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頭皮のフケの原因とは?フケとAGAの関係性、フケの対策法4選!


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気が付いたら肩にフケが乗っていて驚くことはありませんか?いつから乗っていたのだろうと思うと、恥ずかしくなりますよね。

特に、フケが多い人は「フケが頭皮に悪い影響を与えるのではないか」「将来的に薄毛になってしまうサインなのではないか」などと、不安に思う場合も多いようです。

そこで今回の記事では、頭皮からフケが出るということは、人体のメカニズムにおいてどのようなことなのかという説明や、フケと薄毛の関係性などをお伝えしていきます。

また、頭皮から出るフケの量が多い方に向けて、フケを抑える4つの方法も記載していますので、ぜひ最後まで読んでください。

また、自分では判断のつかない方はクリニックへ相談されるのもいいでしょう。

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そもそもフケとは何か?

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フケというのは、簡単に言えば皮膚から剥がれ落ちる垢のようなもので、使われなくなった肌の細胞が結合力を失って肌から分離したものです。

フケという存在を理解するためには、まず皮膚の仕組みから考えていかなければなりません。

「ターンオーバー」という言葉を聞いたことありませんか?これは、人間の体が古い細胞を排出し、新しい細胞を生み出す、細胞の入れ替わりを表している言葉です。

例えば、あなたの右手の写真を撮ってみたとします。

その写真には、あなたの右手の特徴が表れています。

肌の色や、しわの数、爪の長さなど、あなただけの様々な特徴があるでしょう。

その2ヶ月後に、もう一度同じ角度であなたの右手の写真を撮ってみたとします。

おそらく、ほとんど変わらない写真が出来上がるでしょう。

しかし、実は右手を構成する体の細胞単位では、大きな変化が起きています。

皮膚は定期的に古いものがはがされ、新しいものが生み出され続けているのです。

ここでは、もう少し細かく皮膚の仕組みについてお伝えしていこうと思います。

皮膚は、地層のようにいくつかの層に分かれています。

最も外側に位置する層を「表皮」と言います。

その文字の通り、表面に出ている皮の部分です。

表皮の厚さは、薄い部分で0.1ミリ、分厚い部分で1ミリ程度です。

足の裏が最も分厚く出来ているそうです。

表皮は、さらに4つの層に分かれます。

その詳細については、ターンオーバーと深く関わる部分になりますので、後述させていただきます。

表皮の下には「真皮」と呼ばれる層があります。

真皮は、血管や神経が走っている部分で、肌を丈夫な構造にしたり、弾力性を保ったりする役割があります。

真皮の中には線維芽細胞と呼ばれる細胞が分布しており、真皮の細胞それ自体を新たに作る役割があります。

そのため、皮膚が傷ついたり、炎症が起きたりした際には、一度真皮の細胞は破壊されますが、線維芽細胞がすぐに再生させるのです。

真皮の下に存在するのが「皮下脂肪層」です。

この層は、名前が示すとおり、ほとんどが脂肪でできています。

この脂肪層の厚みは個人差があり、一般に痩せている人ほど薄く、太っている人ほど厚くなると言われています。

脂肪細胞というのは、糖分を取り込むことによって新たに脂肪を作り、自身の細胞の中に蓄える働きをし、人の体の代謝に関係する重要な役割を果たしています。

多くの人は、この皮下脂肪を目の敵にしてダイエットなどを行いますが、栄養不足の状態で体がエネルギーを必要とする際には、ここに蓄えた脂質を分解し、体内に放出することでエネルギーを供給します。

つまり、脂肪はエネルギーの予備タンクのようなものなのです。

基底細胞層で2つに分裂した細胞は、1つがそのまま基底細胞層に残り、もう1つは上の層に移動します。

その移動した先が有棘細胞層です。

有棘細胞層では、自由な形をしていた表皮細胞が徐々に扁平な形に薄く伸びていきます。

角質細胞層は、角化した角質細胞が積み重なってできた、もっとも外側にある層です。

つまり、人が肉眼で見ることができる、最も外側にある細胞のことです。

角質細胞は、死んだ細胞である代わりに、非常に丈夫にできており、その丈夫な細胞が何十層も重なることにより、角質細胞層ができています。

角質細胞層の細胞と細胞の隙間には、セラミドと呼ばれる脂質が充満していて、体内からの水分が出て行くことを防ぎ、反対に外側から成分や化学物質が体内に侵入するのを防ぐ働きがあります。

