通勤電車で座れて「ラッキー」と感じても、目の前に人が立っていると頭頂部をみられていないか気になってしまう・・・そのような経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
対薄毛アイテムといえば、塗って使用する発毛剤が定番ですが、実は飲み薬も存在しています。
最近では塗る発毛剤だけではなく飲み薬への注目度も高まってきています。
体の内側から力を発揮してくれるなんて、期待できそうなイメージですよね。
今回は「飲む」育毛についてご紹介していきたいと思います。
■まとめ
AGA対策について調べると頻繁に目にする「ミノキシジル」という名前。
AGA対策の要のような存在感を放っていますが、どのような特徴を持っているのでしょうか。
ミノキシジル「錠剤」の前に、まずは「ミノキシジル」という成分について詳しくみていきたいと思います。
「ミノキシジル」とは、成分の名前です。
ミノキシジルが薬として注目されたのは1965年。
元々は高血圧の薬に用いられていた成分でしたが、服用した患者さん達に副作用で毛が生えたことから発毛効果に期待できることが判明し、1980年代後半になると、この副作用を応用してミノキシジルを配合した発毛剤が販売されるようになりました。
日本国内でAGA治療目的の成分としてミノキシジルの知名度を底上げした存在は、大正製薬の「リアップ」ではないでしょうか。
販売開始当時のインパクトはとても強く、薄毛に悩む多くの人々に新しい希望を与えました。
ミノキシジルに発毛効果が期待できる理由は「頭皮の血行促進」と「頭皮の細胞(毛包)活性化」という2つの作用があるからです。
血行を促進し、頭皮の細胞を活性化させ発毛を目指す。
それがミノキシジルを配合した発毛剤の特徴です。
ミノキシジルを配合した発毛剤は塗るタイプの商品が有名で、塗る発毛剤=ミノキシジルと認識している方もいるのではないでしょうか。
しかし、今回ご紹介していく錠剤タイプのミノキシジルも体の内側から薄毛対策ができると注目が高まっています。
ミノキシジル配合の発毛剤リアップは、厚生労働省の認可を得て販売され、それまで医薬品という認識が薄かった日本の発毛剤に革命をもたらしました。
リアップ発売からそれなりに年月は経過しましたが、日本国内で認可されているミノキシジル配合の発毛剤はいまだにリアップだけです。
ちなみに、ミノキシジルという成分は厚生労働省に認可されていますが、実はミノキシジルを使用した全ての物が認可されているわけではありません。
ミノキシジル錠剤に対して厳しいのはもちろんですが、リアップ登場以降はミノキシジル配合の発毛剤に対する認可も非常に厳しくなりました。
AGA対策として名前を轟かせている割に意外と身近に溢れているとはいえないミノキシジルですが、厚生労働省がミノキシジルを配合したリアップを認可したことは事実です。
それはミノキシジルの有効性を判断する1つの要素といえるのではないでしょうか。
「フィナステリド」とは、ミノキシジルと同様にAGA治療に用いられている成分です。
「フィナステリド」と「ミノキシジル」 現在の日本のAGA治療は、この2つの成分を用いたものが主流となっています。
フィナステリドはミノキシジルとは逆で経口薬の成分としての認識度が高めです。
フィナステリド配合の経口薬で定番なのは「プロペシア」というもの。
プロペシアは日本国内で認可されている薬で、医師の処方のもと購入することが可能です。
プロペシアについて「個人輸入しないと購入できない」と誤解している方がいますが、日本の医療機関で購入可能なので、できればプロペシアは医療機関で診断を受けたうえで購入するようにしましょう。
また、日本ではプロペシアのジェネリック医薬品「フィナステリド錠」も流通しています。
「プロペシア?フィナステリド錠?どっちが良いの?」と迷うかもしれませんが、どちらも同じ成分と効果です。
フィナステリドは、頭皮という土台を整えて発毛を促進するミノキシジルとは違うアプローチでAGA治療をサポートします。
AGAの原因の1つは、ジヒドロテストステロンという存在だと考えられていますが、フィナステリドにはこれの生成を抑止する作用があり、それによってAGAの原因を断ち、頭皮を守る働きに期待されています。
