抜け毛が酷くなると「何かの病気?」「何が原因?」と不安になりますよね。
やはり髪の毛はいくつになっても美しく綺麗でいたいもの。
抜け毛の原因は大きく分け5つありますが、今回は女性ホルモンにスポットを当て、お話していきます。
■まとめ
そもそも抜け毛とは、加齢や老化と大きく関係があると言われていますが、女性ホルモンを含む以下5つも大きな要因と考えられています。
この章では、上記5つの抜け毛の原因を一つ一つ詳しく話していきます。
髪の毛のボリュームがダウンしてきたり、抜け毛が増加している場合、環境の変化や身体の変化だろう、老化だから仕方ないという理由だけで事を片付けてしまうのは少し早いといえます。
というのも、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れ、男性ホルモンの割合が増えてしまう、一般的にいうホルモンバランスの崩れが大きく関わっているケースが多々あるからです。
女性の場合は、妊娠や出産といった時期にホルモンバランスが特に崩れやすくなるため、その時期周辺に抜け毛の悩みが加速する事例があります。
これは、妊娠、出産時に抱える様々な身体不調の一つです。
女性が妊娠すると「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌がもんすごく活発になります。
本来なら毛髪の成長が促進されるはずですが、このホルモンには栄養分や水分を溜め込む作用があるため、通常髪に届かなければならない栄養が妊娠期間中だけ体内の赤ちゃんに奪われてしまいます。
よって、髪の毛が薄くなってしまうのです。
しかし上記でもお伝えしているよう、このような現象は「妊娠期間」のみに起こることです。
そのため妊娠や出産時にかなりの抜け毛が起こったとしても、半年もすれば新しい髪が生えてくるため、 「髪がどんどん薄くなるどうしよう…」 「もう生えてこないんじゃないか!?」 などの悩みを抱える必要は全くないと言えます。
そのため、本来気にしなくていい事で悩み、必要のないストレスを抱えることこそが一番の危険といえるでしょう。
(頭皮環境や髪の毛はストレスとも大きく関係しています)
つまり、髪の毛のことをそこまで深く思い詰めなくていいわけですが、万が一、半年経過しても髪の毛が生えてこない、あまりにもスピードが遅いなどの不調が見えた場合は大至急、婦人科へ足を運ぶようにしましょう。
経口避妊薬、一般的な名称「ピル」を使用したことがある人はおそらく「止めた途端抜け毛が増えた」という経験があるかと思います。
これは、ピルが脳下垂体に働きかけ、排卵を抑制する作用のほか、女性ホルモンバランスを整える作用があるからです。
つまりピルの長期間使用を急に辞めると、ピルが無理に整えていた女性ホルモンが一瞬にして崩れてしまうため起こります。
使用をやめた直後こそ抜け毛が酷くなりますが、3ヶ月〜半年もすれば崩れていたホルモンバランスが徐々に安定し、髪の毛が戻ってくるため、これも気にしすぎず見守ってあげることがなにより大切になります。
(ピルを使用しないに越したことはありませんが) しかし「半年も待ってられない!」という方も少なくないはず。
そんな方は、女性ホルモンと同じ作用のある「大豆イソブラン」が豊富に含まれている食べ物(豆腐など)を摂取してください。
比較的早く髪の毛の再生が期待できます。
ピルの使用をやめて半年が経過しているにも関わらず、なかなか髪が生えてこないようであれば、卵巣嚢腫や多嚢胞性卵巣症候群といった婦人科疾患を発症している場合があります。
その際は大至急、婦人科へ足を運ぶようお願いします。
何事も早期発見が重要です。
稀に、お風呂に入りシャンプーをすると大量の抜け毛が見られるという方がいます。
そんな方は思い切ってシャンプーの回数を減らしてみましょう。
別記事でも解説しているよう、シャンプーには界面活性剤という汚れを浮かせる成分が配合されています。
