薄毛が気になってくると、美容室に行くことはひとつの試練になります。
残っている髪の毛を少しでも残したい、伸ばしたい。
でも切らずにおくとボサボサしていて、なんだか貧相に見えているようで不安。
生え際がどんどん下がってきているから、前髪で何とかカバーしているけれど、美容室に行くとこの大事な前髪を切られてしまうかもしれない。
せっかくここまで伸ばしたのに。
でも、「この前髪は切らないでください!」とはなんとなく言いづらい、、、
「美容室に行けば、この薄毛に似合うパッとした髪型を提案してくれるかも」
という期待と、
「美容室で万が一、粗末に扱われて薄毛がますます抜けたらどうしよう」「美容室で薄毛のこと、美容師に笑われたらどうしよう」
という不安が入りまじり、美容室に行くかどうか数か月迷ってしまったりしますよね。
いざ、美容室へ行こう!と決めても、初めてのところをどうやって選んでいいのかわかりません。
安い美容院はネットに溢れていてどこも良さそうに見えるけれど、どこが本当に男性の薄毛に詳しくて、この窮地を救ってくれる運命の美容室なのか、迷ってしまいます。
そんな時に、最近では、「メンズヘアサロン」といって男性専用の美容室がいくつも登場しています。
男性のためのだけに考えられた男性専用の美容室では、どんなサービスを受けられるのでしょうか。
ここでは、薄毛が気になる人が美容室に行くときに読んでおいた方がいい情報を、行く前の心構えから選び方、美容室でお勧めのヘアスタイルまで、まるっと全部お届けします。
■まとめ
薄毛だからといって、美容室に行かずに済ませてしまうのは、大きな間違いです。
薄毛だからこそ、美容室に行った方がいい理由がたくさんあります。
床屋の親父に見せてもオシャレな髪型にはしてくれそうもないし、かといって美容室に行けば意識高そうなオニーサンやオネーサンの視線に、薄毛がさらされてしまう。
なによりカットされている間中、美容室の鏡で自分の薄毛をずっと見つめていなければならないのは、苦痛すぎる!あの時間ほど真実を残酷に突きつけてくる時間はありません。
けれど、美容室に行くのはなにも、オシャレ男女だけとは限りません。
一説には、男性の3人に一人は美容室に行っているといいます。
さらに美容師さんは、誰よりも髪のことを知っているプロです。
薄毛の人が美容室に行った方がいい理由はたくさんあります。
AGAなどで薄く、細くなってしまった髪の毛はとても繊細です。
ブラッシングやシャンプーをすることさえためらってしまいますね。
けれど、正しいケアをしなければ頭皮には皮脂がたまり、残っている毛穴まで傷めてしまいます。
薄毛になってきたから髪を守りたい一心で、ブラッシングやシャンプーを避けがちになってしまう人がいます。
けれど、ブラッシングやシャンプーで抜けてくる髪は、すでに休止期に入ってしまった毛根にかろうじてしがみついている髪の毛で、「本来抜けるべき髪の毛」なのです。
抜けるべき髪の毛を守っても、次の髪の毛にはつながりません。
ブラッシングやシャンプーをせずにベタベタした髪の毛で与える不快な印象の方が、よっぽど本人にとってマイナスになってしまいます。
男性の薄毛でもっとも多い理由はAGAです。
テレビなどで言葉を聞く機会も増えていますが、実際にどんな病気だかご存知ですか?AGAは男性型脱毛症、といって主に前頭部と頭頂部に強く薄毛の症状が出ます。
男性ホルモンが毛根に作用しすぎることで、毛根が次のような状態になってしまうのです。
本来なら数年単位で伸び続けるはずの髪の毛の成長が、数か月程度になってしまいます。
成長期が短くなった毛根では、数か月成長したあと髪の毛がアッサリ抜けてしまいます。
結果として、症状が強く出る前頭部や頭頂部の髪の毛がまばらになり、いまある髪の毛も短くて細い髪の毛が増えていきます。
おでこや頭頂部にふよふよと心もとない毛が多くなり、薄毛の印象を与えやすくなってしまうのです。
