薄毛というと、男性によくみられる男性型脱毛症ばかりが注目されがちですが、女性にとっても薄毛は悩みの種の一つとなっています。

年をとっても髪の毛の量が多い方もいらっしゃれば、年齢とともに髪の毛のボリュームが低下して、地肌が目立ってしまうような方もいらっしゃいます。

そのような差はなぜ生まれるのでしょうか。

今回の記事では、女性に見られる薄毛の原因について詳しく解説するとともに、原因別の対処法についても紹介していきたいと思います。

髪は女性の命などともいいます。

いつまでも美しく、ボリュームのある髪の毛でいるために、ぜひ記事をご覧になってみてください。

現代はストレス社会などと呼ばれますが、女性の社会進出にともなって、ストレスは女性にも襲いかかることとなります。

そして、脱毛症も男性だけの問題ではなくなっています。

それでは、女性に見られる脱毛症としては、どのようなものがあげられるのでしょうか。

瀰漫性脱毛症（びまんせいだつもうしょう）は、女性に見られる薄毛の中でも、もっとも一般的なものとされています。

それでは最初に、瀰漫性脱毛症とはどのような脱毛症なのかについて見ていきたいと思います。

瀰漫性脱毛症の特徴は、瀰漫という文字の意味が分かると理解しやすくなります。

瀰漫には「一面に広がる」という意味があります。

つまり、瀰漫性脱毛症の特徴は、全体的に抜け毛の量が増えて、髪の毛全体のボリュームが低下するということです。

男性の脱毛症としては男性型脱毛症が有名ですが、男性型脱毛症の場合、局所の抜け毛が進行してはげ上がってしまうという特徴があります。

代表的なのが前頭部からはげ上がっているM字ハゲや、頭頂部の薄毛が進行するO字ハゲ、その複合型であるU字ハゲなどです。

女性に多くみられる瀰漫性脱毛症の場合は、男性型脱毛症のように局所がはげ上がるようなことはなく、髪の毛が全体的にペタッとボリュームがなくなったり、地肌が透けて見えたりといったことが特徴となっています。

瀰漫性脱毛症の原因はさまざまで、ストレスや不規則な食生活、睡眠不足などが原因となることもあれば、女性の場合、極端なダイエットが原因で瀰漫性脱毛症を発症してしまうケースもあるということです。

また、中年期以降になると女性は閉経へと向かいますが、その過程で瀰漫性脱毛症を発症してしまうこともあります。

更年期に向かう女性の体内では、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が低下してきます。

エストロゲンは簡単に言うと「女性らしさ」を形作るためのホルモンです。

女性であっても男性ホルモンが分泌されているのですが、女性ホルモンの減少にともなって相対的に男性ホルモンの量が増えてくると、「女性男性型脱毛症」という瀰漫性脱毛症になってしまうことがあるのです。

女性の薄毛の場合、さまざまな要因が複雑に絡まっておこることが多いということです。

そのため、まずは生活習慣を見直したり、食習慣を改善したりすることが重要です。

特に、無理なダイエットをおこなっている場合、20代でも瀰漫性脱毛症を発症することがあるということです。

中年期以降に見られる女性男性型脱毛症の場合は、専門の病院やクリニックで診断を受けるとよいでしょう。

それによって原因が明確になれば、治療方針も決まることとなります。

また、エストロゲンの減少を補うために、エストロゲンと似た働きをするイソフラボンを摂取するのも有効とされています。

女性によくみられる脱毛症としては、脂漏性脱毛症（しろうせいだつもうしょう）と呼ばれる疾患もあります。

脂漏性脱毛症はその字からも分かるように、皮脂が過剰に分泌されてしまう疾患のことを言います。

脂漏性脱毛症の特徴は、抜け毛や薄毛にともなって、頭皮のかゆみや炎症、フケなどをともなうということです。

皮脂が過剰に分泌されることによって毛穴の周辺や頭皮、毛根などに炎症を起こしてしまい、頭皮環境が悪化することによって抜け毛が増える疾患となっています。

また、脂漏性脱毛症になってしまうと、頭皮にかゆみが生じてしまうため、ついつい頭皮をかきむしってしまったり、頭を洗うときに強い力でごしごしとこすったりしてしまい、それによってさらに頭皮や髪の毛にダメージを与えてしまうことにもつながります。

