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秋は200本!?時期と抜け毛の関係は?原因と対策

「気のせい…じゃない!抜け毛と季節には関係がある…」

季節の変わり目に、あれ?なんだか抜け毛が増えてる…?
そんなふうに感じたことはありませんか?

思春期や20代ぐらいの方だと、そんなことは気にも留めないかもしれませんね。


しかし30~40代を迎え、徐々に髪の毛のボリュームやハリ、コシに関心が向く世代になると、あるある!という方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか。

実は、季節の変化と抜け毛には大きな関係があります。


春夏秋冬、それぞれの季節に抜け毛の原因となる異なった要素があり、なかでも季節の変わり目、特に秋の脱毛が多くなりやすいことは、まぎれもない事実です。


髪が季節から受ける影響を理解しておくことは、頭髪や頭皮のケアを適切に行うにあたってとても重要です。

今まではオールシーズン、同じケアを続けてきたという方。


どうしたらいいか分からず、この季節はそんなもの…と考えていた方。


ぜひこれを機会に、意外と密接な「髪と季節の関係」に目を向けてみてくださいね。

季節で変わる!?「自然脱毛」の正常な本数

AGA_女性なやむの画像

「ヘアサイクル」という言葉を聞いたことは、誰でも一度はあるのではないでしょうか?
毛髪は1本1本が「成長期⇒退行期⇒休止期」という一連の流れを繰り返しています。

正常なヘアサイクルだと、1本の寿命は約5年。


日本人の頭髪は平均約10万本と言われていますから、1日に50~100本くらいは寿命を全うして自然に抜け落ちる計算になりますね。


100本を少し超える程度でもまだまだ正常の範囲内ですが、次のような要因によって「自然脱毛」の本数は大きく変化します。

抜け毛の最も増える季節、秋だと1日200~300本もの自然脱毛が!
心配になるのも当然ですが、これは人間が動物だった時代のなごり。


犬や猫が夏毛や冬毛に生え換わるのと同じように、目立たないながら人間の毛母細胞も、春や秋には生え換わり時期を迎えています。

見逃すな!「異常脱毛」の怪しいサイン

AGA_少女の頭の画像

春と秋に脱毛が増える最大の理由は、生理現象ともいえる「自然脱毛」です。


自然の摂理で一時的に増える抜け毛ですから、心配しなくても時期がすぎれば治まってきます。


でも、もし自然脱毛だと思っていたのに異常な脱毛だったら、気がついた時には…?

そう考えると、どうしても気になってしまいますよね。


よけいな不安を抱えることはストレスを生み、ひいては髪の成長にも悪影響を与えます。

様子見でOKなのか、なんらかの対策を考えるべきか?
「自然脱毛」と「異常脱毛」の違いを見極め、適切な判断をするためのポイントを知っておけば、その心配も和らぐのではないでしょうか。

・ハラハラとではなく、一度にゴソッと大量に抜ける。


・細い毛や、短く毛先のとがったものが多い。

上記の2点をチェックしてください。

不自然な抜け方や、ヘアサイクルの途中で抜けているような毛が多い場合は、脱毛症の可能性があります。

当てはまる方は、一度皮膚科を受診して相談してみてもいいかもしれません。

ちなみに病気の影響や副作用、女性の産後など、理由がはっきりしているものは異常脱毛に含まれません。

原因が解消されれば、徐々に脱毛も改善していくことでしょう。

参考:毛根から抜け毛の原因を分析!今すぐできる抜け毛・薄毛診断

参考:ストレス抜け毛にありがちな毛根と治療法

あなどれない!季節がもたらす頭皮ダメージ

AGA_医者悩みの画像

実は自然脱毛以外にも、季節が頭皮に与える影響は意外と多くあります。


むしろ普段から抜け毛が気になる方に気にかけていただきたいのは、季節によるダメージですね。

ダメージ!?
髪の多い少ないの差はあれど、基本的に頭皮は頭髪に保護されているわけだし、シーズンが変わるくらいで環境に大きな違いはないのでは?
…そうお思いですか?