上記の流れがターンオーバーです。

(基底細胞で新たな表皮細胞が生まれ、徐々に表面に移動し、最後に角質層に到達、そしてその役目を終えて垢として剥がれ落ちる) そしてこの一連の期間を「ターンオーバータイム」と呼びます。

ターンオーバータイムはトータルで45日間と言われています。

初めの約30日間は基底細胞層、有棘細胞層、顆粒細胞層という。

三つの層を移動し、残りの15日間は角質細胞層にとどまり、角化した状態で皮膚の表面に張り付いています。

頭皮などから剥がれ落ちた表皮細胞は、通常であれば肉眼では見えないほど小さなものです。

入浴時などに塊となって落ちるものを一般に垢と呼びますが、それ以外の場合でも、皮膚の表面が乾燥し、水分がなくなると、角質細胞が目に見えるほどの大きさで割れ、白い粉が浮き出るような見た目で剥がれることがあります。

他にも皮膚炎が起こると、さらに大きな塊になって表皮細胞が剥がれることがありますね。

これを鱗屑や落屑と呼びます。

そして、頭皮で角化した表皮細胞が、上記のような理由で目に見える大きさになって剥がれ落ちたもののことをフケと呼びます。

つまり、正常な頭皮の状態であればフケは発生せず、肉眼では見えないほどの大きさで表皮細胞は少しずつ剥がれ落ちていくはずなのです。

しかし、何らかの理由で大きな塊となって古い表皮細胞が頭皮から剥がれ落ちた場合、それらがフケと呼ばれます。

参考:頭皮環境のチェック法と2つの正常化・改善方法

参考:頭皮の炎症はこうして起きる!各症状原因と対策・ケア方法

脂漏性のフケと乾燥性のフケ

AGA_乾燥の画像

フケはその性質によって大きく2種類に分けることができます。

脂漏性のフケと乾燥性のフケです。

脂漏性のフケというのは、頭皮に皮脂が多くベタベタしているという人に多く見られるフケです。

皮脂をエサとする頭皮の常在菌が繁殖し、炎症を起こしてしまい、炎症により表皮細胞のターンオーバーが急速に進むことによって発生する表皮細胞の塊が、脂漏性のフケです。

頭皮に分泌されている皮脂と混ざることでベタベタとした性質を持っています。

もう一つの乾燥性のフケは、頭皮が乾燥したままターンオーバーが行われることにより、何日も雨が降っていない土地の地面がひび割れるように頭皮の角質細胞にもひび割れが起き、それがフケとなりこぼれ落ちたもののことをいいます。

原因はそれぞれ違いますが、乾燥性のフケも脂漏性のフケも、元となる物質は古い表皮細胞です。

頭皮のフケはAGAとは無関係?

AGA_医者の考え事の画像

フケが多い人が気になるのは、「フケが多い=ハゲやすい」ということにならないのかということです。

インターネットなどで情報収集をしていると「フケは薄毛のサイン?」などとよく書かれているので、不安になってしまう人も多いでしょう。

結論から言ってしまえば、フケと薄毛は無関係ではありません。

しかし、その関係は深い関係ではなく、非常に浅い関係です。

つまり、フケが多いからといって深刻に薄毛について悩む必要はないということです。

その理由についてこの項目では詳しく説明していきます。

AGAは、男性型脱毛症の略です。

40代を過ぎた男性から急激に発症率が増え、60代になると約半数の男性が男性型脱毛症の患者と言われています。

簡単に言えば男性ホルモンが原因で起こる薄毛なのですが、特徴としては、おでこがM字の形でハゲてくるタイプや、つむじからOの字の形でハゲてくるなど幾つかのタイプがあることです。

