頭皮用の日焼け止めでトラブル対策!スプレーの種類やケアをする理由
雨や曇りの日でも常に浴びている紫外線。
抜け毛や薄毛、頭皮トラブルの原因はこの紫外線からきているかもしれません。
ダメージを負った頭皮はトラブルの元ですので、頭皮用の日焼け止めを使うこと、ケアの仕方を学ぶことは必要不可欠といえるでしょう。
そもそも私たち人間の体は、紫外線を浴びることで「光老化」という老化現象が起きます。
光老化とは紫外線が肌の奥にまで入り込み、ゆっくり細胞を壊していく現象のことですが、この光老化が起きると肌の質は悪くなるため、実年齢よりも老けて見られてしまう可能性があります。
また、紫外線を過度に浴びてしまうと、メラニン生成が過剰になるため、シミなどの肌トラブルの原因になります。
このような紫外線による肌の劣化や老化現象は、体の皮膚全体に言えることですので、腕や首、顔だけでなく、頭皮の日焼け対策も必要不可欠ということです。
では、紫外線を浴びることで、頭皮や髪にどんな悪影響があるのか具体的に見ていきましょう。
参考:頭皮の炎症はこうして起きる!各症状原因と対策・ケア方法
自分で気づく人は実に少数ですが、帽子を被る、日焼け止めを塗るなどの日焼け対策をせず、紫外線の強い夏場を過ごすと、髪の色が落ちる場合があります。
これは、紫外線によってメラニン色素が壊されてしまうからです。
上記でお伝えしたこのメラニン色素とは、紫外線を吸収するためのものなんですが、受ける紫外線量が増えてしまうと、メラニン色素が紫外線を吸収できなくなり、やがて分解してしまいます。
これは、髪の毛を守るキューティクルが剥がれ落ち、髪の内部にまで紫外線が入ってくるためです。
つまり、メラニン色素の量 = 髪の色の濃さなため、紫外線をあびる(メラニン色素が壊れる)=髪の色が落ちるということなんですね。
日焼けとは、軽度のヤケドです。
当然のことですが、ヤケドとは皮膚が熱を持っている状態のことです。
熱を持った皮膚は水分が蒸発しやすくなっているため、ケアをせずに放置しておけばどんどん皮膚の水分がなくなり、乾燥していきます。
そして、頭皮の乾燥は、かゆみやフケといった様々な炎症やトラブルの原因につながります。
紫外線量が多くなる夏や秋の時期に、頭皮が痒くなった、ヒリヒリしたという経験をお持ちの場合は、紫外線による頭皮の乾燥が原因かもしれません。
つまり、頭皮の紫外線対策を徹底することで、乾燥からくる頭皮の炎症を抑えられる可能性があるということです。
ちなみにですが、体の部位に関係なく、皮膚の一番の敵は乾燥です。
先ほど、紫外線を長時間浴びれば、髪の毛を守るキューティクルが剥がれ、髪の色が落ちやすくなるとお話しましたが、抜け毛や枝毛といったトラブルにも繋がりやすくなります。
また、頭皮は髪の毛に覆われているのにも関わらず、顔の3倍は日焼けしていると言われています。
つまり、髪の毛だけでなく、頭皮(特に髪の毛の薄いつむじ部分)にも、かなりのダメージが加わっているということです。
髪の色が落ちる、頭皮の炎症、抜け毛や薄毛を防ぎたいのであれば、雨の日や晴れの日、冬や夏に限らず、できるだけ毎日対策を施すのがベストです。
さて、ここからは、日焼け止めを使った紫外線対策をご紹介します。
頭皮のケアと聞けば、良い成分のシャンプーやリンスを使うといった方法を想像する方が多いかと思いますが、このような一般的な方法の他に、日焼け止めを使用した紫外線対策も行うと効果抜群です。
頭皮に日焼け止めを塗るという作業は、あまり一般的ではないと言えますが、様々な商品が世に出ているので、知らなかったという方はぜひ覚えてみてはいかがでしょうか。
頭皮の日焼け止めには、クリーム、ローション、パウダー、スプレー、といった4種類のタイプがあります。
人によって気に入るタイプは異なるかと思いますので、以下4種類の解説を材料に選んでみてください。
頭皮専用というわけではありませんが、肌用のローション、クリームタイプの日焼け止めを使用して紫外線対策することはとても有効な手段の一つです。