季節が変われば、大なり小なりライフスタイルも変わります。


自覚しないままに、思わぬストレスを抱えることだってありますよ。

頭皮や毛根は想像以上にデリケートなもの。


痒みや痛みなどの顕著な症状はなくても、沈黙したまま静かに脱毛を進行させていきます。


たとえば、頭皮にとってダメージとなる要因を挙げてみましょう。

⇒毛穴詰まりや雑菌の繁殖を引き起こし、毛根を弱らせます。

⇒自律神経が緊張すると、毛根に栄養が行き渡らなくなります。

⇒寒暖の差が激しいと体調を崩しやすく、ストレスや自律神経の働きの低下を招きます。

その影響は毛髪の成長にも現れます。

乾燥

⇒乾燥は角質の剥がれや皮膚の痒みをもたらし、頭皮環境を悪化させます。

⇒紫外線は過酸化物質を生成し、皮膚を老化させます。

頭皮も例外ではありません。

思いのほか多く感じるのではないでしょうか?
これらの原因が入れ替わり立ち替わり、季節ごとにパターンを変えてやってくる…とイメージしてみてください。

具体的には、この後で詳しくご説明しますね。

参考:頭皮環境のチェック法と2つの正常化・改善方法

参考:頭皮の炎症はこうして起きる!各症状原因と対策・ケア方法

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春の抜け毛対策

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抜け変わり期に当たるとはいえ、秋と比べると抜け毛も目立ちにくい春ですが、注意していただきたいのは「環境の変化による影響」です。