詳しくはAGAについて解説している他のコラムを参照してください。

逆に言えば、このどちらにも当てはまらないハゲ方をしている場合、男性型脱毛症ではない可能性があるということです。

今回の記事でお伝えしている頭皮のフケについては、AGAとそこまで関係はないと考えられます。

なぜなら、AGAのメカニズムと、フケが発生するメカニズムは直接的な関係がないためです。

それをご理解いただくために、まずはAGAの発症メカニズムを詳しく解説していきます。

AGAは、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンが作用して発症します。

ジヒドロテストステロンとは、男性ホルモンとしての特徴が強く働いてしまう男性ホルモンだと考えてください。

ジヒドロテストステロンが本来であれば成長促進因子を発生させるはずが、脱毛を促進させる因子を発生させてしまうのです。

その脱毛促進因子の影響を受けると、本来であれば3年から5年程度は成長し続けるはずの髪の毛が、ものの数ヶ月程度で抜けてしまいます。

一般に毛髪が生まれてから抜け落ちるまでのサイクルを「ヘアサイクル」と呼びますが、このジヒドロテストステロンが作用すると、ヘアサイクルが狂ってしまい、髪の毛が太く長くなる前に、どんどん抜け落ちてしまうのです。

そして最終的には毛根が活動を休止し、その毛根からは髪の毛が生えなくなってしまうのです。

これが簡単なAGAの発症メカニズムです。

いかがでしょうか。

「フケ」という言葉はこのメカニズムの中に出てきませんでしたよね。

頭皮のフケとは少し話がそれますが、もしあなたが「将来的に薄毛に悩んでいる」「髪の毛が薄くなり始めて困っている」という状態であれば、1日も早く治療又は予防を始めることをお勧めします。

AGAの治療方法は大きく分けると2通りのものがあります。

1つが抜け毛を予防する方法、もう1つが、発毛を促進する方法です。

抜け毛を予防する方法については、現在2種類の医薬品が主に用いられます。

1つがフィナステリド、もう1つがデュタステリドです。

フィナステリドもデュタステリドも、病院で処方してもらうタイプの内服薬です。

具体的な治療薬の名前としては、フィナステリドの配合された薬品が「プロペシア」。

デュタステリドの配合された薬品が「ザガーロ」です。

これらは、AGAクリニックや病院の皮膚科に行くことで処方してもらうことができます。

これらの医薬品を服用することによって、AGAの原因であるジヒドロテストステロンが体内で発生するのを防止することができます。

つまり、脱毛促進因子の発生が防がれるので、脱毛を予防することができるということです。

もう1つの発毛を促進するAGA治療方法については、様々なものがあります。

AGAクリニックで処方されるミノキシジルという成分の配合された外用薬を使用する方法もあれば、育毛メソセラピーといって、頭皮に直接成長因子を注入して髪の毛の成長を促すという方法もあります。

その他にも、医薬部外品として販売されている育毛剤等を使用するという方法もあります。

最近では、化粧品の分類で販売されているスカルプエッセンス等も数多く存在し、厚生労働省からは医薬品として認可されていないものの、海外では化粧品成分としての権威のある賞を受賞しているほど育毛効果が期待できる成分も存在します。

過去の治療実績などから考えても、最も育毛効果が期待できる成分はミノキシジルですが、体に合わない人もいるようなので、もし、ミノキシジルを使用して頭皮がかぶれたり痒みが出たりした場合は、その他の育毛剤を試してみると良いでしょう。

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頭皮の臭い、痒みが気になる方には銀座HSクリニックの「トータルヘッドセラピー」をオススメします。

クリニックでは珍しいマッサージの施術で普段の洗浄では洗い切れないような毛穴の汚れを洗い出してくれます。

さらにマッサージにより頭皮の血流を促進してあげることで頭皮の血行を良くして髪の生えやすい頭皮へと導きます。

AGAの方には合わせてHS式ノーニードルメソセラピーの施術をオススメします。

針を使うことなく高濃度の発毛に作用する成分を配合した複合液を頭皮に直接注入するもので、トータルヘッドセラピーで改善された頭皮環境にはより深くまで浸透してくれるので効果に大きな期待ができます。

薬治療ではあまり効果を感じることができなかった方はぜひお試しください!