質感もよく、ノビもあるため、つけ心地の良さが特徴的です。
もちろん肌の弱い方は、SPFとPAの数値は低いものにしてください。
●パウダー
UVパウダーとも呼ばれているこの日焼け止めは、1500円〜3000円程度のものが多く、メイクの上から何度も塗り直すことができるため、女性向けと言えます。
比較的やさしい成分でつくられており、肌の弱い方でも使えます。
しかし、3時間程度ですぐ落ちてしまうため、長時間の外出になる際は、持ち歩いて塗り直す必要があります。
少々手間となるため、面倒臭がりの方には不向きでしょう。
●スプレー
スプレータイプの日焼け止めには、紫外線吸収剤を使っているものが多いため、汗をかいても流れにくいという点、ミスト状に噴射する作りから、ヘアスタイルの崩れを抑えるという点がメリットです。
しかし、肌の弱い方(敏感肌、アトピー肌)は紫外線吸収剤という成分が刺激になることも。
皮膚に異常が見られた際は使用をやめ、商品を変えてみるなどの対策をとりましょう。
みなさんもどこかで聞いた経験があるかもしれませんが、日焼け止めを選ぶ上で重要なのは、以下3つです。
- SPFの数値
- PAの数
- 配合成分
よく日焼け止めには「SPF / 50 PA++」といった数値が書かれていますが、この数値の意味をしっかり理解した上で購入されている方は非常に少ない印象です。
実は「SPFの数字が高いほど紫外線をカットできる」というわけではなく、高ければ良いという訳でもありません。
肌を守ろうと頑張っているその対策が、実は肌に悪影響なんてこともあります。
「配合成分を全て把握して!」なんて無理はいいませんが、日焼け止めの購入を検討している以上、SPFとPAの知識くらいは持っておきましょう。
とはいえ、SPFとPAを理解するには、まず「紫外線の種類」を知る必要があります。
「なんだか科学の授業みたいで、面倒臭い〜」と思う方もいるかもしれませんが、とても簡単なので大丈夫です。
紫外線には、
- 紫外線A波(UVA)
- 紫外線B波(UVB)
- 紫外線C波(UVC)
という3つの種類があり、皮膚に及ぼす影響も変わってくるのですが、日焼けに関係のある紫外線は、UVAとUVBです。
UVAとは、肌の奥深くまで届き、肌内部に活性酸素をつくるため、DNAを傷つけやすく、みなさんご存知のコラーゲンなども壊す強敵です。
症状を簡単にいうと、シワやたるみといった肌老化につながります。
雲や窓ガラスをも突き抜けてくるので、曇りの日や室内であっても油断はできません。
一方、UVBとは、肌表面の細胞を傷つけ、炎症を起こすため、皮膚ガンやシミの原因になります。
夏場、日焼けをして肌が真っ赤に焼けるのも、このUVBによる影響です。
しかし、UVAに比べると地上に到達する量は全紫外線量の約10%と少量なため、日傘や帽子などの対策である程度防ぐことができます。
つまり、UVA、UVB双方とも肌に影響を及ぼすため、両方のガードが必要です。
なんとなく紫外線の種類が理解できたのであれば、SPF、PAの説明へと参りましょう。
SPFとは、サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略で、主に「UVB」の防止効果を表す数値です。
もちろん数値が大きくなるつれ効果も高くなります。
SPF / 20 よりは SPF / 50 の方が効果が高いということですね。
そして、稀に勘違いのしている方がいるのですが、この数字(SPF / 50 ←)は50時間効果がありますよ、という意味ではなく、「日焼けするスピードを50倍遅らせますよ」という意味になります。
時間でいうと、SPF / 50 なら約20時間50分、SPF / 30 なら約10時間だそうです。
また、SPF / 30までの日焼け止めは、「紫外線散乱剤」を使用してるものが多いようですが、SPF / 50 の日焼け止めは、「紫外線吸収剤」という成分を使用しています。