成長期が短くなるだけならまだしも、AGAでは毛が抜けたあとの毛根が次の仕事をしなくなってしまいます。
この毛根が休む期間を「休止期」といい、通常の毛根なら数か月で終わりますが、AGAの毛根はずっと休止期のまま、仕事をしません。
どこかの困った亭主のようです。
本来なら成長期が短くなった分、短い毛でもイイから抜けたところからどんどん作ってもらいたい、薄毛に少しでも加勢してもらいたい、と思うものです。
けれどAGAでは、毛が抜けた後の毛根は沈黙を守るようになってしまいます。
こうして働かなくなった毛根は、正しくケアをして再び働くように導いていかないと、そのうち毛根自体が消えてなくなってしまいます。
なんとも恐ろしいことですが、毛穴自体がなくなってしまうと、もうそこに再び新しい生命(毛)が宿ることは難しい、と言わざるを得ません。
薄毛ではあるものの毛根がまだ存在しているうちに、美容室で正しいケアの方法を教えてもらうことで、今ある髪の毛を労わり、休んでいる毛根を活性化することが期待できます。
薄毛に効くシャンプーや育毛剤は市販品でもとても多く販売していますが、男の美容室ならではの商品を揃えているメンズヘアサロンもたくさんあります。
今までしてきたケアが正しいのかどうか、一度、専門家である美容師さんに確認するつもりで、美容室を訪れてみるのも良さそうです。
薄毛になり始めは、ふよふよと短くて細い毛が生えていたはずなのに、それすらだんだん少なくなり、なんだか「ツルっ」「ピカっ」としてきた、そんなあなたにも美容室はお勧めです。
美容室にいるプロの美容師さんには、前回から髪の毛がどのぐらい伸びたか、部分によって伸びる長さが差どのくらいあるか、というのは手に取るようにわかってしまいます。
実際に男性客の前髪が、周りの髪の毛より伸びていないな、という実感は美容室ではよくあるようです。
そんな風にいろんな人の髪型をプロの目線で見てきた美容室の人なら、薄毛などは珍しくもなんともありません。
もはや40代以降の男性の半分以上はAGAと言われています。
薄毛で悩んでいるのはあなただけではないのです。
特に薄毛専門の美容室では、今後髪型がどうなっていくかまでを予想して、次の髪型をお勧めしてくれます。
薄毛が目立たない髪型、薄毛を生かす髪型、薄毛を目立ちにくくするヘアケアなど、さまざまな提案をしてくれるのです。
われわれ、素人ができるのはせいぜい生き残りの髪の毛を伸ばして、薄毛の部分をカバーするぐらいです。
けれど、薄毛専門の美容室では、その上をいく提案をしてくれます。
薄毛だって、オシャレできるのです。
薄毛の一番の敵は、なんだと思いますか?原因になる男性ホルモン、食生活、禿げた親父からの遺伝子、いろいろあると思います。
その中でも「薄毛の自分を嫌悪する気持ち」は、なかなかの大敵です。
・薄毛の自分を嫌うあまり、美容室に行くのもためらってしまう。
・薄毛の自分に自信が持てないから、なんとか髪の毛を伸ばして薄毛を隠そうとしてしまう。
・薄毛の自分に気付かれたくないから、周囲に対して常に警戒してしまう。
こんなあなたの気持ちに、周囲もなんとなく気付いています。
薄毛に関して触れてほしくないんだな、と思うと、余計に気になってぎくしゃくしてしまうものです。
薄毛に対する経験の豊富な美容室では、ありのままの自分をさらけ出すことができます。
むしろ、さらけ出してからの新たなスタートを切ることができるのです。
美容室では、薄毛を前向きに受け止められるアドバイスがもらうことができます。
なぜなら美容室で数えきれないほどの薄毛と出会ってきた美容師さんには、「薄毛はよくあること」、「薄毛は恥ずかしいことではない」ということがわかっているからです。
鏡に映る自分は相変わらずの薄毛で、思い描いていた姿とは少し違うかもしれません。