進学、就職、転勤、異動、引越し…とにかくライフスタイルの激変する可能性が高いのが、この季節。


食生活の乱れや睡眠不足、新たな対人関係のストレスなど、身体的にも精神的にも疲労を蓄積しがちです。

人間の体は、髪や皮膚、爪などの生命活動に支障をきたさない箇所から影響が現れ、弱ります。


あれ、抜け毛が?と気づく前に、先回りして体と心をいたわっておきましょう。


寒暖の変化や、急に強さを増す紫外線にも油断しないでくださいね。

また、春は花粉症のトップシーズン。


目や鼻だけでなく、皮膚にも影響を及ぼすことが少なくありません。


アレルギー反応によって頭皮が荒れてしまう場合もありますから、痒みやカサつきを感じた時には皮膚科に相談してみることをオススメします。

夏の抜け毛対策

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夏といえば、まず気になるのは「汗や皮脂の増加」です。

体や顔もベタベタ感が気になる機会の多い季節ですが、頭皮も同じ。

頭髪に覆われているうえに帽子をかぶったりすることも多いため、さらに蒸れやすい状態になっています。

雑菌の繁殖や、皮脂による毛穴の詰まりは頭皮トラブルの原因になりますから、毎日きちんとシャンプーして清潔を保ちましょう。

強烈な日差しによる「紫外線」も気にかけていただきたいポイント。

髪にもパサつきや日焼けなどのダメージをもたらしますが、頭皮の老化も深刻な影響です。

直射日光を長時間頭皮に浴びたりしないよう、日傘や帽子(通気性の良いもの)でガードする、日陰に入るなど心掛けてください。


その他、エアコンによる乾燥や、室内外の温度差、夏バテによる免疫力低下など、体につらく感じる状況は頭皮にとっても良くありませんから、意識して気をつけましょう。

高温多湿な日本の夏に先駆けてやってくる、おなじみの季節「梅雨」にも注意が必要です。


酸性雨が良くないイメージもありますが、実は日本の雨水のphは平均4.5~5.0くらいです。

中性がph7なので、数値上では若干の酸性雨ですね。

人間の皮膚のphは約5.5ですから、雨に濡れたまま放置しておくのは深刻な影響はないにしろ注意が必要です。


それよりも、雨に含まれる大気中のほこりや汚れなどの汚染物質の付着が心配です。

いつもより湿気を多く含んでべたつきがちな頭皮の皮脂と混ざり合い、頭皮環境を悪化させます。


パラパラと降るにわか雨や霧雨くらいなら傘をささなくても平気…という方も多いのですが、頭皮のことを考えるならそれはNG。


こまめに折り畳み傘を持ち歩くなどして、降りはじめたらすぐに雨から頭皮をガードできるようにしておきましょう。


もし雨に濡れてしまったら、早めにきちんとシャンプーして目に見えない汚れを落としてくださいね。

秋の抜け毛対策

AGA_女性秋の画像

秋は自然脱毛の最も多いシーズンですが、夏の暑さによる体力や免疫力の低下、浴び続けた紫外線などの、蓄積したダメージの影響が一気に現れる時期でもあります。


夏の終わりに体調を崩したり、気づかなかったシミや肌荒れを発見すること、ありますよね。


頭皮にも全く同じ現象が起こると考えてください。


涼しくなり食欲が増した結果、暴飲暴食になる傾向もあり、体の内側からも負担がかかります。

はっきり言ってしまえば、秋の抜け毛を予防する最大のポイントは「夏の過ごし方」にあります。


…が、夏は海や山へのレジャー、旅行など楽しみたいことがいっぱいの季節。


ついつい体調管理や紫外線対策がおろそかになってしまいがちなのも、時にはしかたがありません。


せめて秋の気配を感じたら気を引き締め、頭皮のダメージを少しでも軽減する対策をとりましょう。

・きちんとシャンプーし、頭皮を清潔にする
・生活リズムを規則正しく整える
・食事をバランスよく摂るよう心掛ける
・睡眠をきちんととる
・お風呂では湯船につかり、リラックス&血行促進

普通に健康的な生活じゃないの?という印象を持たれるかもしれませんね。


しかし、まずはこのように基本的なことを行うだけでもずいぶん違います。


さらに育毛シャンプーや頭皮ケア製品など、特別なお手入れをプラスしてみるのもオススメ。


秋の脱毛からスムーズに回復するためのカンフル剤となってくれるでしょう。

冬の抜け毛対策

AGA_冬の画像

最大の抜け毛の季節、秋を乗り越えてほっとするのもつかの間。


あれ?全然良くならない…?意外と悩んでいる方の多いのが、冬の脱毛。


冬の抜け毛の原因は、「乾燥」そして「室内外の温度差」です。

夏とは逆に年間で皮脂の量が最も少なくなります。


ベタベタしないのはいいのですが、過度な乾燥が皮膚のバリア機能低下をもたらす一面も。


暖房と外気との温度差も乾燥を加速させ、頭皮のトラブルを招きます。

「冬はカサカサしたフケが出る」「痒みがある」という方は要注意。


顔や体の肌と同様、頭皮にも保湿を気にかけたケアを行いましょう。


シャンプーやリンス、コンディショナーなどをしっとりめのものに変えてみるのも有効ですね。


皮膚科で相談すれば、頭皮に使用できる保湿剤も処方してもらえますよ。

もうひとつ、冬に気をつけておきたい抜け毛要因は「冷え」。


低体温が免疫力を悪化させることは、みなさん耳にしたことがあるのでは?

特に、冷えがもたらす「血行不良」が大きな問題です。


毛根に充分な栄養を送るにはスムーズな血流が不可欠ですから、毛髪の成長に悪影響を与えます。


秋に引き続き、バスタイムはしっかり湯船につかりましょう。

芯から温まった状態で、じっくりと頭皮マッサージをしてみてはいかがでしょうか。


軽い運動で筋肉量を増やすのもオススメ!お風呂上がりのストレッチなら、血行を促す効果も抜群ですよ。

季節の抜け毛に男女差はある?


自然脱毛や季節特有のダメージを原因とする抜け毛には、基本的に男女差はありません。


むしろ個人差のほうが大きいですね。

特筆するならば、「冬の抜け毛に悩むのは女性の方が多い」という点でしょうか。


女性は男性と比べて筋肉量が少なく冷え性になりやすいため、冬のデメリットが大きく作用する傾向があります。


冷え性の自覚がある女性は、特に冬場の体調&頭皮ケアに気を使いましょう。

参考:AGA検査をする前に知っておくべき2つの検査方法と費用

まとめ


いかがでしたか?
抜け毛の原因といえばホルモンの減少や加齢のことばかり考えがちですが、実は季節が及ぼす影響もかなり大きいことをご理解いただけたのではないでしょうか。

「この原因は自分に関係ありそうだ」
「次のシーズンは、こんなことに注意して過ごしてみよう」
そんなふうに、あなたの抜け毛を改善するための参考にしていただけたら幸いです。

当てはまりそうな原因が目にとまったら、ぜひセルフケアや普段の生活に対策を取りいれてみてくださいね。

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