紫外線吸収剤より、紫外線散乱剤の方が、肌への刺激は少ないそうなので、SPF / 50 よりも、SPF / 30以下の方が肌に優しいと言えます。
次にPAですが、PAとは、プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略で、主にUVAの防止効果を表す数値です。
+の数が増えるにつれ、効果が高くなります。
PA+より、PA++++の方が効果が高いということですね。
PAの+の数は、今のところ四段階あります。
- 「+」効果あり
- 「++」まぁまぁ効果あり
- 「+++」かなり効果あり
- 「++++」極めて効果あり
といった感じです。
特に、UVAは秋、冬でもそこそこ降り注いでいるため、注意が必要です。
とはいえ、ご自分で決めるのは少々難しいかと思います。
そんな方のために、筆者のおすすめを記しましたので、ぜひご活用ください。
- 肌の弱い方(乾燥肌、アトピー、敏感肌) → SPFはなるべく低く PAはお好み
- 長時間の外出&スポーツ → SPF /30〜50 PA+++
- 散歩や買い物 → SPF / 20〜35 PAはお好み
- 海や山&炎天下 → SPF / 50 PA++++
念のためもう一度お伝えしますが、 「SPFの数は日焼けのスピードを遅める数値で、高ければ肌の負担になる」 「PAが紫外線をガードする役割で、+の数が増えるほど紫外線から守ってくれる」 この2点だけは覚えておきましょう!
これまでに、日焼け止めの種類や、選び方を解説してきましたが、人気かつ、一番おすすめなタイプはスプレータイプの日焼け止めです。
サッと吹きかえるだけでいいので、手間もかからなく、手も汚れないうえに種類も豊富。
そんな便利なUVカットスプレーですが、我ら庶民の味方であるドラッグストアなどでは、ローション系やクリーム系ばかりでスプレータイプの品揃えが少なく、選ぶに選べないという方が多いのでは。
今回はそんな方々に向けて、数ある日焼け止めの中から、オススメといえるUVカットスプレーをタイプ別に紹介します。
他のどのサイトよりも徹底にリサーチし、種類も豊富に紹介しているので、選び方でお話した、SPFとPAをよく見ながら、ご自分の肌や用途に合わせて、最適なUVカットスプレーを選んでみましょう。
< SPF / 50+ PA / ++++> 80g 美容室やサロンなどでの取り扱いが多いこのミルボン製品は、SPFとPAが非常に高いということから、紫外線対策に重きを置いているようです。
フレッシュ、フルーティー、グリーンと3種類の香りが販売されており、ヘアトリートメント機能も備わっているため、さらっとやわらかい手触りと清潔な匂いが味わえます。
容量は80gと少ない印象ですが、頭部全体のケアができる優れものです。
H-UV レベル3 こちらのスプレーは、トリートメント効果が高いため、髪の毛をより優しく保護します。
通常のUVスプレーだと、髪がきしんだり絡まったり違和感があるという方におすすめ。
SPF / PA数値ではないため判断しづらいですが、H-UVレベル3は炎天下でも紫外線を保護するレベルになるので、SPF 30〜50 / PA ++++程度のスプレーと同等です。
美容室で販売されているという点からも、やはりクオリティが高く、リピーターが多い印象です。
筆者の友人宅にもこのスプレーが置いてあったほどですから、人気なことに間違いはないでしょう。
「スプレーをかけても美しい髪でいたい!」という方は、ぜひデープロテクターUVスプレーを。
spf/pa 90g 国内でも最高水準のUVカット効果を誇ります。
スイートフローラルの香りなので、女性向けといえるでしょう。
肌に優しい10種類の美容成分が配合されており、白浮きもしません。
ウォータープルーフをお探しで、髪の質、紫外線、双方とも予防したいのであれば、このパラソーラにしてみては。
< SPF / 50+ PA++++> 60g まずなにより驚きなのが、DHCなのに1000円以下というコスパ。