けれど、美容室でアドバイスをもらって、薄毛をさらけ出してしまったあとでは、「薄毛の自分」を少し受け入れられて、すがすがしい気分で街に出られることでしょう。
参考:「薄毛の人のヘアスタイル選び!ハゲカッコイイ髪型|厳選 AGA」
薄毛専門や男性専門の美容室では、毛髪診断士がいる美容室もあります。
毛髪診断士、とは聞きなれない名前ですが、実は薄毛の人にはとても頼もしい資格なのです。
毛髪診断士とは、毛髪に関して特に深い知識を持ち、薄毛などの悩みに対して的確なアドバイスをできるように、特別な講習を受講して試験に合格し、認定された人たちのことです。
その講習の内容がまた、薄毛のことにもよく触れられた、とても頼もしい内容なのです。
薄毛や男性の脱毛症に関しての講習内容を以下に抜粋してみました。
毛総論
毛髪の疾患
毛髪診断
そのほかにも、香粧品の項では、頭髪用化粧品に留まらず、頭髪用医薬部外品のことまで学んでくれています。
薄毛の治療にはこれらの商品が欠かせないので、これらの知識をしっかり持った専門家に相談できるのは頼もしいことです。
上に挙げた項目は、講習内容のごく一部では決してありません。
むしろ、薄毛に関する内容は講習内容のほぼ半分を占めていて、いかに薄毛に悩む人たちが多いか、いかに美容室の方でも薄毛を重視しているかがわかります。
しかも毛髪診断士の資格は2年ごとの認定なので、しっかり認定を持っている人は、2年ごとに新しい情報をしっかり仕入れてくれています。
とくに頭髪用の化粧品や医薬部外品の開発は日進月歩で、新しいものがどんどん出ています。
それらの有用性や効果をしっかり把握してくれているのは、こちらとしても気になることをどんどん相談できる、心強さがありますね。
最近の薄毛治療の中で最も気になる!と思っている人も多いんじゃないでしょうか。
スヴェンソンなどいくつかの薄毛専門の美容室で行われているメニューです。
薄毛が気になる人の髪の毛に、髪の毛と同じ成分をコーティングすることで一本一本を太く見せる技術です。
美容室で60分程度かけて頭皮の洗浄、薬液の塗布と浸透を行います。
その段階で、あっと驚く効果が得られる人が多いようです。
まず注目すべき点は、「薄毛が自分の髪の毛の力で改善される」ということです。
明らかな効果があるにも関わらず、そこにあるのは全て自毛です。
そして、一瞬で明らかな効果が得られるわりに、手術などとは違って自分を傷つけることもないし、痛みもないのが嬉しいところです。
植毛や増毛ではないので、イメージ的には粉をまぶして薄毛を隠す方法に似ています。
けれど、あの粉のように明らかな違和感はありませんし、服や手に粉が付くこともありません。
あくまで自然な形で薄毛を覆うことができるのです。
参考:「M字はげ植毛の効果と費用はどれくらい?対策方法と各費用について解説」
ヘアライズは美容院で施術をした後、自宅で美容室と同じスタイルを再現できるようにホームケアジェルを持ち帰ることができます。
このジェルはスタイリング剤になっているのと同時に、美容室でのヘアライズの効果を長持ちさせる効果があります。
ヘアライズは、髪の毛をコーティングして太くする、いわゆる膨毛の技術です。
髪の毛を太く見せて、その上に髪の毛をふんわり盛るスタイリングで薄毛をカバーしているので、普段から自分でもそのヘアスタイルを再現する必要があります。
持ち帰りのジェルを美容室でもらったら、丁寧にスタイルの再現の仕方も教えてもらえるので心配いりません。
薄毛を効果的に隠せる上に、オシャレヘアスタイルまで手に入れられる、まさに夢のような一石二鳥ですね。
ヘアライズは、初回はお試し価格5000円で受けることができます。
ですがその後はヘアライズのみで11000円程度、カット込みで14000円程度かかるようです。
効果がどのぐらい持続するかは個人差なので一概には言えませんが、毎月これだけの出費としたらやや大きい気もしますね。