AGAの発症メカニズムを紐解いて考えてみても、そこにはフケが関係する要素はほとんどありません。

また、現在行われている効果的なAGA治療の方法を見ても、フケが関係する要素はほとんどありません。

血液の中にある男性ホルモンが作用して脱毛が促進されるということがほとんどであり、外的な要因でAGAが発症するということはほとんどないのです。

頭皮で発症するフケは、もともとは体内から表皮細胞が分裂してできたものですが、体の表面に出てきた段階で死んだ細胞ですので、外的な要因と言えます。

つまり、フケが発生したとしても、しなかったとしても、AGAが発症する人はするでしょうし、発症しない人はしないでしょう。

しかし、全く関係がないのであれば、なぜ多くのウェブサイトでは、「フケが多い人は薄毛の危険性がある」と書かれているのでしょうか?

フケが直接的にAGAの原因になるということはありませんが、間接的なつながりが存在することは確かです。

男性ホルモンは、皮脂腺を刺激し、活性化させる働きがあります。

つまり、男性ホルモンが多ければ多いほど、皮脂の分泌量が増えるのです。

皮脂の分泌量が増えるということは、頭皮に生息する常在菌の繁殖材料になりやすく、頭皮が炎症を起こす可能性が上がります。

その一方で、男性ホルモンが多いということは、AGAの原因となるジヒドロテストステロンの発生にも関わってくるため、その部分でつながりがあると言えるのかもしれません。

つまり、フケもAGAも、男性ホルモンというひとつの原因によって発症するという部分では共通しているのです。

ただし、男性ホルモンの量とAGAの発症については直接的な関係はないという考え方もあります。

なぜなら、どれだけ男性ホルモンが体内に存在したとしても、その男性ホルモンがジヒドロテストステロンに変質し毛乳頭に作用しなければ、AGAは発症しないからです。

あくまでもAGAが発症する数ある理由の中の1つの要素と言える程度ですので、フケが多いからといって男性型脱毛症の危険性が高いという考えは、少し安直かもしれません。

頭皮のフケが多いのはAGA以外の脱毛症のサイン?!

AGA_基礎知識の画像

男性が悩まされる薄毛の多くは男性型脱毛症(AGA)ですが、AGA以外にも脱毛症には様々な種類があります。

そして、それらの中にはフケの発生と関わりの深い脱毛症も存在します。

少しややこしいかもしれませんが、脱毛症という大きなカテゴリーの中にAGAという1つの脱毛症の種類が存在するのです。

その他の脱毛症については、フケが原因になっているものも確かに存在します。

この項目では、AGAではない脱毛症のサインとしてフケの存在を考えてみたいと思います。

全ての脱毛症の中で最も発症している患者の割合が多いのは男性型脱毛症です。

しかしそれ以外にも脱毛症はたくさんの種類が存在します。

代表的なものだけでも、円形脱毛症や、接触性皮膚炎による脱毛、脂漏性皮膚炎による脱毛、分娩後脱毛症、栄養障害による脱毛症、甲状腺機能低下による脱毛症、薬剤による脱毛症、感染による脱毛症、外傷性の脱毛症など、さまざまなものがあります。

これらは、さらに細かく分類することができますし、その原因も様々です。

つまり、髪の毛が抜けてきたからといって全てがAGAというわけではないのです。

そしてこれらの中には、頭皮のフケと関係の深い脱毛症が存在します。

それは、フケが関係する要素はほとんどありません。

です。

脂漏性皮膚炎に伴う脱毛症に、フケの発生が深く関わっています。

この脱毛症は、文字通り脂漏性皮膚炎が原因となり髪の毛が抜けてしまう症状のことですが、フケが多く発生している場合、脂漏性皮膚炎が発症しやすいのです。

そしてそこから症状が悪化すると、脱毛という症状も引き起こされます。

ではなぜ、フケが増えると脂漏性皮膚炎が発症するのでしょうか。

頭皮は、常に皮脂が分泌されており、表皮膜というバリアを形成しています。

表皮膜は頭皮を紫外線から守ってくれたり、保湿をしてくれたりと、重要な役割を果たしています。

頭皮は、髪の毛が存在するため、汗をかいた時にその水分が蒸発しづらく、さらに、皮脂の分泌量も多いため、湿度が高くなる傾向にあります。

また、皮膚の表面には、マラセチア菌やアクネ菌などといった常在菌が住んでおり、これらは過剰に繁殖しなければ人の体にとって良い役目を果たす菌なのですが、過剰に繁殖すると、皮膚を攻撃し、炎症を起こしてしまいます。