人間の身体にはいくつもの常在菌が存在していますが、中でもマラセチアと呼ばれる真菌（カビ）の一種は、皮脂を餌としています。

そのため、何らかの原因でマラセチアが繁殖すると、皮脂を餌としてさらに増えてしまい、それによって脂漏性の皮膚炎や脂漏性脱毛症になってしまうという訳なのです。

脂漏性脱毛症の原因としては、皮脂の過剰な分泌があげられています。

なぜ皮脂が過剰に分泌されるのかというと、一つにはホルモンバランスの乱れがその理由となっています。

女性は男性と比べて、ホルモンバランスが乱れやすくなっています。

毎月の月経はもちろんのこと、妊娠や出産、更年期などさまざまな局面でホルモンバランスが乱れることとなります。

また、自分の頭皮の質や髪質にあっていないシャンプーなどを使うことも、脂漏性脱毛症の原因となります。

シャンプーがあっていないだけでなく、髪の毛を洗うときにシャンプーやコンディショナーなどをしっかりと洗い流さないことも、脂漏性脱毛症の原因となると考えられています。

脂漏性脱毛症の対処法としては、最初に今使っているシャンプーやコンディショナーが自分に合っているかどうかを確認することです。

もし、市販の洗浄力の強いシャンプーを使っているようであれば、天然由来の肌に優しいシャンプーに変えたり、育毛用のシャンプーに変えたりするとよいでしょう。

また、無理なダイエットをしていたり、ストレス状態が続いていたりすると、やはり脂漏性脱毛症になりやすくなってしまうということです。

生活習慣を見直し、適度の身体を動かして、ストレスをため込みすぎないように心がけましょう。

自助努力ではどうしようもない場合、皮膚科や女性向けの脱毛症専門クリニックで治療を受けるとよいでしょう。

病院やクリニックでは、抗真菌薬やステロイド剤を用いて、過剰な皮脂の分泌を抑える治療がおこなわれます。

皮脂の過剰な分泌がおさまり、炎症状態が改善されれば、抜け毛も収まることとなります。

粃糠性脱毛症（ひこうせいだつもうしょう）は、脂漏性皮膚炎や脂漏性脱毛症とよく似ているのですが、正確に言うと若干の違いがあるということです。

では、粃糠性脱毛症とはどのような脱毛症なのでしょうか。

粃糠性脱毛症の特徴は、脂漏性脱毛症と同じくフケが出るという特徴があるのですが、脂漏性脱毛症との違いは、フケが毛穴全体をふさいでしまい、それによって雑菌が繁殖して炎症やかぶれを起こし、結果として抜け毛が増えてしまう疾患のことを言います。

女性の薄毛全体でみた場合、それほど多い症例ではないということです。

粃糠性脱毛症の場合、脂漏性脱毛症の場合とはフケのタイプが異なるといったことも特徴となっています。

脂漏性脱毛症の場合に見られるフケは、油っぽくてベタベタとしています。

一方、粃糠性脱毛症の場合に見られるフケは、カサカサと乾燥していて、かさぶたのような見た目をしているのが特徴です。

とは言うものの、ちょっとやそっとの量では粃糠性脱毛症ということはできないということです。

粃糠性脱毛症を発症した場合には、通常では考えられないくらいの量のフケが出るということです。

かゆみにともなってカサカサと乾燥したフケが大量に出るような場合は、早めに病院やクリニックで診てもらいましょう。

粃糠性脱毛症の原因については、現在のところハッキリとしたことが分かっていないということですが、頭皮に存在している細菌が、何らかの原因によって大量に繁殖することによって起こるのではないかという説があります。