この界面活性剤は汚れを取り除く商品(石鹸、ボディーソープ、洗顔など)に欠かせないものですが、ものによってはその作用が強く、皮膚を悪化させてしまうものがあります。
特に敏感肌や乾燥肌の人は普通の人よりも肌が弱いため注意が必要です。
もっと密にいえば、
などの対策をとりましょう。
これらを雑にしてしまうと頭皮環境が悪化し、抜け毛以外のトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあります。
しかし上記の対策をとったのにも関わらず、抜け毛が治らないのであれば、直ちに婦人科を受診しましょう。
女性ホルモンバランスが崩れ、卵巣嚢腫や多嚢胞性卵巣症候群などの婦人科疾患を発症している場合があります。
これまでに妊娠、出産後などの期間は女性ホルモンを崩しやすいとお話ししてきましたが、ストレスも大きく関わっています。
そもそもストレスは、様々な身体トラブルの原因と言われています。
私たち人間は生きている以上、必ずストレスがあるといわれていますが、いかにこのストレスを軽減するかが鍵となるでしょう。
抜け毛の原因が妊娠、ピル、シャンプーではない場合、過度なストレスが影響していることがあるため、あなたが思いっきりストレスを解消できる場所を見つけてください。
例えば、
などです。
ストレスの発散場所は個々それぞれ異なるため、一概にコレとは提示できませんが、自分の心や体と向きあい、快適な生活環境をつくってみてください。
また、これまでの要因にどれも当てはまらない方は、卵巣系の病気を患っている可能性があります。
見極めるポイントとしては、「抜け毛の量」と「身体の不調」です。
もし卵巣系の病気が発症している場合は、個人ではどうすることもできないため、即座に病院へかかりましょう。
一般的に卵巣の機能が低下すると、
などの症状が確認できます。
上記のような症状が見られた場合は先ほどお伝えしたよう、すぐさま病院へ足を運んでください。
エストロゲンが減少する、崩れる原因はいくつかありますが、その中でも特に代表的な原因をご紹介します。
ちなみに、エストロゲンが減少する代表的な原因は以下4つ。
では早速見ていきましょう。
まずはじめに紹介したいのが、「更年期障害」。
そもそも更年期障害とは、閉経前後にホルモンバランスの乱れから起こるものです。
更年期障害が起こる仕組みは以下のとおり。
卵巣機能が正常な時期はその指令に従って、卵巣から十分な量のエストロゲンが分泌されていますが、問題は閉経間近になってから。
閉経が近くなると、卵巣の機能は低下し、そのため視床下部からの指令に応じることができなくなります。
指令を出しているにも関わらず、エストロゲンの分泌がないため、脳は混乱してしまい、さらにエストロゲンを分泌するよう刺激を与え続けてしまいます。
これにより体全体のホルモンバランスが崩れてしまい、のぼせやほてり、冷え性、イライラなどの更年期障害が起きてしまいます。
つまり更年期障害を起こすと、エストロゲンの分泌が通常時と比べ、かなり変化してしまうのです。
エストロゲンの分泌が崩れるを言い換えれば、ホルモンバランスが崩れるということですね。
前節のはじめにお伝えしたよう、ホルモンバランスの崩れ(エストロゲンの減少)は抜け毛に大きく関わっているため、生理周期などの避けられないものを除き、エストロゲンの分泌を一定に保つ必要があります。
更年期障害の症状の度合いや対処法は多岐にわたるので、一概にこうとは言えませんが、今ここで覚えて欲しいこととは、抜け毛の原因の1つとして、更年期障害の発症が考えられるということです。
生活習慣の乱れと一口に言っても実に様々ですので、今一度、生活習慣の乱れに含まれるものを明確にしておきましょう。
一般的にいう生活週間の乱れとは上記4つが崩れることを指します。
女性が食生活を崩す要因として、最も考えらるのが「ダイエット」でしょう。
「綺麗で美しい体になりたい」 「あの頃の体型に戻りたい」 などの気持ちは十分理解できますが、基本的に摂取すべき栄養素をとらなければ私たち人間の体の機能はどんどん低下し、いずれ壊れていくことは皆さんもご存知でしょう。