こうした常在菌は、湿度の高いところを好みますので、頭皮で繁殖しやすい傾向にあります。

さらに、フケは常在菌の餌となり、繁殖を促進するため、「フケが多い=頭皮の雑菌にたくさんのエサを与えている」ということが言えます。

こうして、雑菌が過剰繁殖を起こすと、次に起こる現象は炎症です。

頭皮から出るフケの量が多いと、頭皮に住む雑菌が過剰繁殖を起こしやすいという話をしました。

そして頭皮の常在菌がある一定以上の数まで繁殖すると、炎症が起きてしまいます。

皮脂が原因で繁殖した雑菌が起こす炎症のことを「脂漏性皮膚炎」と呼びます。

炎症が起きると、表皮のターンオーバータイムが短くなります。

先程、皮膚のターンオーバータイムは45日間であるとお伝えしましたが、炎症が起きた部分の皮膚は、角質細胞がその役割を全うしないままに、どんどん剥がれてしまい、まだ完全に角化していない未熟な表皮細胞が表面に現れます。

そのような未熟な表皮細胞は、通常のターンオーバーを行うことができず、塊となって剥がれてしまいます。

これが脂漏性皮膚炎によって起こる悪性のフケです。

この症状が更に進むと、頭皮の表面だけで起こっていた炎症は内部にも派生し、毛包炎という髪の毛の付け根で起こる炎症が発症します。

この段階で、頭皮のツッパリ感を感じたり、ヒリヒリ感を感じたりします。

特徴としてはこの脂漏性皮膚炎によって発生する抜け毛は、毛根に皮脂がべったりと付着していたり、不自然な突起物がついていたりすることがあります。

脂漏性皮膚炎と薄毛の関係について、更に詳しくみてみましょう。

炎症が起きて脱毛が発生するメカニズムはわかりました。

これが更に悪化すると、そのまま薄毛につながってしまいます。

この炎症性の脱毛がヘアサイクルを乱してしまうためです。

ヘアサイクルは、髪の毛が生まれてから抜け落ちるまでのサイクルのことをいいます。

1つの毛根から生える髪の毛は1本だけで終わりではありません。

抜け落ちてからしばらくすると、その毛根からは再び髪の毛が生えてきます。

これを何度も繰り返すことによって、ヘアサイクルは回ります。

一本の髪の毛につき、ヘアサイクルは3つの段階があります。

1つ目が「成長期」と言い、髪の毛が生まれてから成長を続ける期間です。

男性の場合は3年~5年、女性の場合は4年~6年この成長期の期間が続くと言われています。

成長期の間は、1日あたり約0.4ミリずつ髪の毛は成長します。

そしてある一定量髪の毛が成長した段階で、その髪の毛は成長をストップします。

毛母細胞が細胞分裂を行う限界の回数を超えてしまったためです。

この成長が止まった段階のことを「退行期」と呼びます。

この段階になると、毛乳頭から脱毛促進因子が発生し、毛根は上にせり上がっていきます。

退行期の期間は約3週間から1ヶ月といわれています。

そして、古い毛根がある程度せり上がった状態で、次に新しく生える髪の毛の準備を毛乳頭細胞が始める時期を「休止期」と呼びます。

休止期は2ヶ月から3ヶ月と言われています。

古い髪の毛は、抜け落ちるのを待つだけの状態になり、この段階で抜け落ちる脱毛のことを自然脱毛と呼びます。

休止期の髪の毛は、その名前の通り休んでいるのかといえば、実はそうではなく「バルジ領域」と呼ばれる部分に存在する毛包幹細胞が新たな髪の毛を作るために毛乳頭へと移動し、新しい毛母を形成しています。

そして、新しい髪の毛が生える準備が整った段階で古い髪の毛は抜け、その下から新たな髪の毛が生えてくるのです。

この流れを繰り返すことによってヘアサイクルが回転しています。

脂漏性皮膚炎によって毛母細胞が炎症を起こしてしまうと、このヘアサイクルの流れを無視して成長期にあるはずの髪の毛が強制的に抜けてしまいます。

男性型脱毛症を含めた自然脱毛の場合は、髪の毛が抜ける段階で、新たに生える髪の毛の準備を毛乳頭細胞が始めていますが、脂漏性皮膚炎による脱毛の場合は、次の髪の毛の準備をしていないまま、強制的に髪の毛が抜けてしまうため、新たに生える髪の毛の準備が整っていません。

そのため、新たな髪の毛を作り出すための期間が必要になり、脱毛が起きた部分からは、ある程度の期間を空けなければ、新たな髪の毛は生えてこないのです。

頭皮から出るフケの量を抑えるには?