薄毛のケアには何かとお金がかかりますが、内服治療と、外用薬と、ヘアケア料金と、全てを合わせての月額を決めておくとよいですね。
その中で、今月はヘアライズをしたから、こっちの商品はお休み、などで切り盛りすると、家計の圧迫にならずに済みそうです。
起死回生に思えるヘアライズですが、そもそも自毛を太く見せて薄毛をカバーする方法なので、ツルッピカッとするほどの薄毛には、あまり向かない手法です。
「薄毛がそろそろ気になってきたな・・・」という程度で始めるのがお勧めです。
かといってツルッピカッとしてしまった人が美容室に行っても仕方ないとは言えません。
どんな状態の薄毛でも、美容室には解決のヒントがあります。
とくにスヴェンソンのような男性や薄毛に特化したような美容室では、どんなケースでも対応できるように考えられているので、一度、相談に行く価値がありそうです。
ちなみにスヴェンソンに関して言えば、北は北海道から南は九州まで、全国津々浦々、支店を出しているので少し遠出の手間をいとわなければ、いつでも利用が出来そうです。
実際のお値段や予約状況は、各店舗に確認してみてくださいね。
薄毛の原因は毛穴から、毛穴のコンディションは頭皮のコンディションから。
男性型脱毛症の直接の原因は男性ホルモンですが、その進行の速さに頭皮のコンディションは少なからず影響してきます。
そして何より、薄毛になったからと頭皮のケアをしないでいると、頭皮の脂が髪の毛についてますますペタッとして、薄毛感を助長してしまうのです。
頭皮ケアは「毛穴の負担を軽くして薄毛の進行を遅くしたい」という意味合いと、「残った髪の毛を元気に見せたい」、という2つの意味合いがあります。
そのため、薄毛ケアを得意とする美容室がこぞって気を使っているのが、この頭皮ケアです。
美容室でしっかり髪を洗ってもらって、マッサージしてもらって、と頭皮のケアを受けるだけで、髪の毛が生き返り、見た目のイメージがガラッと変わります。
薄毛ケアの美容室では、薄毛の人がシャンプーに気を使っていることを良く知っています。
そのため、「ただのシャンプーをする」という意識は全くなく、「シャンプーこそ頭皮と髪への最大のケア提供のチャンス」と考えているところが多いのです。
そのため、炭酸のシャワーや薄毛専用のシャンプー、マッサージ剤など、各美容室がこだわりの頭皮ケアにしのぎを削っています。
美容室で頭皮ケアを受けたら、その効果を実感するとともに、自宅でのケアの方法も相談できます。
いろいろなノウハウを学んできた美容室ならではのアドバイスをもらえることでしょう。
頭皮をしっかりキレイにした後は、頭皮がもっともピュアな状態です。
きれいに洗って適度にしぼったスポンジが水を良く吸収するのと同じように、洗浄後の頭皮は栄養をあげるのにもっとも適した状態になっています。
そこを美容室が見逃すはずがありません。
各美容室がお勧めの頭皮への栄養をたっぷり注いでくれます。
最近では、AGAクリニックでするような成長因子の投与をしてくれる美容室も出てきています。
成長因子はグロースファクターとも呼ばれて、女性のシワ取りなどの美容分野でも注目されているケアです。
1~2週間に一度、皮膚の再生を促す成分を投与することで、頭皮の新陳代謝や毛根の活性化を促す効果を期待できます。
グロースファクターと検索すると、2番目のワード候補に「危険」があがってきますが、これはどうやら美容形成分野で行われるヒアルロンなどの注射の危険性のことのようです。
頭皮にグロースファクターを散布して吸収を促す分には、問題ないようです。
さまざまな有効成分を電気穿孔法という、より頭皮の奥深くまで浸透させる方法で浸透させている美容室もあります。
電気穿孔法は「刺さない注射」と言われているぐらい、深くへの浸透が期待されるもので、痛みもありません。
どんなものだか気になりますね。
