抜け毛や薄毛と聞くと男性特有の悩みと思われがちですが、実は抜け毛や薄毛に悩まされている女性は近年増加傾向にあり、国内でおよそ600万人もいるといわれています。

FAGA(女性男性型脱毛症)はFstrongale Androgenetic Alopeciaの略であり、発症メカニズムや症状の違いから、男性のかかるAGAと区別して名付けられた女性特有の症状です。

今回はFAGAの特徴、治療法などについて詳しく見て行きましょう。

女性のみなさん、最近鏡を見てがっかりした経験はありませんか?

『頭頂部の分け目が目立ってきたかも…』
『昔はできてた髪型ができなくなってきた…』

薄毛で悩む人は女性より男性に多いのは事実ですが、女性の場合男性よりも髪に気を使っている方も多いようで、薄毛になったショックは大きいのではないでしょうか?

薄毛になってしまったことを誰にも相談できずに、一人で悩んでいる方も多くいるようです。

安心してください!

女性の薄毛は、原因を追究して、しっかりとした治療と正しい対策をすれば改善する可能性があります!

まずは、女性の薄毛について詳しく知ることから始めましょう。

FAGAと聞いて、すぐにピンとくる方は少ないと思います。

FAGAとは、「Fstrongale Androgenetic Alopecia」の略で、女性男性型脱毛症のことです。

男性型脱毛症、AGAについては最近CMなどもやっているので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

男性型脱毛症(AGA)とは、男性ホルモン(テストステロン)が髪の根元の部分でDHT(ジヒドロテストステロン)という物質に変化し、髪の成長を邪魔することで薄毛が進行する症状です。

一方で、女性も男性に比べ量は少ないものの、男性ホルモンを持っています。

男性ホルモンと対をなし、髪を成長させる役割を持つ女性ホルモン(エストロゲン)の量が減ると、相対的に男性ホルモンが過多になり、薄毛や抜け毛につながるのです。

これをFAGA、女性男性型脱毛症といいます。

しかしなぜ、女性のFAGAと男性のAGAは区別されているのでしょうか。

それは、両者には脱毛パターンの違いがあるからです。

男性型脱毛症―AGAは、放っておくと進行し、髪が完璧に抜けてしまうこともあります。

そして、男性の場合は、主にDHTが多く存在する頭頂部や髪の生え際が局所的に薄くなるのが特徴です。

一方で、女性は、主に加齢や生活習慣の悪化などの理由で女性ホルモンの量は減るものの、一定の量は分泌されるづけるため、すべて禿げあがるということはなく、髪が細く弱り、全体的に薄くなる、というのがFAGAの特徴です。

そもそも、髪はずっと成長し続けるものではなく、一定の寿命とサイクルがあります。

一般に女性の毛髪の寿命は4～6年といわれています。

「成長期」で太く長く成長し、「退行期」で毛根の退化が始まり、「休止期」を経て脱落していくのがヘアサイクルです。

正常な方で一日で自然に抜ける髪の本数は約70～100本くらいと言われています。

しかし、細胞の老化や、上に書いたように男性ホルモンの量が女性ホルモンの量より多くなることにより休止期の期間が長くなり、 成長期の毛包が十分に成長できずに小さくなってしまいます。

そのため、毛髪は細く短くなり、薄毛の症状となります。

抜け毛には個人差がありますので、100本を超えたからと言って心配しすぎるのもよくはありません。

心配なようでしたら専門の医師に相談してみるのをおすすめします。

※料金は各病院のHPから抜粋しています。

※コラム作成時点での情報になりますので、一度ご自身で確認するようにしてください。

FAGAの原因や特徴を述べていきましたが、まだ自分の髪の悩みがFAGAか分からないという方は、下の項目チェックをしてみてください。

以上の項目に5つ以上当てはまった方、もしかしたらFAGAの傾向があるかもしれません。

FAGAは病院に行く事は必須ではありませんが、症状がひどい場合やなかなか元に戻らない際には専門の医療機関で治療を受けることをおすすめします。

参考:毛根から抜け毛の原因を分析!今すぐできる抜け毛・薄毛診断

FAGAの症状は、大きくⅠ～Ⅲ型にわけられます。

全ての型に共通するのは、

ということです。

Ⅲ型まで進むと、かなり症状が進んでしまってます。

FAGAは薬でも改善が見込めるので、早めの対処が重要です。

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FAGAは生活習慣と深く関係があり生活習慣に問題があるとFAGAの進行をより早くする可能性が高まります。

コチラではFAGAの進行を少しでも抑える為、生活習慣の改善点を挙げていきます。

紫外線を多く浴びると皮脂が酸化し脱毛の一因となります。

さらに日光による乾燥によって髪のたんぱく質が破壊され更なる脱毛につながります。

睡眠時間は最も毛根に栄養が運ばれる時間であり睡眠時間が短くなるとFAGAの進行が早まります。

ニコチンは血管を収縮させるので、毛根への血液量を減少させ栄養の行き来を阻害します。

過度の飲酒により肝臓に負担がかかると髪の毛に必要なたんぱく質が作られなくなりFAGAの進行につながります。

きつい帽子を長時間かぶっていると頭の毛細血管を圧迫し髪に栄養をいきにくくしFAGAの進行につながるときがあります。

参考:若はげ対策として今すぐできる3つの方法

参考:頭皮環境のチェック法と正常化・改善方法

FAGAの治療にはさまざまな方法がありますが以下主な内容を紹介します。

抜け毛の予防や発毛促進の薬を経口摂取します。

主な薬としては、タブレットタイプのミノキシジルや女性用内服育毛剤(パントガールなど)があります。

一般に内服薬は外服薬と比べて効果が強いですが、その分副作用も確認されているのでリスクがあります。

注意点としては、中には男性専用で女性は使用できない薬もありますので、内服薬服用の際は専門の医師に相談してみるのがよいでしょう。

頭皮に成長因子を注入して、発毛しながら育毛する治療法です。

育毛効果のある薬剤(毛髪再生ボトックスや毛髪再生セルラーマトリックスPRP)を定期的に直接頭皮に注射します。

最近は痛みの少ない施術法も開発されていて、他の治療法よりも早く効果が表れますが、値段は少々高めです。

HARG療法は高いから手を出しづらい…そんな方におすすめ！↓

ヘアサイクルの乱れを治し、抜け毛を減らしながら、発毛促進できるのです。

病院にはまだ行きたくないという方は、まずは育毛剤から始めてみても良いかもしれませんね。

おすすめ女性用育毛剤ランキングはこちら

髪の毛は女性にとって、とても大切な要素です。

そこで、FAGAによって薄毛が目立つようになりどうしようかお悩みの方向けに女性にお勧めの髪型・ヘアスタイルをご紹介しております。

参考:薄毛に悩む女性に向け!お勧めヘアスタイルとそのセット方法とは?

多くの女性が抱える悩み、FAGA。

悩んでいるのはあなただけではありません。

生活習慣や髪形などで簡単に解決できることもあるので、まずは様々な方法を試してみましょう。

そして、解決までの一番の近道は、やはり専門の病院にかかり、専門医に最も適した治療法を施してもらうことです。

最近では女性の薄毛治療に強い病院も多くあるので、まずは気軽に専門家へ相談に行くことをおすすめします。