ミノキシジルによる発毛は、頭皮環境を整えることで促進されます。
人間の毛は、髪の毛であっても体毛であっても毛周期と呼ばれるサイクルに従って生えたり抜けたりしています。
この毛周期は、以下の3つのサイクルに分類され繰り返します。
「成長期」・・・髪の毛が伸びて成長が止まるまでの期間
「退行期」・・・成長が止まり抜けるまでの期間
「休止期」・・・髪の毛が抜けてから次の髪の毛が生えるまでの準備期間
AGAとは、この毛周期が規則正しいサイクルではなくなり、本来髪の毛が抜けるはずのないタイミングで髪が抜けてしまう、そして髪を作り出す毛包が不調になり、髪の毛が生えなくなってしまった状態です。
ミノキシジルは不調になってしまった毛包に作用し、健康な状態に戻していくことで髪の毛が太く逞しく、正常に育てるように改善していきます。
薄毛の原因はいくつかあるといわれていますが、ミノキシジルは毛包に対して効果的な成分です。
髪の毛が抜けないように頑張ってくれる成分というよりは、安定して元気な髪の毛が成長できるように土台を整えてくれる成分だといえます。
参考:頭皮の炎症はこうして起きる!各症状原因と対策・ケア方法
ミノキシジルを配合した発毛剤で有名な商品といえば、やはりリアップシリーズです。
発売当初は爆発的なヒットを飛ばした革新的な商品でした。
初めて登場したのはミノキシジル1%配合のリアップ。
そして後にバージョンアップしたミノキシジル5%配合のリアップX5プラスが登場しました。
先ほどミノキシジルは長期間使用する必要がある旨を記載しましたが、リアップも6ヵ月以上の使用を推奨しています。
これは髪の毛が成長する速度に個人差があるからですが、リアップX5の臨床データでは、使用開始4週間後には改善を実感した利用者がいて、8週間後になるとさらに増加。
そして12週間後になるとさらに増加し、程度に個人差はありつつも6割以上が使用開始から12週間後には何かしらの改善を実感したという結果になりました。
つまり、6ヵ月以上の使用が推奨されてはいるものの、利用開始6ヵ月未満でも改善を実感できる可能性が高いのです。
日本国内でミノキシジル配合の商品といえば、やはり代表的な存在はリアップシリーズだといえます。
フィナステリドがAGAを引き起こす原因を阻止するのに対し、ミノキシジルの場合は頭皮のコンディションを整えて発毛促進に期待ができます。
AGA治療を実施している医療機関の中には、ミノキシジルタブレットを取り扱っているところもありますが、どこの医療機関に足を運んでも取り扱いがある薬ではありません。
塗る発毛剤タイプのものより、ミノキシジルタブレットのほうがAGA改善の効率が良かったという声も多数上がっていますが、100%改善するとは言い切れないこと、そして繰り返しになりますが高確率で副作用があることを加味して判断をおすすめします。
まず、ミノキシジルを配合して作られた発毛剤リアップは日本で認可されています(日本で認可されているミノキシジル配合発毛剤はリアップのみです) しかし、ミノキシジルタブレットは日本では認可されていません。
そもそも日本だけではなく、AGAの薬としてミノキシジルタブレットを認可している国は現段階では存在しません。
AGAの薬として認可している国はない!ということです。
ミノキシジル配合の発毛剤は、ミノキシジルという成分を育毛のための成分として使用しているものになります。
そのため、ミノキシジルタブレットになると、配合されている成分が同じミノキシジルでも、たとえ「AGAの薬」として表記されていたとしても「AGAの薬として飲んで効果を得ることができたよ!」という感想があったとしても、本来はAGAの薬ではないということになります。
世界中に、ミノキシジルタブレットをAGA治療目的で購入し服用している方は存在しています。
そしてミノキシジルタブレットのほうが塗る発毛剤より効果があったという感想も多くみられます。
ですが、ミノキシジルタブレットがAGAの薬として認可されていない以上は、あくまでも自己責任で飲む薬ということになります。