また、脂漏性脱毛症や瀰漫性脱毛症と同じく、過度のダイエットやストレス、ホルモンバランスの乱れによって起こることもあるとされています。

あと、女性によく見られるケースなのですが、ヘアカラーやヘアダイを使いすぎたり、パーマをかけすぎたりすることによって、頭皮へのダメージが蓄積することによって、粃糠性脱毛症を発症するリスクが上昇するということです。

粃糠性脱毛症がみられる場合にも、脂漏性脱毛症の場合と同様、洗髪習慣を見直すことが重要となります。

特に、シャンプーやコンディショナーの洗い残しが原因で粃糠性脱毛症になっている場合には、髪の毛を洗ったあとにしっかりとすすぎをおこなうことが重要となります。

重度の粃糠性脱毛症の場合は病院で治療をしてもらうこととなります。

病院での治療は、殺菌作用のあるシャンプーを使用し、さらにステロイド系の塗り薬を用いて炎症を抑えることとなります。

また、脂肪分の多い食べ物や刺激の強い食べ物は控えるように指導されるようです。

参考：女性の抜け毛対策ためのベストバイシャンプー6選

牽引性脱毛症（けんいんせいだつもうしょう）は読んで字のごとく、髪の毛が引っ張られることによって起こる脱毛症のことを言います。

男性であっても、長髪の方であれば起こる可能性がありますが、一般的には女性に多くみられる脱毛症だということです。

牽引性脱毛症の特徴は、ポニーテールやひっつめ髪など、同方向への負荷が長く続くことによって、引っ張られた部分の髪の毛が抜けやすくなってしまうということです。

また、髪の毛を結わえている場合だけでなく、同じ方向に分けている状態を続けた場合にも、分け目の部分の髪の毛が薄くなるということもあります。

その他にも、エクステを長く使い続けていたり、ヘアアイロンを使用したりすることも、牽引性脱毛症を引き起こす可能性を高めると考えられています。

牽引性脱毛症の直接的な原因は、牽引性脱毛症の特徴のところで説明したように、ポニーテールなど同じ髪型を続けたり、エクステによって同じ場所にばかりテンションがかかったりすることです。

それによって、毛髪や頭皮の同じ場所にばかり負荷がかかることとなります。

結果として頭皮の血行が悪化するため、髪の毛がちゃんと育たなくなったり、育ちきる前に抜け落ちてしまったりするということなのです。

血液は全身に栄養と酸素とを運んでおり、血行が悪くなった場所は栄養状態が低下してしまう訳なのです。

特に、頭は心臓よりも高い場所にあるので、重力に逆らって血液を送り届ける必要があります。

ところが、女性には肩コリや首こりの人が多く、筋肉の緊張によって血管が圧迫され、それによって血液の循環が悪くなってしまいます。

それにプラスして髪の毛に負荷が加わっていると、牽引性脱毛症のリスクが高くなるという訳なのです。

牽引性脱毛症の原因はズバリ、髪の毛に同方向の負担がかかることなので、ポニーテールなどの負荷がかかりやすい髪型をしているのであれば、まずは負担となっている髪型をやめることが重要となります。

また、血行が悪くなる要因がほかにあるのであれば、それを取り除くことも大事です。

分娩後脱毛症（ぶんべんごだつもうしょう）も、女性に特有の脱毛症です。

出産前後にホルモンバランスが乱れてしまうことによって、一時的に抜け毛が増える脱毛症のことを言います。

分娩後脱毛症は、出産後の女性に見られる抜け毛のことを言い、朝日新聞社が5歳までの子供を持つ300人の母親にアンケートをおこなったところ、全体の7割以上の女性が、産後の抜け毛が気になるという結果が出ています。