AGA_画像名の画像

フケは、発生すること自体が問題ですし、一定量以上のフケが発生すると、脂漏性皮膚炎を引き起こす可能性があります。

そのため、もしフケを予防する方法があれば、活用していきたいですよね。

実は、日常生活の中で無意識に行っていることを少しずつ改善するだけでも、フケの発生を抑えることができます。

そこで、この項目では、シャンプーの方法、ドライヤーの方法、食生活、生活習慣といった4つの方向からフケの発生を抑える方法をお伝えします。

直接的に頭皮に関係する部分として、シャンプーがあります。

シャンプー剤自体を見直したり、シャンプーの方法を見直したりすることによって、フケの発生を抑制することができます。

頭皮の状態は人によって異なります。

ある人にとっては合うシャンプーであっても、ある人にとっては合わない可能性があります。

頭皮は人間の皮膚の中で最もデリケートな部分なので、シャンプー剤の選び方は非常に大切です。

基本的に商品化されているということは頭皮に悪影響を与える成分はそこまで入っていないと信じたいところですが、洗浄成分の強さによっては、極端に頭皮の水分を奪ってしまったり、脂分を奪ってしまったりする場合があります。

また、頭皮に住む常在菌を洗い流す働きの弱いシャンプーも存在します。

痒みや炎症を抑えるためには、医薬部外品扱いのシャンプーを購入すると良いでしょう。

商品名に「薬用」と書かれているシャンプーであれば、洗浄作用以外にも炎症を防ぐ作用や、殺菌作用が配合されている成分に含まれているため、フケを予防する働きがあります。

もしそれらのシャンプーを使用してもフケが治まらない場合は、敏感肌の方に向けて作られた特殊なシャンプーや、アトピーの方に向けて作られた特殊なシャンプーなどを試してみると良いでしょう。

添加物が入っていないため、刺激が少なくフケの発生も抑えることができるはずです。

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このシャンプーはアミノ酸系の洗浄成分を使用していて、高い保湿力適度な洗浄力を持っています。

高い保湿力は乾燥を防ぎ、強すぎない洗浄力は必要な分の皮脂以外をきれいに洗浄することで頭皮環境を改善していきます。

また、このシャンプーには髪を作る毛母細胞を活性化させるといわれているセンブリエキス、頭皮環境を悪化させる皮脂の過剰分泌を抑えるグリチルリチン酸、頭皮の炎症を抑え毛母細胞への栄養の供給を高めるジフェンヒドラミンHCが主成分として含んでいるため、薄毛に悩む人にもおすすめです。

脂性フケは、原因となるマラセチア菌を殺すための工夫が必要になります。

具体的に言うと、殺菌・抗菌作用のあるシャンプーを使用するということ、そして、シャンプーの後洗い流さずに数分間放置するということが必要です。

このタイプのシャンプーは、マラセチア菌を殺す作用があるため、髪の毛というよりは、頭皮全体に浸透させた後で、しばらくマラセチア菌を殺菌するための時間を置くことが必要なのです。