ウォータープルーフを採用しており、無香料、無着色に加え、パラベンフリー。
容量の少なさだけが難点ではありますが、小さめのカバンにもスッキリ収納できるため、ちょっとしたお出かけにピッタリ。
< SPF / 20 PA / ++> 90ml シトロネラやゼラニウムといった5種類のアロマや、保湿成分で有名なシアバターを配合しており、様々な外的刺激から守ってくれます。
ミストタイプなため、広範囲に塗布でき、頭部からつま先まで使用できます。
SPFとPAが低いことから、炎天下、長時間の外出などの場所によく行く方にはお勧めできませんが、ちょっとした庭仕事や、お買い物時にはピッタリな日焼け止めです。
紫外線吸収剤の使用もなく、着色料、パラベン、香料もフリーなため、肌の弱い方でも安心して使用できます。
< SPF / 22 PA / +++> 120ml 子供や敏感肌、乾燥肌、アトピーといった肌の弱い方のために開発された、低刺激UVカットスプレー。
頭部から顔、体までたった一つでケアができるため、手軽さも抜群です。
虫除け効果のある成分も含まれているため、アウトドアやレジャー時に大活躍してくれます。
アレルギーテストでも肌に負担がないことが確認されているので、安心して使用できる日焼け止めです。
< SPF / 50 PA / +++> 75g 「日焼け対策も大事だけど、匂いも大切だし…」と悩んでいるあなたには、アクアシャボンから販売されているUVカットスプレーがおすすめです。
ご存知の方も多いと思いますが、アクアシャボンはフレグランスコスメの中で圧倒的な人気と評判を誇っており、清潔感のある匂いが特徴的です。
紫外線カットに加え、自然な良い香りも楽しめるため、匂いや清潔感にこだわりのある方はアクアシャボンの日焼け止め一択です。
< SPF / 50 PA / ++++> 80g ミーファのフレグレンスUVカットスプレーは6種の「オーガニックハーブエキス」を採用しているため、顔や体にも噴射でき、ダメージも少ない万能型スプレーです。
また、女性に人気である、オレンジフラワーの匂い(マグノリア)を採用しており、コンパクトでシンプルな見た目がオシャレ女子に好印象。
日焼け止めスプレーとは分かりづらい、オシャレパッケージなため、おしゃれインテリアとしても大活躍。
紫外線をガードしながら、香りとオシャレUPも楽しめる、女子にはもってこいのアイテムです。
&ペアの香り < SPF / 20 PA / ++> 60g こちらは、美髪ケアで有名なラサーナが販売しており、SPF、PA共に抑えめなUVカットスプレーです。
口コミでは、「香りが素晴らしい」「とってもいい香り」と、とっても高評価。
フルーティーな匂いが髪の毛を覆います。
SPFがかなり低いため、肌の弱い方でも安心して使用できるでしょう。
< SPF / 50+ PA / ++++> 他スプレーよりも、肌や髪にうけるダメージが少ないため、家族全員で使いまわしできる点がメリットです。
無添加で紫外線散乱剤フリー、顔への噴射OKで化粧の上からでも使用できる、とまさに敵なし。
キャップには紫外線を感知して色が変化する「UVチェッカー」というユニークな機能もついているため、その日その日の紫外線量を子供と見ながら楽しんで使用できます。
< SPF / 50+ PA / ++++> 親子コスメ、ファミリーコスメで人気を誇る「ママラボ」のUVカットスプレーは、蚊を寄せ付けないシトラスハーブの香り&ウォータープルーフタイプなため、森などの虫の多そうな場所へのお出かけ、ピクニックやキャンプといった自然が多い場所で遊ぶときに最適。
スプレーの色も透明なため、服の上からでも使用でき、ヒアルロン酸、コラーゲンといった保湿成分も配合されている、母子には嬉しい日焼け止めスプレーです。
- パラベン
- 着色料
- 違和感
- 鉱物油
- アルコール
- 紫外線散乱剤
といった5つがフリーなので、肌の弱い方も安心して使用できます。