分娩後脱毛症は産後数ヶ月の間抜け毛が目立ち、1年から1年半ほどすると元に戻ってくるということです。

ただ、赤ちゃんが小さいうちは睡眠もままならず、それがストレスとなって抜け毛が長引くようなケースもあるということです。

分娩後脱毛症の原因としては、ホルモンバランスの乱れと、血行不良の2つが可能性として指摘されています。

妊娠中に盛んに分泌されていた女性ホルモンの一種であるエストロゲンが、出産後に減少することによって、髪の毛の成長を妨げてしまうと考えられています。

また、出産後には育児が待っているのですが、特に初めての赤ちゃんの場合、母親の疲労や睡眠不足は大変なものです。

それによって血行不良が起こり、栄養状態が低下することで、分娩後脱毛症が起こったり、長引いたりすると考えられています。

分娩後脱毛症は、基本的に時間の経過とともに勝手に改善していくものです。

ただ、高齢出産の人の場合、そのまま更年期に向かい、エストロゲンの分泌量が低下してしまうこともあります。

そのような場合、エストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンを摂取するとよいでしょう。

また、日頃からのヘアケアも重要となります。

頭皮への血行がよく保たれるように心がけましょう。

円形脱毛症は、いわゆる「10円玉ハゲ」などといわれる脱毛症のことを言います。

ただし、円形脱毛症といっても、コイン大の大きさの円形脱毛症もあれば、頭皮全体に広がるタイプの円形脱毛症もあります。

円形脱毛症の特徴は、ある日突然、何の前触れもなく頭に10円玉や500円玉大のハゲができてしまうということです。

ちなみに、円形脱毛症というと頭髪が抜け落ちる疾患と思われるかもしれませんが、まゆ毛やまつげ、全身の体毛に見られることもあるということです。

円形脱毛症が起こっている部分の周辺の髪の毛は抜けやすくなっており、軽く引っ張って髪の毛が抜けるようであれば、円形脱毛症と思って間違いないようです。

円形脱毛症の原因としては、精神的なストレスがその一つとしてあげられています。

仕事上のトラブルや家庭内の不和などの精神的なストレス、および、疲労や睡眠不足などの身体的ストレスによって局所の血流量が減少し、それによって栄養状態が低下して円形脱毛症を発症すると考えられています。

もう一つの原因としては、免疫機能に何らかの異常が生じている可能性が指摘されています。

簡単にいえば、花粉症やアトピー性皮膚炎などと同じく、アレルギー反応によって円形脱毛症の起こる可能性があるということなのですが、現代の医学をもってしてもまだ詳細は明らかになっていないということです。

円形脱毛症は進行さえ止まってしまえば、およそ数ヶ月後に柔らかい髪の毛が生え始めて、その後にかたい髪の毛が生えてくるため、基本的には自然に治ってしまうということです。