もちろん、睡眠不足、過労、過度なストレスも同様ですが、いわゆる「健康的」な生活から大きく外れてしまい体に負荷をかけすぎると、自律神経が乱れ、脳が適切な指示を送れなくなってしまうのです。
また、20〜30代といった歳は人生の中でも特に忙しく、環境の変化が起こりやすい年代ですので特に注意が必要でしょう。
これらの生活習慣を崩せばホルモンバランスの乱れが起きるだけでなく、様々な体の不具合に繋がるため、なるべく健康的な生活を心がけることが大切です。
多くの女性が通る道である「出産」もエストロゲンの減少に関わっています。
妊娠をすると、もうひとつの女性ホルモンであるプロゲステロンと共にエストロゲンの分泌量が徐々に増加し、出産まで増え続けます。
これは、妊娠を持続させるために子宮を大きくする、乳腺を発達させ母乳を作る準備のためですが、出産を終えると胎内で赤ちゃんを育てる必要がなくなるため、産後2日もたてば急激にエストロゲンの分泌が減ります。
何度もお伝えしているよう、エストロゲンの分泌量が変化すると、肌荒れや抜け毛に繋がります。
しかしこのような現象を知らなければ、産後、急に抜け毛や肌トラブルが起きると「何かの病気なんじゃ?」と不安やストレスを抱えることになります。
もう一度お伝えしますが、これら抜け毛や肌トラブルが起きるのは産後誰にも起こりうる現象です。
もちろん、人によって症状の度合いは様々ですが、「病気」ということではないため、安心してください。
産後、1週間も経てばエストロゲンの分泌量は徐々に落ち着いてくるため、体の変化があったとしても、驚かず気長に待つようにしましょう。
ホルモンバランスが乱れ、抜け毛や肌トラブルを起こしやすい人は、もしかすると「エストロゲンを減少させる習慣」を送っている場合があります。
部屋は暖かい、空気はそんなに冷えていないのに、手足やお腹が冷えるという方は、全身の血行が悪くなっている場合があります。
(病気を除く) もし上記と同じ悩みや症状がある方は、エストロゲンを分泌する卵巣の機能が低下している可能性があるので、注意が必要です。
通常、湯船に入るのが当たり前ですが、近年、あらゆるものが欧米化しているため、湯船に浸からない人が増えているようです。
シャワーだけで済ませるというお風呂の入り方が習慣化されている方は、直ちに改善しましょう。
体が冷える原因になります。
また、冷たい飲料、体を冷やす食べ物ばかり摂取している方も今一度その生活を見直しましょう。
双方とも、体が冷えやすい体質になってしまいます。
一度その体質になってしまうと、改善するのに時間がかかってしまうため、後々面倒になる可能性があります。
栄養のバランスが乱れると代謝がうまくいかなくなり、エストロゲンの材料となる物質が不足してしまうため、エストロゲンの減少(低下)に繋がります。
ちなみに栄養のバランスを崩す要因はいくつかあります。
例えば、
といったものです。
学生などの青年期であれば比較的雑な食生活をしていても、さほど体に影響はでませんが、年を重ねても尚同じような食生活を送っているのなら注意が必要です。
特にファストフードの摂取が多い方は危険なので直ちに改善するようにしてください。
ホルモンバランスが乱れ、抜け毛や肌トラブルを引き起こすだけならまだ良しですが、病気になってしまう可能性があります。
このような食生活に身に覚えがあるという方はNGです。
すぐさま改善を目指しましょう。
次に寝不足ですが、これも卵巣の機能が低下し、エストロゲンの分泌が減少してしまうため、NG習慣です。
と聞いて「あっ自分のことだ」と思った方は、仕事や家事、育児で止むを得ない場合もありますが、エストロゲンを減少させるNG習慣なため、出来る範囲で改善を目指すようにしましょう。
過度なストレスは、自律神経のバランスを乱す(エストロゲンの分泌が減少する)原因ですので、ストレスを溜め込んだ生活もNG習慣の1つです。
という環境、生活を送っている方は注意が必要です。