< SPF / 50+ PA / ++++> 50g ウォータープルーフを採用しているため、重ねてもベタつかない透明なUVカットスプレーです。
汗や水にも強く、長時間の効果が期待できます。
容量も50gとやや少なめなので、コンパクトに持ち運びができ、値段も500円程度とお手軽さ抜群。
とにかく手軽さを求めている人にはビオレのUVカットスプレーをおすすめします。
< SPF / 50+ PA / ++++> 150g 上戸彩さんやHey!Say!JUMPをCMキャラクターに起用。
このUVカットスプレーの凄いところは、4年連続1位に輝かせたという実績と人気でしょう。
化粧の下地としても使用でき、逆さまにしても噴射可能なため、「究極の面倒臭がり」という方におすすめ。
ドラッグストアなどでもよく見かける、大手、安心ブランドです。
< SPF / 30 PA / +++> 150g 頭皮や髪の紫外線もカットでき、ヘアスタイリングも楽しめる、男性におすすめなUVカットスタイリングスプレー。
根元からふんわり立ち上げ、ボリューム感を出し、さらに肌の弱い方でも安心して使用できます。
男性を虜にさせること間違いなし。
< SPF / 50+ PA / ++++> 200g プロテクションタイプの方は200gですが、お徳用になるとなんと250gもの大容量! パベラン、アルコールもフリーなのにも関わらず、髪の毛はしっかり保護してくれます。
さやかな石鹸の香りを身にまとい紫外線もカットしてくれる、ナヴィスのUVカットスプレーはお手軽さ100点。
●「ビベッケ」全身まるごとサラサラUVスプレーキングサイズ
< SPF / 50+ PA / ++++>300g 一回の噴射で大量につかってしまう大胆タイプの方、減りの早さやコスパにモヤモヤしている方には、このビベッケがおすすめ。
大人気のヘアセットスプレー「VO5」が330gなので、それとほぼ同等のデカさ! もう一段回上の「モンスターサイズ」になると360gという驚きの大きさであることから、UVカットスプレーの容量世界No.1なのでは?と囁かれています。
細かいミストと顔へも使える便利さも兼ね備えている、UVカットスプレーのボスキャラ的存在。
< SPF / 50+ PA / ++++> 100g @cosmeでも星5つ以上と非常に評価も高く、頭〜足元までたったこれ一本でケアできる優れもの。
UVB、UBAどちらも徹底カットし、日焼け止め特有の白浮きもなく、消臭効果までもが備わっています。
ドクターシーラボと聞けば、ママさん向け?と思うかもしれませんが、全くそんなことはなく、日焼け止めを塗る習慣のない男性にもおすすめです。
< SPF / 50+ PA / ++++> 日焼け止めが大活躍する夏場は、やはりプールや海へのお出かけがつきもの。
もちろん、他のスプレーでも問題はないのですが、できることなら水や汗に強いタイプが有難いですよね。
なんといったって、塗り直す手間が省けます。
アネッサの日焼け止めは非常に優秀ですが、潤い重視の「アネッサエッセンスUVスプレー」というグレードの低い方だと、汗や水に触れると紫外線をガードする膜が強くなる「アクアブースター技術」という機能が搭載されていません。
日焼けのことを気にせず遊びたいのであれば、400円程度は惜しまず、少しグレードの高いパーフェクトタイプを選びましょう。
紫外線による頭皮や髪の毛のダメージは、日焼け止めの使用とこれから説明するお手軽ケアを重ねて行うことで、より軽減できます。
しかし、「ハゲるのは絶対嫌!」「綺麗な美しい髪の毛を手に入れたい!」「頭のかゆみやフケといった頭皮トラブルは極力避けたい!」という思いがあっても、筆者のような面倒くさがりは、「日焼け止めを毎日塗るなんて面倒くさくて無理」と思ってしまいます…。
そこで、日焼け止めを使用しない、頭皮対策の中でも簡単かつお手軽なケアを3種類ほど紹介したいと思います。
髪に関わるお仕事をしているか、よほど髪型にこだわりがない限り、髪の分け目はあまり変えないはずです。