ただし、円形脱毛症になりやすい体質というものがあるそうで、円形脱毛症になった人のおよそ40%が、5年以内に再発しているというデータがあるそうです。

円形脱毛症がストレスによって起こっているような場合は、原因となるストレスを取り除くことが最優先となります。

楽しいことをする時間をもつとか、親しい知人や仲のよい友人と他愛もない会話を楽しむなど、適度にストレスを発散させることが重要となります。

病院での治療は、ステロイド製剤を用いて免疫系の異常を抑制したり、塩化カルプロニウムを用いて血液の循環を促進したりといったことがおこなわれます。

その他、頭皮を刺激するために紫外線療法をおこなったり、ドライアイス療法をおこなったりすることもあるということです。

参考：ストレス抜け毛にありがちな毛根と治療法

抜毛症とは、髪の毛が抜けてしまう症状のことをいうのではなく、自分で自分の髪の毛を引き抜いてしまう疾患のことを言います。

では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

抜毛症の特徴は、自分で自分の髪の毛を引き抜いてしまうという点にあります。

毛が生えているところであればどこにでも見られるのですが、一般的には髪の毛やまゆ毛、まつ毛といった場所の毛を抜くことが多いということです。

自分で意識せずに抜いているケースもあれば、やめようと思っているのについつい気が付くと抜いてしまっているというケースもあります。

極端な抜毛症になると、襟足の髪の毛だけ残して、すべての髪の毛を引き抜いてしまうようなこともあるということです。

どちらかというと、女性に多くみられる脱毛症で、男女比は1：10と圧倒的に女性の方が多いということです。

抜毛症の原因としては、何らかのストレスや抑圧感、強迫観念などがあげられています。

ストレスが高じたときに髪の毛などを引き抜くと、満足感や安堵感が得られるという傾向があるようです。

発病の平均年齢が10代の前半で、ピークを迎えるのが17歳前後だということなので、思春期特有のストレスが原因となっていることも考えられるということです。

また、強迫神経症などを抱えている人や、その人の両親、兄弟、子供などは一般の人と比べた場合、抜毛症になりやすいということが分かっているそうです。

いずれにせよ、何らかの心的負担によって抜毛症を発症するリスクが上昇するということのようです。

抜毛症の経過は人によってさまざまで、年齢を重ねるにつれ自然と軽減してしまうようなケースもあれば、慢性化してしまうケースもあるということです。

抜毛症の治療法としては、考え方のパターンを変えることで感情をコントロールする認知行動療法や、悪い習慣を改めるための習慣逆転法といった治療法があります。

参考：毛根から抜け毛の原因を分析！今すぐできる抜け毛・薄毛診断

女性に見られる脱毛症には、さまざまな原因があることを理解して頂けたことと思います。

それでは、女性の脱毛症によって薄毛が目立ってきたり、地肌が目立ってきたりした場合には、どのようにした対処すればよいのでしょうか。

薄毛が進行して地肌が目立ってきたような場合には、まず、なぜそのようなことが起こっているのか、原因を突き止めることが重要となります。

原因がわからなければ、対処の方法もないからです。

抜け毛にともなって頭皮のかゆみやフケが目立つようであれば、皮膚科を受診するようにするとよいでしょう。

特に思い当たる節もないのに抜け毛が増えて地肌が目立ってきているような場合は、女性の抜け毛を専門にしている病院やクリニックで医師の診察を受けるようにしましょう。

特に病的な抜け毛ではない場合、育毛剤を使用することによって薄毛が改善するケースもあります。

女性に見られる薄毛の場合、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減少することで、薄毛になっている可能性があります。