人間、生きてる以上、少なからずストレスは受けるものですが、ストレスの発散場所がない、確保する時間がない、常にストレスを感じる環境にいるという場合はすぐさま対策をとりましょう。
抜け毛などのトラブルだけで済めばいいですが、ストレスを溜め込みすぎるあまり、うつ病や精神病といった改善の困難な病気になりかねません。
前節で解説したNG習慣を改善することはもちろんですが、生活の都合上、改善したくてもできないという方もいることでしょう。
今回はそんな方のために、エストロゲンの減少を防ぐ方法を3つほど紹介したいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
先ほどもお伝えしたように、体が冷えれば卵巣の機能が低下してしまう危険性があるため、注意です。
体を温める方法はいくつもありますが、特におすすめしたいお手軽な方法を3つご紹介します。
というように、全身の血行をなるべく良くするよう日頃から心がけてみましょう。
しかし体に必要な栄養素をしっかり摂取していなければ、どれだけこのような対策を施しても効果は期待できませんので、お間違いのないように。
これまでに睡眠の大切さは何度も解説しているため、詳しい説明こそ省きますが、睡眠にも質の良いものと悪いものがあります。
質の良い睡眠とは、
などです。
特に10時〜2時にかけてのいわゆる睡眠のゴールデンタイムと呼ばれる時間帯には睡眠をとるようにしてください。
また、寝不足もNGとされていますが、寝過ぎもNGです。
最適な睡眠時間である7時間半前後をベースに生活しましょう。
そして寝る前にストレッチをする、軽い運動をする、入浴するなどをして、体を温めてからベッドに入ると質の良い睡眠に繋がりますので、ぜひ試してみてください。
これまでに何度か説明しましたが、エストロゲンが不足しすぎると以下のような状態になってしまうため、注意が必要です。
つまりここで言いたい事とは、エストロゲンを保つ必要があるということです。
そしてその際に力を発揮するのが「イソフラボン」。
イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と化学構造が似ており、働きも同じと言われています。
そのためエストロゲンが減少傾向にある方は、ぜひイソフラボンを摂取してみてください。
しかしイソフラボンは身体にダイレクトに作用するため、過剰摂取は大変危険です。
イソフラボンが身体に多く入ってしまうと、身体は「エストロゲンがたくさん出てる!」と勘違し、プロゲステロンの分泌を多く、エストロゲンの分泌を少なくしてしまいます。
これによって、PMSの症状を重くしたり、月経不順を引き起こしてしまう可能性があります。
また、食品安全委員会が発表した「大豆イソフラボンを含む特定保険用食品の安全性評価の基本的な考え方」によると、イソフラボンの摂取目安量は1日75mg。
サプリメントなどの健康食品からは30mgが上限値とされています。
というように、外部から補うことも可能ではありますが、エストロゲンを増やせば増やすだけ効果があるというのは大間違いですので、誤情報には気をつけてください。
正しい知識を持ち、用法用量をしっかり守ることが効果を最大限発揮することに繋がります。
抜け毛が確認できるようになってまだ時期が浅ければ、セルフケアである程度の改善は期待できます。
一方、抜け毛を頻繁に繰り返し、発症してからかなりの期間が過ぎているという方は、専門医の指示のもと何かしらの治療が必要です。
特に、
という悩みや思いがあるのでしたら、ぜひ以下を読み進めてください。
病気は早期発見とよくいうように、抜け毛も早め早めの行動がとても大切です。
「抜け毛の進行が早まり取り返しがつかない」 「治療したとしても費用と期間がかなりかかる」 という状態になる前に、今ここでチェックしておきましょう。
参考:毛根から抜け毛の原因を分析!今すぐできる抜け毛・薄毛診断