5分~10分程度シャンプーをつけて泡立てた状態で放置しておくと良いでしょう。

シャンプーによって、脂性フケを直そうと考えるのであれば、殺菌・抗菌の方に力を入れたほうが良いでしょう。

乾性フケは、前述のように頭皮が乾燥しすぎているために発生するフケです。

そのため、水分や脂分を奪わないように、ぬるめのお湯で髪の毛を洗いましょう。

また、洗浄成分が石油系の合成界面活性剤の場合、汚れと一緒に脂分まで洗い流してしまうため、優しい洗浄成分のシャンプーを選びましょう。

具体的にはアミノ酸系の洗浄成分が使用されているものだと良いでしょう。

そして、あまり大量に使わず、少しの量のシャンプーで頭皮全体を洗うようにしてください。

治らない場合は、シャンプーを使用せずお湯だけで洗うという方法もあります。

また、入浴後の保湿も重要になります。

頭皮の保湿のための化粧水も販売されていますので、使用してみると良いでしょう。

間違えたドライヤーの当て方をすると、乾性フケを引き起こしてしまう可能性があります。

つまり、乾かしすぎということです。

しかし、だからといってドライヤーを使用せずに自然乾燥にしてしまうと、今度は生乾きで湿度が高い状態が保たれてしまい、雑菌が繁殖し脂性フケの原因となります。

「じゃあどうすればいいんだ」と思う方もいると思いますが、どちらのフケも発生しにくくするドライヤーの当て方が存在します。

シャンプーの後はまずタオルドライを行います。

その際には、強くこすりすぎないことが重要です。

濡れた状態の髪の毛はキューティクルが開いており、少しの刺激でも抜け毛や切れ毛の原因となります。

そのため、タオルで髪の毛を挟むような形で乾かしていくと良いでしょう。

タオルドライの後は、そのタオルを頭にかぶせた状態でドライヤーの熱風を当てます。

すると、熱風によりタオルが乾き、そのタオルが髪の毛の水分を吸収し、熱風によりその吸収した水分が蒸発するという繰り返しで、頭皮に直接熱風を当てることなく髪の毛を乾かすことができます。

タオルサウナによる乾燥で8割から9割まで髪の毛が乾いたら、ドライヤーを冷風モードに切り替えて直接乾かします。

この方法によって、熱風を直接頭皮にあてることなく、短い時間で髪の毛を乾燥させることができます。

フケが発生するのは、頭皮が極端に乾燥している場合か、極端に皮脂が分泌されている場合です。

食生活もそれぞれのフケの原因に関わっています。

食生活を改善することによって、乾性フケも脂性フケもある程度抑制することが可能です。

肉類が中心の食生活を送っている人は、頭皮が脂っぽくなりやすく、それに伴って脂性フケが発生しやすいです。

そのため、タンパク質を摂取する場合は、魚や豆腐などの大豆製品を中心にした食事にシフトしてみましょう。

また、料理に使用する油も、バターやサラダ油よりも、オリーブオイルやココナッツオイルなどの油を使用した方が良いでしょう。

レバーやマグロの赤身などに含まれているビタミンB6は、頭皮の炎症を抑える作用があるため、食生活に取り入れていくのもおすすめです。

脂性フケとは逆に、乾性フケは頭皮に脂分が足りてない状態なので、肉類の摂取量を増やすと良いでしょう。

また、ビタミンCやビタミンAといった栄養素は、頭皮の細胞の代謝を正常化するため、ターンオーバーが早期化しやすい乾性フケの改善におすすめです。

お酒やタバコは、少しの量であれば問題ありませんが、大量に摂取すると新陳代謝を悪化させるため、フケの原因になります。

また、睡眠不足もフケの原因となります。

人は寝ている間に頭皮の保護機能を回復させ、角質層のキメを整えます。

しかし睡眠不足は水分を蒸発させ、頭皮を乾燥させます。

そのため乾性フケになりやすくなってしまうのです。

まとめ

AGA_自宅の画像

本コラムでは頭皮から発生するフケについての情報をお伝えしました。

フケは、ターンオーバーが終了した表皮細胞が乾燥のしすぎや皮脂の過剰分泌などによって固まって、こぼれ落ちた塊です。

フケが直接男性型脱毛症の原因になるということはありませんが、脂性とフケの場合は、脂漏性皮膚炎という炎症を起こす原因となる可能性があります。

脂漏性皮膚炎になると、そのまま炎症性の脱毛症を引き起こしてしまう可能性もあるため、薄毛との関連性もあります。

ご自身のフケの量が気になる方や、薄毛で悩まれている方は、この記事の後半で紹介したフケを抑えるシャンプー、ドライヤー、食生活、生活習慣などを実践してみてはいかがでしょうか。

もし、それらの方法を試しても改善されない方や、「もっと手っ取り早く改善したい!」という方は専門の病院を受診されることをおすすめします。

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