そのような場合、エストロゲンと似た働きをするイソフラボンを配合した育毛剤を利用するとよいでしょう。

また、育毛剤にはカプサイシンを配合している商品もありますが、カプサイシンの働きによって血液の循環が改善されれば、頭皮環境を整えることにもつながります。

どの育毛剤を選んだらよいのか分からないようなときには、薬剤師さんに相談するとよいでしょう

自分ではなかなかちゃんとしたヘアケアが難しいというような場合には、育毛サロンで専門の技師にヘアケアをおこなってもらうという手もあります。

育毛サロンでは頭皮環境を改善する施術をおこなったり、薄毛に対する悩みを聞いてもらったりすることが可能となっています。

女性専用のサロンを利用すれば、周囲の目を気にせずに薄毛の改善に取り組むことが可能です。

見た目を速やかに改善したいという場合には、ウィッグを使うという手もあります。

特に、更年期以降に見られる女性の薄毛は、若い人と比べると改善に時間がかかったり、改善が難しかったりします。

そのような人向けのおしゃれなウィッグもたくさん開発されているので、利用してみるのも一つの手でしょう。

参考：女性の薄毛総集編～薄毛の症状・原因・対策・治療法まとめ～

女性の薄毛は、男性とは異なっていることもあるので、育毛剤も女性向けに開発されている商品が多数あります。

その中から、今回は厳選して5つ、おすすめの育毛剤を紹介したいと思います。

長春毛精（ちょうしゅんもうせい）は育毛サロンでも有名な「株式会社バイオテック」の製造、販売になる育毛剤です。

創業30年、発毛・育毛サロンとしてのリーディングカンパニーであるバイオテックだからこそできた、女性用の育毛剤ということです。

長春毛精の特徴は、伝統的な中国の医学である「中医」の考え方を取り入れ、従来の漢方よりも高い育毛効果があるという点です。

和漢12種類の生薬が配合されており、女性ならではの美しくてコシのある髪の毛を実現することを目的としています。

出典：https://store.biotech.ne.jp/

出典：https://store.biotech.ne.jp/

長春毛精は、通常価格が6,600円、バイオテックの育毛サロンのメンバーや、定期購入をする場合には6,000円で購入することが可能となっています。

マイナチュレは「株式会社　レッドビジョン」が製造・販売している女性用の育毛剤です。

女性の抜け毛や薄毛に対する育毛剤として開発されています。

マイナチュレの特徴としては、一度マイナチュレを使った人のなんと96.5%がリピーターになっているという点です。

その人気で累計販売本数は75万本を超えているということです。

出典：https://www.my-nature.jp/

マイナチュレの通常価格は、1本当たり5,745円で、別途送料として650円がかかります。

ただ、初回限定で送料無料、1本980円で購入することが可能となっています。

また、6ヶ月の定期コースにすれば、引き続き1本980円で購入することが可能です。

ベルタ（BELTA）は、株式会社ビーボ「ベルタ公式ショップ」が販売している、女性用の育毛剤です。

本当に女性にあった育毛剤を作りたいとの理念から開発されたという経緯があります。

ベルタの特徴は、ナノ化（超微細化）された育毛成分、および頭皮ケア成分が毛穴の奥まで浸透するという点にあります。

また、イザヨイバラエキスとヒオウギ抽出物を配合しており、女性ならではのハリのある美しい髪の毛を実現することが可能となっています。

出典：https://www.cosme.net/

出典：https://www.cosme.net/

ベルタの通常価格は、1本当たり5,980円で、送料が別途648円かかります。

2本セットの場合は送料が無料になり、3本セットにするとさらに23%割引となります。

また、定期便にするとさらに割引が適用されます。

カランサ（花蘭咲）は、「有限会社マイケア」の製造、販売になる薬用育毛剤です。

根元からハリ・コシ・ツヤのあるボリューム豊かな髪を育むことを目的としています。

カランサの特徴は、自然栽培の「エビネ蘭」のみを使用しているという点です。

自然栽培のエビネ蘭は、鉢植えで栽培されたものよりも多くの栄養を含んでいます。

また、エビネ蘭以外にも、センブリやトウガラシチンキ、ワレモコウやチャエキスなど、育毛にとって有効な成分をたくさん配合しています。

出典：https://www.mycare.co.jp/

出典：https://www.mycare.co.jp/

カランサは通常価格1本当たり7,000円となっています。

定期便を利用する場合には、1本当たり4,800円で購入することが可能となっています。

リジュン（Ri-JUN）は、「株式会社スミス製薬」の製造、販売している女性のためのスカルプエッセンスです。

72種類ものヘアケア成分が配合されているということです。

リジュンの特徴は、スカルプエッセンスをしっかりと届けることを目的としているということです。

というのも、20代の女性と更年期を迎える女性とでは、同じヘアケアをしてもエッセンスの浸透率が異なるからです。

そのため、リジュンは高い成分伝達率を実現しているのです。

出典：https://rijun.jp/

出典：https://rijun.jp/

リジュンは通常価格が5,960円で、送料が別途640円かかります。

定期コースを利用した場合、初回のみ半額の2,980円で購入することが可能となっています。

参考：女性の抜け毛を引き起こす10の原因と5つの治療方法

薄毛は男性だけでなく、女性にとっても深刻な問題であり、また、さまざまな脱毛症の種類があることを理解して頂けたことと思います。

明らかにかゆみや大量のフケなどをともなう場合には、まず病院を受診して原因を明らかにすることが重要です。

特に原因がないのに薄毛が進行しているような場合には、今回紹介した女性専用の育毛剤を利用しながら、頭皮環境を改善するとよいでしょう。

また、適度にストレスを発散したり、運動をして血行を促進したりすることも大事ですよ。