しかし、分け目をずっと同じにしていると、常にその箇所だけが直で紫外線を浴びることになります。
髪の毛で覆われている箇所の頭皮でさえ、日焼けによるダメージはあるのですから、できるだけ一点にダメージが加わらないよう、1週間に一度は分け目を変えてみましょう。
髪の毛で覆われているとはいえ、分け目を変えるだけでは、少なからず頭皮や髪の毛にダメージが加わわってしまいます。
それよりももっと紫外線を遮断できる方法が、日焼け対策の王道ともいえる、帽子を被るという方法です。
日焼けをしないためには、物理的に紫外線を遮る方法がベストですから、長時間の外出、見るからに日差しの強そうな日には、必ず帽子を被ってお出かけしましょう。
頭皮の日焼け対策はもちろん、熱中症予防にも最適です。
しかし、蒸れによって雑菌が繁殖しやすくなるため、紫外線は遮断できたとしても、頭皮に悪影響を及ぼす場合があります。
そのため、一日中被るのではなく、紫外線の強い日中だけ被る、次項目の日傘を使用する、長時間の外出時だけ日焼け止めを使用するなど、いくつかある紫外線対策でカバーしましょう。
帽子を被る対策と同様、日傘も紫外線を物理的に遮断できるため、頭皮の日焼け対策にはとても有効な方法です。
男性陣は帽子を被ることに抵抗がないと思いますが、女性陣は意外と帽子をかぶりたくない人が多いようなので、帽子嫌いの女性は「日傘」という日焼け対策を利用してみてはいかがでしょうか。
荷物にはなりますが、雑菌も繁殖せず、髪型も崩れません。
時と場合により、どうしても日焼け対策ができないこともあるでしょう。
特に、夏の醍醐味である、プールや海といった場所で水と戯れる際は、日傘も帽子も使用できないことがほとんどです。
このように、やむ追えず頭皮が日焼けしてしまったときの対処法をいくつかご紹介しますので、ぜひご参考にしてみてください。
先ほどお伝えしたように、紫外線を長時間浴びる(日焼けをする)と、頭皮は軽いヤケドを負っている状態になります。
手や足にヤケドを負った際は速やかに冷やせ!と言いますが、頭皮のヤケドにおいてもこの冷やすという対処法は有効です。
そのため、頭皮に日焼けを負い、ヒリヒリする、赤くなったなどの症状が確認できたときは、一刻も早く冷やすようにしましょう。
- 濡れタオルを巻く
- 保冷剤を当てる
などが、簡単に冷やせる方法です。
紫外線によるダメージを和らげるには、頭皮を保湿するという方法も有効的です。
少し驚くかもしれませんが、顔に使用する一般的な化粧水や乳液といったスキンケア用品を使用します。
しかし、頭皮の日焼け状態によって対処法が変わってくるので、しっかり覚えておくようにしましょう。
誤った対処法は悪化のもとです。
少しでも以下のような感覚が確認できた際は、誤った自己判断や自己処理をしないようにしてください。
- 頭皮がヒリヒリして痛い
- なんか違和感を感じる
- 痛すぎて我慢できない
頭皮が上記の状態に当てはまった場合は、必ず病院(皮膚科)に足を運び、専門医の意見する対処法に従うのがベストです。
痛みや違和感をほぼ感じない場合は、自宅で行うセルフケアで対処するようにしましょう。
普段のスキンケアと変わりませんが、対処の手順としては、以下の順番です。
1 普段、顔に使っている化粧水を少量とり、手に広げる
2 頭皮全体にまんべんなく馴染ませる
3 1−2の手順を数回行う(一度にたっぷりつけると、しみる可能性があるため)
4 乳液で保護
ただ、()に記載しているように、化粧水や乳液の成分が強いものだったり、あなたの肌にマッチしない場合は、例え少量ずつだとしても、しみたり、痛みを伴うことがあります。
そのため、頭皮の状態(赤くなっていないかなど)や痛み、違和感の確認を忘れずにお願いします。
万が一、頭皮に異常が出てしまった際は、前節と同じく病院へ足を運びましょう。
次はシャンプーのポイント、注意点です。
目次タイトルにも記載しているように、「できるだけ優しく頭皮を傷つけないこと」が日焼け後のシャンプーのコツになります。