抜け毛に加え、更年期障害の症状が見られる場合は「婦人科」に足を運びましょう。
「抜け毛の原因が女性ホルモンによるものか?」を判断するためには、婦人科で女性ホルモン検査を受ける必要があります。
しかし抜け毛が女性ホルモンの影響かなんて自分では全くわからないことでしょう。
「最近女性ホルモン減ってきたなあ」 というように、体内の女性ホルモン量が分かる人間はまずいません。
そのため、更年期障害に似た症状が見られるか、が鍵となります。
ちなみに更年期障害の症状は身体的なものと精神的なものに分けられ、身体に見られる主な症状としては以下です。
一方、精神的な症状とは、
上記の症状を見ていただければ分かると思いますが、更年期障害とひと口にいっても症状は実に様々です。
先ほどもお伝えしましたが、抜け毛に加え、このような症状が多数見られる場合はすぐさま婦人科に足を運び、専門医にしっかり診てもらうようにしましょう。
女性の薄毛、FAGAとは?その原因とお勧め対策|厳選 AGA
更年期障害などの症状は見られなく、症状が抜け毛だけの場合は婦人科ではなく、「皮膚科」に行くことをおすすめします。
また、このような方も皮膚科に行くべきでしょう。
つまり、抜け毛の症状が「皮膚」によるものであるのなら皮膚科へ、ということですね。
(当たり前ですが) 抜け毛の原因は多岐にわたるため、何が原因かを突き止めるのは大変難しいことですが、日々悩み、ストレスにおかされるくらいなら早めに診てもらうことをおすすめします。
婦人科や皮膚科に通ったはいいが一向に改善されない、という方は脱毛薄毛外来、もしくは育毛に特化した美容クリニックへ足を運びましょう。
ただし美容クリニックの場合は保険が効かないため、治療費が高額になってしまうというケースも想定してご検討するようにお願いします。
抜け毛のためにそこまでお金を払うつまりはない、という方もいると思いますが、近年の傾向を見れば薄毛に悩む女性はとても多く、育毛に特化した美容クリニックの需要は高くなってきているといえます。
「どこにお金をかけるか?」 は人それぞれですが、酷くなってからだと育毛ではなく植毛になってしまうため、いざ治療しようと決意したとき時すでに遅しとなっている可能性があります。
また、髪の毛は外見や若さと物凄く深い関係にあるため、抜け毛治療の重要度は高いといえるでしょう。
このような専門的な病院へ足を運ぶことは大変勇気がいることですが、これからの人生を有意義な時間にしたいのならアリといえるのではないでしょうか。
前節でもお話したように、最近は美容クリニックなどで抜け毛や育毛の治療を行う方が増えてきています。
これは「自分の髪」に対する意識が高まり、重要なことだと認識しはじめているからでしょう。
おそらく美容クリニックと聞けば、大体どんなことをする場所なのかは分かると思いますが、詳しい流れや詳細は知らないはずです。
そのためこの先からは「毛髪治療の流れ」を順番に説明していきます。
美容クリニックにより流れは様々ですが、最も一般的といわれるものをご紹介するため、もしクリニックに足を運ぶ際は、各クリニックのホームページで再度確認すよるようお願いします。
美容クリニックに足を運んだ際、まずはじめに行うのが「カウンセリング」です。
毛髪治療に特化した専門のカウンセラーがあなたの悩みを伺い、どのような治療が適しているか、どんな流れで進行していくかの説明を聞くところがスタートラインです。
また、この段階で症状や日々の悩みを素直に打ち明け、今後どのようになりたいか、どのように改善したいのかをじっくり話し合いましょう。
大人になると恥ずかしいこともたくさんあると思いますが、包み隠さず素直に打ち明けることで、より適切な治療を受けられ、満足のいく結果に結びつくことになります。
そのため、隠し事は厳禁です。
とにかく具体的に物事や心打ちをカウンセラーに話してみましょう。
また、治療費用といったお金に関わる説明もあるため、疑問点はその場で質問し、謎が残らないようにしておくと、より安心して今後の治療を受けられるでしょう。