ここまで、塗る発毛剤とミノキシジルタブレットの違いをご紹介してきました。
ミノキシジルタブレットは注目度が高く、既に日本国内で飲んでいる方も多数いてAGAが改善したという感想がたくさん存在するのも事実です。
続いては、そんなミノキシジルタブレットのメリットと副作用について、詳しく確認していきたいと思います。
ミノキシジルタブレットは、塗るタイプよりも効果を発揮することが多いと認識されています。
もちろん効き方には個人差はありますが、頭皮という皮膚の上から塗って浸透させる発毛剤タイプと、飲み込んで血流に乗って全身に行き渡る経口薬タイプなら、一般的に後者が有利になりやすいのは自然だといえます。
発毛剤より錠剤のほうが体への吸収も効率が良く、変化の実感に期待ができるのです。
日本国内で認可されていないため、ミノキシジルタブレットの服用は自己責任になるものの、AGAに悩んでいて健康で血圧や内臓系に問題がない男性であれば、服用してみる価値はあるといえます。
また、これまでAGA改善を目指して発毛剤を使用してきたもののあまり改善の兆しがなかったという方にも、ミノキシジルタブレットはおすすめです。
ミノキシジルタブレットは体の内側から有効成分が広がり、頭皮に塗る発毛剤より強力な変化を期待できるので、発毛剤と合わなかったという方が試してみるのも良いかと思います。
ミノキシジルタブレットの副作用で代表的なものは以下の通りです。
服用開始からだいたい1ヵ月の間に、一時的に脱毛が発生する副作用が確認されています。
これはミノキシジルタブレットの働きによって頭皮の状態が改善され、成長を促された健康な髪が、元々あった弱った髪を根本から押し出していくからだと考えられています。
この副作用はあまり長くは続かず、1ヵ月程度で落ち着きます。
ミノキシジルタブレットを服用することによって、頭皮だけではなく全身に成分が行き渡ることから、体毛が増毛する副作用が確認されています。
この副作用はある意味、ミノキシジルタブレットがしっかり体に効いているという判断基準になります。
その他、個人差はありますが動悸、めまい、むくみといった副作用が確認された例もあります。
服用によって内臓に影響を与えるからか、ニキビや肌荒れといった副作用が発生したり、性欲減退に結び付いたりする可能性もあります。
ミノキシジルタブレット以外の薬でもそうですが、高い効果が期待できる薬は併せて副作用も発生しやすくなります。
AGA治療効果への期待度を優先するか、副作用のリスクを避けることを優先するか、しっかり考えてから服用についての判断を下す必要があります。
副作用のリスクを下げたいのであれば、ミノキシジルタブレットより日本国内のドラッグストアで普通に販売されているリアップのほうがリスクは低いので、そちらを選ぶのが無難だと思われます。
ミノキシジルタブレットを服用する場合に必ず注意して欲しいことがあります。
それは、継続して血圧系の薬を服用していないか。
内臓器官の疾患の治療中もしくは不調を抱えていないかどうかです。
こちらの状況に該当する場合は、自己判断でミノキシジルタブレットを服用することは避けて、必ず服用前に医師に相談してください。
ミノキシジルはここまででご紹介してきた通り、元々高血圧の治療のために研究されてきた成分で、実際に高血圧の薬に配合されてきた歴史を持ちます。
そのため、血圧系の薬を飲んでいる方は体に影響が出る可能性があるので飲まないでください。
血圧に不安がある方ももちろん飲んではいけません。
錠剤は体の中に取り込み血流に乗って全身に行き渡るので高い効果が期待できますが、内側からしっかり作用するので、内臓系に疾患があったり不調があったりするとミノキシジルタブレットが何だかの影響を及ぼしてしまう可能性があります。
ちなみに、あまり進んでミノキシジルタブレットをチェックするような年齢ではないかもしれませんが、10代の未成年男性の服用も避けるほうが無難です。
10代はまだ、AGAで悩む方があまりいない年頃なので、日本国内でも海外でもミノキシジルタブレットの服用データがほとんどありません。
服用例がないということは未成年が飲むとどのようなリスクがあるか、基本的に不明だということです。