このように、薄毛ケアを得意とする美容室では、それぞれ独自の薄毛ケアを自信を持って提供しています。
たかが美容室、と思われがちですが、美容室では美容師という髪の毛のプロが、頭皮と真正面から向き合ってケアしてくれます。
日々のスタイリングなど、日常的な薄毛との付き合いと関係していることから、クリニックで相談するよりももっと実用的な相談ができるとも言えますね。
薄毛や男性を専門とする美容室は、全国に増えつつあります。
とくに太文字で「薄毛専門!」と謳っていなくても、男性専門美容室となっているところのほとんどは、薄毛の男性をとても意識したつくりになっています。
サイトでは一見、オシャレなビジネスマンを作り出すための美容室風ですが、その中身は薄毛の人もリラックスして通えるようなサービスになっているのです。
大げさに「薄毛!」とうたっていないのも、あまり堂々と薄毛専門!と書いた美容室には入りたくないと思う、こちらへの配慮なのですね。
薄毛や男性専用の美容室ではもはやスタンダードになりつつあるスタイルです。
周りのほかのお客さんが後ろを通ったり、鏡越しに目が合ってしまったり、そんな危険とは無縁の空間でくつろぐことができます。
完全個室になっていなくても、半個室風にパーテーションで仕切ってある所もあります。
完全個室でBGMだけが鳴り響く中、美容師さんと2人きりは気まずい・・・という人には、こちらの方がお勧めです。
美容室では、頭皮をきれいにしてくれて、残った髪の毛を元気にしてくれて、残った髪の毛だけでできるオシャレなヘアスタイルを提案してくれます。
でもそれを家で再現できなければ意味ないですよね。
特に薄毛の場合、下手にスタイリング剤をつけすぎたりすると残った毛が妙に束になってしまい、その下の頭皮があらわになってしまう危険があります。
美容室で満足いくスタイルにしてもらった時は、その再現ができるようにしっかりやり方を聞いておきましょう。
できれば、髪の立ち上げ方などはその場で練習させてもらうとよいですね。
完全個室でもなんでも、薄毛だと美容室はなんとなく入りづらいものです。
休日の人ごみの中、これまた混雑した美容室に入っていくのも抵抗があるし、万が一スタイルが気に入らなかったときの美容室からの帰り道は地獄です。
そんな中、仕事帰りに寄れるぐらい遅くまでやっている美容室はひとつの救いです。
美容室を出たら、あとは薄暗い道を帰ればいいだけ、というのは安心ですね。
万が一「失敗したな」という出来上がりでも、「帰って風呂入って、明日またやってみよう」という気にもなれるものです。
薄毛が気になってくると、鏡を見る回数がだんだん減ってきます。
毎朝のヘアスタイルづくりのときも、髪の毛がいかに均等に散っているか、頭皮を隠せているかを見るだけで、顔全体のことはあまり意識しないことが多いんじゃないでしょうか。
でも実は、薄毛だからこそまゆ毛やヒゲのお手入れが大事なのです。
薄毛でふよふよとまとまりのない髪型になりがちなのに加え、眉毛まで手入れしていないボサボサ眉毛だと、全体的に汚らしい印象になってしまいます。
男性専門や薄毛を得意とする美容室では、眉毛などのフェイスグルーミングも一緒にしてくれるところが多くあります。
眉カットはサービスになっているところまであるのは、うれしいですね。
自分ではなかなか手の入れ方がわからない眉毛も、美容室で顔の形や髪型に合わせてプロに整えてもらうことで、顔全体の印象がまた変わってくることでしょう。
薄毛が気になってくると、ほとんどの人が髪を長くして薄毛の部分をカバーしようと考えがちですが、これは大きな間違いです。
鏡を見てスタイリングをしているときはきれいに薄毛部分を隠せているようでも、少し風が吹いたり、普通に生活して頭を動かしているうちに、スタイリングされた長い髪の毛は乱れてしまい、とっ散らかった印象を相手に与えてしまいます。
