模な皮膚切除ではどうしても術後が目立つ結果になってしまいました。
それがFUEにより、ツブツブ程度の目立たない傷跡で済むようになりました。
この自毛植毛の技術的な進歩は、手術に対する心理的な障壁を大きく取り除いてくれたと言えます。
それに加え術後経過も術後の見た目も、FUE開発以後、各段に進歩していると言われています。
自毛植毛は厳密にいえば「毛」を移植するのではなく、「毛包」という皮膚の一部を移植する施術です。
移植部分に毛包が定着し、立派な髪の毛として定着するには、それなりに時間がかかります。
もし自分が若ハゲになってしまったと思ったなら、早めの対処が必要でしょう。
術後経過のための時間があればあるほど、自毛植毛は効果を発揮します。
ぜひ、若いうちに自毛植毛をお試しになってください。
若いうちに自毛植毛を受けるのにはメリットがあります。
早めの対処が、植毛された毛包の頭皮定着に十分に与えてくれるからです。
では、自毛植毛にはメリットしかないのでしょうか。
必ずしもそうは言えません。
自毛植毛に限らず、植毛は健康保険・医療保険の適用外です。
むかし爆笑問題が「薄毛はお医者さんで治療できます」といった内容のテレビコマーシャルに出演していました。
しかしながら、あのCMは病院での処方が認められているプロペシアの「販促」のコマーシャルでしかありませんでした。
したがって、自毛植毛に限らずAGA治療は自費負担で保険適用外です。
このため費用が高くなります。
具体的な金額については、総額60万から100万円程はすると考えていいでしょう。
若ハゲ対処法としての植毛、とくに自毛植毛について理解したところで、実際にクリニックを訪れることをお勧めします。
アイランドタワークリニックは、東京、大阪、愛知、福岡に全国展開している自毛植毛専門のクリニックです。
テレビを初め、メディア登場も多数の知名度が非常に高いクリニックです。
先に、FUT(Follicular Unit Transplantation、皮膚ごと植毛する方法※)とFUE(Follicular Unit Extraction、毛包のみ植毛する方法※)の違いを説明し、FUEが自毛植毛を飛躍的に進歩させたお話をしましたが、アイランドタワークリニックで提供しているのは、このFUEを独自に進化させ、自毛植毛の効果を最大化させた「i-Direct」という手法です。
このi-Directという手法は、FUEの方法論は受け継いだまま、細部の技術を大きく進化させたものだと言えるでしょう。
たとえば、従来のFUEでは、直径「1.0mm」のチューブパンチを使用し、髪を毛穴ごと1つずつ採取します。
これに対して、i-Directでは、直径「0.8mm」のチューブパンチを使用し、髪を毛穴ごと1つずつ採取します。
その際、経験豊富な医師による「目利き」が関与して来るのも大きな安心を与えてくれます。
また植毛時ですが、従来のFUEではインプラント専用機を用いて「空気圧でしっかり植え込む」という方法が採用されていました。
この「空気圧を使う」ということ自体、「ピンセットを使い移植毛を挿し込む」というそれ以前のFUTなどの原始的方法からの大きな前進だったのですが、アイランドタワークリニックの場合、そこから更に前進し、「インプラント専用機を用いて0.6mmの穴に0.8mmの移植株を空気圧でしっかり植え込む」という高度な技術が用いられています。
(※「毛包単位皮膚切除移植法」、「毛包単位吸着移植法」とは本記事で理解を容易にするために暫定的に用いられている名称で、一般的に容認されているヤクゴではありません。)
それでは、費用の相場を見てみましょう。
若ハゲの代表であるM字ハゲの場合、移植毛髪本数は1,080本から1,620本で、グラフト数で言うと400グラフトから600グラフトになります。
自毛植毛費用は税抜きで680,000円から920,000円になります。
「グラフト」ですが、これは上でも触れた「毛包」のことです。
植毛の場合、主役は「毛髪」というより皮膚部分である「毛包」になります。
ひとつの毛包には2、3本の毛髪が生えていると言われています。
これは上記の数「1,080本から1,620本」を大体2から3の数で割ればグラフト数「400グラフトから600グラフト」になることから分かるでしょう。
また、医療ローン制度もあるので、費用を安く抑えることができます。
具体的には、月8,500円から治療できるので、AGA治療と同じ費用感で地用出来ます。
ここまで自毛植毛を中心に若ハゲ対策をご説明して来ましたが、それ以外に若ハゲ治療法はあるのでしょうか。
人工毛植毛というのもありますが、これは若い男性はする必要がありません。
まだ植毛できる元気な毛があるからです。
植毛以外の若ハゲ治療として第一にあげられるのは、薬物治療でしょう。
これは要するに自毛植毛のような手術を受けずに、薬によってAGAを克服するという治療法です。
その際使用される薬として有名なものに、ミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドといった成分を含んだ薬があります。
これらは成分名で一般的には「プロペシア(フィナステリド含有)」、「ザガーロ(デュタステリド含有)」といった商品名で知られています。
いずれにせよ、これらミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドといった成分を含んでいる薬を手に入れるには、お医者さんからきちんと診察してもらって「処方」される必要があります。
ですので植毛の場合でも、薬での治療でも、病院・クリニックに行く必要があるということは頭に入れておきましょう。
ほかに市販のサクセスなどといった育毛剤を使うことで若ハゲ対策をしようと考えるひとも居るかも知れません。
しかし市販の薬はほとんどが育毛剤です。
育毛剤とは「今ある」毛を保つためのもので、「すでに無くなってしまった」毛を復活させることはできません。
若ハゲの場合は「すでに無くなってしまった」毛を復活させる必要があるので、市販の薬は役に立たないと思ってください。
いかがだったでしょうか。
若ハゲのお悩みの解決策として、植毛治療や薬による治療を紹介させていただきました。
植毛、とくに本記事でご説明した自毛植毛は決して安価な治療法ではありません。
相場として100万円用意しておく必要があります。
しかし、たとえば、これから10年先の自分に自信が持てるようになると考えるなら理にかなった出費ではないでしょうか。
また、アイランドタワークリニックなら、医療ローン制度を導入しているので、月8,500円から治療することが可能です。
薬物治療もありますが、自毛植毛は一気に現在の若ハゲを解決してくれます。
ぜひ活用なされてはいかがでしょうか。