データがないということは先ほど例として挙げた副作用以外に、何か別の副作用があるかどうかはわかりません。
しかし、例として挙げたもの以外の副作用が本当にないかどうかも不明ということです。
総合的に考えて、10代のうちはミノキシジルタブレットではなく発毛剤を選択するほうが無難です。
つまり、ミノキシジルタブレットを服用しても良いのは健康に問題がない成人男性のみということになります。
自己認識では健康に問題がないと感じているとしても、念のため事前に医療機関で健康チェックはしておいたほうが安心かもしれません。
女性のミノキシジルタブレット服用は推奨されていません。
女性の場合はできれば避けるほうが無難です。
先ほど副作用としてご紹介した通り、ミノキシジルタブレットを服用することによって一時的に脱毛や、体の増毛という症状が報告されています。
大半の女性が継続して体毛の処理をしていると思いますが、体毛へのお手入れ意識が高い女性程、副作用にショックを受けてしまう可能性があります。
また、脱毛サロンで光脱毛を終えた女性の体毛が、ミノキシジルタブレットの副作用によって復活してしまう可能性もあります。
さらに、女性にとって大敵なニキビや肌荒れ、そしてむくみのリスクもります。
ミノキシジルタブレットの副作用として出てくることがあるめまいや動悸も、女性は男性より負担を感じやすいものです。
それに、体のつくりや大きさも男性とは違うので、副作用の内容が男性より重度になる可能性が否定できません。
毎月の生理中にめまいを感じて苦しんでいる女性もいるかと思いますが、ミノキシジルタブレットの服用によって副作用が出れば、その時の感覚に近い、もしくはもっと重たい症状が出るかもしれません。
女性のミノキシジルタブレット服用後のデータを確認して判断しようにも、そもそも女性がミノキシジルタブレットを服用した後の変化に関するデータ自体がほとんどありません。
男性と同じレベル、もしくはそれ以上の副作用があるとは言い切れませんが、ないとも言い切れません。
「女性は絶対にミノキシジルタブレットを服用してはいけない」というわけではありませんが、総合判断して、避けるほうが無難だと思われます。
女性は薄毛にならないと思われていたのは昔の話。
女性の社会進出や環境の変化もあって、頭皮の状態に悩む女性は増えてきています。
今は男性向けと同様、女性向けの高品質な発毛剤も多数登場しています。
女性の場合はミノキシジルタブレットより、そちらを試してみることがおすすめです。
続いては、ミノキシジルタブレットの薬剤としての特徴を詳しくみていきたいと思います。
ミノキシジルタブレットの購入方法はAGA治療を実施している医療機関がメインになります。
ミノキシジルには血管を拡張させる作用があるので、頭皮の血行が促進されAGAが原因でやせ細った毛包にも栄養が行き渡るようになり、弱った毛包を回復させます。
健康な髪を生やす頭皮作りをするだけではなく、太くたくましい髪の毛を作り出す発毛効果にも期待ができるミノキシジルタブレット。
効果を実感できるまで数ヵ月~6ヵ月程かかることが一般的で、継続して飲み続ける必要があります。
医療機関で購入する場合はだいたい1ヵ月分で15,000円前後です。
医療機関での購入だと高額になりやすいですが、医師の診断を受けたうえで購入できるので安心感があります。
ミノキシジルタブレットには5mgと10mgの2種類があります。
推奨されているのは、1日5mgを1錠(人によっては1日2.5mgにしていることも)という飲み方です。
副作用が多数報告されている薬なので、いきなり10mgを服用するのではなく、最初は5mgから始めて6ヵ月続けてみるようにしましょう。
口コミをみていくと、3ヵ月以上服用している方々からの評価がとても良い傾向にあります。
服用期間が3ヵ月未満だと「まだ効果がわからない」という感想がちらほら見受けられます。
意外なことに「副作用を感じた」という感想は少ないです。
副作用が発生することはデータ上、事実ですが、健康に問題のない成人男性が服用する分にはあまり気にならないレベルなのかもしれません。
ここまでリスクも色々ご紹介しましたが、口コミでは全体的に評判が良いです。