カウンセリング終了後、専門医師による「診察」へ移ります。
頭皮や髪の毛を調べ、薄毛や抜け毛の重症度や進行状態を診断し、あなたに最適な治療法が伝えられます。
持病をお持ちの場合は、治療薬剤の調整が必要になるため、医師の質問には的確に応答するようにしましょう。
診察後、もう一度カウンセリングを行うというクリニックもあるようですが、診察後はすぐに施術へ移ってしまうところもあるため、治療を行う上で何か不安があるのならここでしっかり解決しておくようにしてください。
診察時に伝えられた治療法を聞き、あなたのOKサインが出次第「施術」へと移ります。
施術内容は各クリニック、各治療法により様々なため、細かい説明は省きます。
施術が無事終了し医師の診断が終われば、患者さん一人一人の症状に合わせた薬をもらうことができます。
内服薬と外用薬の副作用や、用法用量の説明をしっかり聞き服用しましょう。
間違ってもご自身の判断で服用しないように。
全項目までの流れが一通り終われば、最後にアフターケアをして終了です。
施術、手術後はもちろん、内服治療の患者さんも医師による定期検診(アフターケア)を受けることになります。
などを確かめ、きちんとした治療ができているかを確認します。
治療困難症の場合は、検討会議にて複数の医師のもと治療法を再度検討し、改めて最適な治療を行います。
かなり内容の濃い記事になっているため、完結にまとめてみましょう。
抜け毛の代表的な原因は以下5つ。
この記事をお読みの方はもう分かっていると思いますが、これら5つの原因のうち、シャンプーを除いたもの全ては、エストロゲンが大きく関わっています。
このエストロゲンが減少したり分泌量に異常が出てしまうと、抜け毛以外の様々なトラブルを引き起こしてしまうため、注意が必要です。
また、言い換えるならエストロゲンの分泌を安定させ、健康な状態にしておくことが、抜け毛予防、改善につながります。
そして、エストロゲンが減少する原因の中で特に知っておきたいのが以下3つ。
この記事では上記3つをあげましたが、出産は「一時的なもの」であるため、そこまで心配する必要はなしです。
産後1週間も経てば自然とエストロゲンの分泌が抑えられ、ゆっくり通常時に戻っていくため、抜け毛や肌トラブルなどの症状も数週間で落ち着きます。
ちなみに、エストロゲンを減少させるNG習慣は以下4つ。
どれも「健康的」という言葉から大きく外れたものばかりですね。
このような生活ばかり送っていると、エストロゲンが減少するだけでなく、他の病気やトラブルにも繋がりやすくなるため、即刻改善するようにしましょう。
人間は睡眠をとって回復する生き物なので、睡眠は特に大切にしてください。
では、このようなエストロゲンの減少を防ぐためには一体どうすればいいのでしょうか。
もちろん、原因となる生活や行動を無くすことが一番ですが、以下3つの方法を生活に取り入れるとエストロゲンの減少をより防ぐことができます。
エストロゲンとイソフラボンは構造上とても近いので、イソフラボンの摂取はおすすめですが、健康食品(サプリメント)などから摂取する場合は用量を守るようにしてください。
というのも、エストロゲンの分泌量は多くても少なくてもNGだからです。
また、これら予防法や原因の改善をしても一向に良くならないという方は、抜け毛治療、病院、クリニックでの診察を視野に入れましょう。
症状が、抜け毛と更年期症状に似たものの場合は「婦人科」へ。
抜け毛や頭皮トラブルだけの場合は「皮膚科」へ足を運びましょう。
それでも改善されない場合は、毛髪治療に特化した「美容クリニック」での診察をおすすめします。
美容クリニックに一度も行ったことのない方は以下の流れを参考に、診察の検討を。
抜け毛は見た目的にも精神的にも悪いものです。
「どこか病気なのかな?」 「周りの目が気になる」 といった変な不安や莫大なストレスを抱えないためにも、早め早めのうちに対処しておきましょう。
この記事があなたの悩みの手助けになれたのなら幸いです。