具体的に気をつけたほうがいい例を紹介するので、「日焼けした!」と感じる場合は、以下の手方で頭を洗うようにしてください。
頭をゴシゴシ洗うことは、少しの痛みであっても避けるようにしましょう。
通常時であれば、ゴシゴシ勢いよく洗ってもまだ大丈夫ですが、日焼けした後の頭皮は、ダメージを負っている(弱っている)状態なので、とても傷つきやすくなっています。
通常時と日焼け後では、頭皮状態が全く異なるので、注意が必要です。
日焼けをした、しないに関わらず、爪をたてて洗うことは禁物です。
例え、頭皮の状態が良かったとしても、爪を立てて洗ってしまえば頭皮がものすごく傷ついてしまいます。
爪をたてて頭を洗えば何となく綺麗になった感がありますし、かゆみも取れ、スッキリ爽快!となりがちですが、先ほどお伝えしたように頭皮も傷つけ、さらには髪の毛にもダメージが蓄積されます。
- かゆみ
- 痛み
- 違和感
- フケ
- 乾燥
といった様々な頭皮トラブルの元になるため、トラブルの回避、頭皮環境をできるだけ良くするためにも、普段の洗い方から見直してみることをオススメします。
何度もお伝えしているように、日焼け後の頭皮はかなり弱っているため、爪を立てず、ゴシゴシ洗わなかったとしても、ヒリヒリするなどの軽い痛みを伴うことがあります。
そのような酷い状態であれば、病院に足を運ぶことを勧めますが、中には、
- できるだけ病院に行きたくない
- 病院に行く時間を確保できない
- なるべく自宅でケアしたい
という方もいるでしょう。
「ヒリヒリ程度なら自分でケアしたい!」方は、ぬるま湯で洗うようにしてください。
というのも、市販のシャンプーの8割は洗浄力が強いため、頭皮には刺激となってしまうことがほとんどだからです。
しかし、ワックスやスプレーなどの整髪料を使用していれば、シャンプーが必要という場合も。
そんな時は、通常のシャンプーよりも低刺激な「ベタイン系」「アミノ酸系」などの記載があるシャンプーを使ってみるのも一つの手段でしょう。
シャンプーを水で薄める、泡だてネットを使用するなどの工夫を加えれば、さらに頭皮の刺激を軽減できます。
お風呂上がりの濡れた髪はとても傷つきやすい状態です。
なるべく傷をつけないようにするには、ゴシゴシ適当にタオルドライするのではなく、優しく押さえつけるように(揉み込むように)水を拭き取るのがポイントです。
イメージとしては、美容師が行うタオルドライです。
髪を洗った後、すぐにドライヤーで乾かすのではなく、清潔なタオルで髪を包み込むように水を拭き取りましょう。
優しい拭き取り方が理想ですので、乾かすときはぜひ美容師をイメージしてみてください。
前節でもお伝えしたように、濡れている髪の毛は状態を悪化させる元です。
どれだけ優しく拭き取ったとしても、完全には乾きません。
髪の毛が長い方であれば、面倒という気持ちも十分理解できますが、髪や頭皮の状態を良くしたいのであれば、ドライヤーでしっかり乾かすようにしましょう。
雑菌の繁殖や痛みの原因になります。
また、乾かす際は約30cmほどドライヤーを離し、一点に温風を当て続けないようにしてください。
手を振るようにドライヤーを動かし、まんべんなく徐々に乾かすことがポイントです。
少々長くなりましたが、頭皮の状態というのは、人生の快適さに繋がります。
一見関係のないようにも見受けられますが、髪の毛や頭皮にかゆみや痛みがでると、かなりストレスが溜まるものです。
ストレスの増大は明るい生活をも崩しかねません。
また、理由は分からないけど、頭がかゆい、フケがでるようになった、ヒリヒリする、などの症状がある方は早急に日焼け対策をとりましょう。
しつこいかもしれませんが、楽しく有意義な日常を送りたいのなら、頭皮の紫外線対策は必須です。
あなたの生活がもっと快適になるように。
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