個人輸入というと何とも仰々しいですが、今は代わりに取り寄せてくれる日本企業運営の通販サイトが多数存在しています。
そのような通販サイトを使用すれば英語を使用する手間が不要なのはもちろん、個人輸入とはいえリーズナブルに購入しやすくなっています。
インターネットがあれば全国どこからでも購入できるので、とても簡単です。
ただし、個人輸入でミノキシジルタブレットを服用する場合は、自己責任になります。
さらに、個人輸入にあたり注意して欲しいのですが、ミノキシジルタブレットはAGA治療薬として認可している国が存在しないため、「AGA治療目的」で飲む場合の服用量の説明がパッケージや説明書に記載されていません。
一応、一般的に推奨されているのは5mgを1日1錠です。
たくさん飲めばその分、副作用のリスクも上がるので、1日当たりの摂取量には注意する必要があります。
摂取量の判断が難しいところも個人輸入のデメリットだといえます。
メリットとデメリットを天秤にかけてみてもデメリットのほうが大きい印象なので自己判断での個人輸入はおすすめできません。
ミノキシジルタブレットを取り扱っている医療機関で、医師の診断のもと購入しましょう
ミノキシジルタブレットはどのような飲み方をしなければならないのでしょうか。
続いて、以下で詳しく確認していきたいと思います。
ミノキシジルタブレットのAGA治療目的での飲み方の説明は、パッケージや説明書には記載されていません。
理由は、AGA治療薬として認可している国がないからです。
認可されていないから、その目的での容量を記載できないのです。
医師の診断を受けてAGA治療目的でミノキシジルタブレットを服用する場合は、指示された容量で服用してください。
副作用が心配な場合は2.5mgで服用を始めて、少し経過してから5mgにするのも良いのではないでしょうか。
飲むタイミングについては、こちらもやはりAGA治療薬として認可している国がないために説明は記載されていません。
そのため、これまでのデータや推奨されているタイミングを参考にする形になりますが、一応1日1錠までならどのタイミングで飲んでも良いとされています。
ミノキシジルタブレットに限ったことではありませんが、バラバラのタイミングで飲まずに毎日だいたい同じようなタイミングで規則正しく服用したほうが効率良くなりやすいです。
副作用はありつつも基本的に仕事に支障をきたすレベルではありません。
ですが、飲み始めの1ヵ月程は出勤時間前の服用は避けるほうが安心かと思います。
必ずしも禁止されているというわけではありませんが、専門知識がないと、この判断は難易度が高いので、他の薬と併せて飲みたい方は念のため医師に確認するようにしてください。
そもそも医療機関で購入している場合は、購入のタイミングで担当医師に確認しておくようにしましょう。
ミノキシジルタブレットはとても魅力的な薬ではありますが、効果が高い分、副作用が報告されている薬です。
できれば自己判断での飲み合わせは避けたい薬です。
体調や個人差はあるかもしれませんが、プロペシア、フィナステリド錠といったフィナステリドの薬とは飲併せて飲んでも良いとされています。
ミノキシジルタブレットとフィナステリドの薬を併せて飲むことよる、AGA治療への相乗効果の期待度は高くなっています。
先ほども少しご紹介したフィナステリドという成分。
ミノキシジルと同様、AGA治療目的で重宝されている成分です。
フィナステリドの経口薬は日本で認可されていてプロペシア、フィナステリド錠といった名称で流通しています。
こちらについては日本国内で幅広く流通しているので、AGA治療を実施している多くの医療機関で手軽に購入可能です。
同じAGA治療目的の薬でも、フィナステリドの薬とミノキシジルタブレットは持っている作用やアプローチの方法について、違う存在です。
フィナステリドは抜け毛の原因を阻止する作用がありますが、ミノキシジルは発毛の促進作用があります。
それぞれ違う特徴を持つので、併せて服用することにより相乗効果を期待することができるのです。
とはいえ、錠剤と錠剤の服用なので、医療機関で診断を受けてから服用を開始するほうが安心です。