それを防ごうとスタイリング剤でしっかり固める人もいますが、それも逆に「あ、薄毛を気にしているんだな」という強烈なイメージを相手に与えてしまい、コミュニケーションもぎくしゃくしがちになってしまいます。
薄毛の人が気になるのは「薄毛で貧相に見えてしまうこと」ですが、周囲の人が気を使っているのは「この人、薄毛気にしているみたいだから、こっちが薄毛気にしていると思われないようにしなきゃ」です。
薄毛に悩む人の多くは働き盛りのビジネスマンですが、薄毛を明らかに気にして隠していることがバレバレな人と、信頼第一のビジネスパートナーになれるでしょうか。
ありのままの自分を受け入れることは、相手にも心地の良い距離感を与えることになるのです。
要するに「隠そう」とすればするほど、周囲にいらない気遣いをされてしまう薄毛なら、いっそ自然に薄毛を「見せる」ヘアスタイルに美容室で転換してしまいましょう。
数々の頭をケアしてきた美容室の豊富なノウハウの一部をご紹介します。
男性型脱毛症(AGA)の大きな特徴は、頭頂部と生え際が徐々に薄毛になり、生え際が後退してカッパのような頭頂部になってしまうことです。
頭頂部が薄くなるタイプでは、側頭部の髪はそのまま元気なため、どうしても側頭部がふんわりした形になってしまいますが、それが逆に、頭頂部のぺったり具合を助長してしまうことがあります。
一昔前のJリーガーにアルシンドという選手がいましたが、あの河童頭は典型的なAGAです。
彼をはじめとして頭頂部が薄くなり始めると、本能的にほかの部分の髪の毛を長くして毛量をカバーしようとしますが、解決策は別のところにあります。
サイドの毛を短く刈って、トップの髪の毛を相対的にボリュームアップして見せることで、薄毛が気にならない髪型になるのです。
イメージ的にはソフトモヒカンのような感じになりますね。
頭頂部が薄くなったからこそ全体的に髪の毛を短くすることで、全体をすっきりした印象に見せることができます。
おでこが丸く後退してしまうタイプの薄毛では、広くなるおでこを隠そうと前髪を伸ばしてカバーしようとしがちです。
けれどその前髪も、AGAの影響でクセのある細毛になりがちなので、どうしても「自信満々のヘアスタイル」というよりは、「隠すために前髪を無理に伸ばしているヘアスタイル」ということが周囲に伝わってしまいます。
そういうタイプの薄毛では、美容室では思い切って全体を短くすることをお勧めされます。
もともと日本人は、欧米の人よりも短髪が似合う人顔立ちや頭の形の人が多いので、薄毛で伸び悩むエリアがある人は、いっそベリーショートにしてしまった方が、「似合ってるね!」と好感度もあがることが多いのです。
「俺にベリーショートなんて似合わないよ」という人も多いと思いますが、そういう人は眉毛からくる顔全体の印象が野暮ったくなっている可能性もあります。
男性専門の美容室では、眉毛も髪型や顔立ちに合わせて整えてくれるので、顔全体を凛々しくイメージチェンジすることができます。
薄毛の人は、おでこからトップにかけて薄毛になりがちですが、薄毛になりかけの毛は短くふわふわと立ち上がりやすいので、逆にソフトモヒカンなどを作りやすい髪質ということができます。
最近、オシャレ坊主が流行ってきたのはAGAに悩む人がその悩みを長所に変えて、薄毛に向き合い始めた証拠なのかもしれません。
オシャレ坊主のバラエティは年々豊富になってきており、以前は坊主と言えば5分刈りかスキンヘッドかの究極の選択でしたが、今は違います。
よく知られたソフトモヒカンと、ソフモヒよりももう少しトップを長くしたネオモヒカン、トレンチベリーショートやショートレイヤーなど、もはや素人にはなにがなんだかさっぱりですが、美容室がこぞっていろんな顔や頭の形を想定した新しいオシャレ坊主を模索してくれています。
その中にはきっと、あなたにピッタリのオシャレ坊主が存在するはず!