ちなみに、フィナステリドの薬とミノキシジル配合の発毛剤リアップが併用されることは珍しくなく、その場合は錠剤+塗る発毛剤の組み合わせになるので錠剤と錠剤の組み合わせより安心感は強いのではないでしょうか。
ここまでの内容でも、一部ミノキシジルタブレットの購入方法について触れてきましたが、改めて購入方法をまとめて確認していきたいと思います。
ミノキシジルタブレットの購入方法は以下の2パターンです。
AGA治療を実施している医療機関で購入も可能ですが、薬の特徴上、全国各地どこの医療機関でも取り扱っているわけではありません。
予約を取ってせっかく足を運んだのに「取り扱っていない」といわれたらショックなので、事前に医療機関の公式HPまたは電話で確認しておくほうが安心です。
通販で購入するより高額ですが、その代わり併せて強い安心感も購入できます。
ミノキシジルタブレットが副作用のある薬だということから、こちらの記事内では何度も同じことを勧めていますが、医療機関での購入がおすすめです。
ミノキシジル配合の発毛剤リアップはドラッグストアで購入できるくらい一般的な発毛剤です。
ドラッグストアで流通するくらい安全性が高く、AGAに悩む多くの方々に選ばれてきました。
その実績からくる安心感と信頼感も強く、AGAに苦しむ幅広い方と相性が良いといえます。
それに対し、同じミノキシジル系のものでも錠剤タイプについては色々とわかりやすい副作用もあって、なかなか万人と相性抜群というわけにはいきません。
そこで改めて、ミノキシジルタブレットが向いている人と向いていない人を確認していきたいと思います。
ミノキシジルタブレットが向いているのは健康に問題がなく、血圧系の不安もなく、成人している男性ということが大前提になります。
大前提を満たしたうえでの話になりますが、発毛剤を使用してきたけどあまり効果が得られなかった方にも向いています。
ミノキシジルタブレットは経口薬で体の内側から作用していくので頭皮に塗って皮膚の上から浸透させる発毛剤より、高い効果に期待できます。
高い効果に期待できるからこそ代わりに色々な副作用のリスクがあるので、服用するにあたっては健康な肉体であることが求められます。
ミノキシジルタブレットが向いていないのは体調面が思わしくない方、血圧系に不安要素がある方、内臓の疾患がある方、血圧や内臓の疾患用の薬を服用している方、それから女性です。
理由はもちろんミノキシジルタブレットの副作用、そしてミノキシジルが元々高血圧の薬だったことがあります。
該当してしまうけどAGA治療をしていきたいという方は、自己判断の個人輸入や服用ではなく、とりあえずAGA治療を実施している医療機関を受診してみるようにしましょう。
ミノキシジルが配合されている発毛剤で、日本国内で認可されているものはリアップだけですが、高品質で効果に期待できると評判の発毛剤は決してリアップだけではありません。
リアップ以外の発毛剤を使用しながら治療を進めている方もいます。
体質に合った治療方法の判断は個人だと難易度が高いものの、医療機関なら可能になります。
高い効果が期待できるからと無理にミノキシジルタブレットを注視しないで、他の治療法を検討するようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回はミノキシジルタブレットという薬について、ミノキシジルという成分の特徴や背景を含めながら詳しくご紹介しました。
ミノキシジルはAGA治療の成分として頻繁に名前が挙がる存在ですが、実は元々AGAのための成分ではなかったのです。
意外と知られていない事実ですが、一見関連性のなさそうな高血圧の薬がきっかけだったのですね。
高血圧の薬の成分として配合され、その薬を飲んだ患者さん達に副作用として表れた多毛症を応用して、発毛のための成分として注目されるようになったミノキシジル。
「副作用」を「効果」に昇華する開発者の想像力には感服です。
ミノキシジルの登場でAGAの治療にも希望や未来がみえるようになりました。
体調面に問題がない成人男性であればミノキシジルについて注目してみるのも良いのではないでしょうか。
しっかりAGA対策を取って、AGAの改善を目指していきましょう。