芸能人でも、有名俳優や歌手でも薄毛で悩んでいる人は、一般人と同じぐらいの割合で存在します。
芸人の、雨上がり決死隊の宮迫さんや、ブラックマヨネーズの小杉さんなんかは、それを逆手にとって活躍していたりしますよね。
彼らが通う美容室は、TV番組でも紹介された中目黒の美容室「FOREST」です。
宮迫さんも小杉さんも、その美容室で薄毛をいかした縦長なシルエットの髪型になってから、それまでの三枚目のいイメージをすっかり覆しました。
宮迫さんも髪型を変えた当時は「宮迫さんフツウやん!て言われるのが一番嬉しい」とおっしゃっていました。
美容室に通ってイメージを変えることで、それまでの薄毛に対する負い目がなくなり、自信に満ち溢れるのが伝わるようです。
小杉さんも宮迫さんと同じ美容室に通っています。
薄毛のことをネタにはしていますが、むしろ薄毛は芸風で、後ろめたさや劣等感はまったく感じさせません。
それというのも、薄毛を生かした髪型が自分の個性を生かす手段になっているからですね。
2人とも芸風こそ薄毛で通っていますが、実はかなりのイケメンです。
もともとイケメンだったのではなく、薄毛を受容し、自分の薄毛にぴったりの髪型を見つけてくれる美容室に出会ったからこそ、イケメンになれたのです。
美容室との出会いが、いかに薄毛に自信を与えて、「雰囲気イケメン」を作り出してくれるかが良くわかる例ですね。
渡辺健さんや福山雅治さんなどの、正当派俳優やイケメン歌手も「あれ、薄毛かな」と思わせるものの、その格好よさは不動です。
今の時代、薄毛は決してマイノリティーでも、恥じることでもないのです。
福山雅治さんが通っているのは東京青山の美容室ですが、そのパーマはいろいろなバリエーションがありつつも、彼のトレードマークです。
いつかのCMでつむじのあたりの薄さを噂されたこともありましたが、今ではまったくそれを感じさせません。
福山さんほどのバックアップと財力があれば、自毛植毛での薄毛カバーもできますが、それほどのお金と手間をかけなくても、美容室では薄毛のカバーができます。
福山さんのパーマもその一つです。
薄毛の気になり始めでは、パーマによって髪の毛のボリュームを出すことで、上手に薄毛をカバーすることができるのです。
渡辺謙さんもだいぶ生え際が後退したAGAです。
けれど、そのような薄毛感は全く感じませんね。
壮年男性の色気すら感じさせる短髪が、彼のトレードマークです。
「あんな髪型俺には似合わないよ」「もともと顔がいいからだろ」と思いますか。
たしかに芸能人はみんな顔がいいイケメンに見えますが、それはカメラでの撮りかたや演出の仕方にも大きく頼っています。
元をただせばみんな人間、顔のレベルは同じようなものです。
それでは、薄毛で悩む人と、薄毛でも輝いている人は、どこが違うのでしょうか。
答えは、「自分に自信があるかどうか」です。
薄毛を気にするのではなく、自分の一部として受け止めるです。
そのために美容室に新しく通うことは、大きな一歩となるでしょう。
薄毛だから美容室に行くのは恥ずかしい、と思いがちですが、美容室の人は髪の毛のプロです。
「薄毛は珍しいことではない」とよく知っています。
むしろ「薄毛は良くあること」で、壮年以上の男性で髪の毛がふさふさと豊かな人の方が珍しいという実感を持っています。
薄毛は完全に治ることはなく、一度抜け始めたら、その進行を逆行させることはできません。
生活スタイルが欧米化するにしたがって、今後ますます薄毛の人は増えてくると予想されます。
薄毛と長く付き合うには、いかに早くに薄毛を受容して、前向きに付き合うか、です。
薄毛が気になる人は、「自分は薄毛だからこういう髪型でないと」というこだわりを持っていることが多いものです。
そのこだわり故に、美容室にいって別の髪型をお勧めされたり、こだわりの髪型を勝手に変えられてしまったりすることを恐れる傾向があります。
ですが、かずかずの薄毛に向き合ってきた美容室では、薄毛に向き合う全く新しい方法を提案してくれます。
「隠す」より「見せる」ということは先ほどもお伝えしましたが、美容室では「薄毛の進行に合わせた、新しいヘアスタイルの提案」もお手の物です。
薄毛は残念ながら、少しずつ進行していくものです。
自分では正確に把握しづらいその変化にプロの目ですぐに気づいて、美容室ではその時に最もふさわしいケアと、日常のスタイリングを提案してくれます。
薄毛や美容室に対する思い込みは今すぐに捨てて、美容室という新しい扉を開いてみましょう。