評判の良すぎるスカルプエッセンス、フィンジアの真実に迫る!
フィンジアは、2015年8月に発売された、比較的新しい育毛剤です。
その配合成分が強力であることと、期待値が高いことで発売の前から評判になっていました。
実際、注文が多すぎて何度も売り切れになっているという、育毛剤としては特殊な経歴を持っています。
それだけ人気のスカルプエッセンス、フィンジアですが、実際のところどの部分が育毛に効果的なのでしょうか。
本当にその評判通りの効果があるのかどうか、配合成分や副作用などの観点からフィンジアという育毛剤を解説していこうと思います。
インターネット上で評判の高いフィンジアですが、そもそもフィンジアとはどのような育毛剤なのでしょうか。
まずはフィンジアの特徴を簡単にまとめてみましたので「フィンジアってどんな育毛剤なの?」と疑問に思っている方はまずここを読んでください。
フィンジアの公式サイトを見てみると、一番上に出てくるのが元K1ワールドマックスの世界チャンピオンである魔裟斗さんです。
このフィンジアは、魔裟斗さんをイメージキャラクターに起用しています。
実際にフィンジアを購入すると、同梱されているリーフレットには、魔裟斗さんのインタビューも掲載されています。
その中では、格闘技にしても育毛剤にしても継続することが大切であるということか語られています。
若干無理矢理繋げている感はありますが、確かに共通しているかもしれません。
K1チャンピオンとしての魔裟斗さんの男らしさと、しっかりと髪の毛が生えているという男らしさの部分もマッチしているのかもしれませんね。
フィンジアは、2005年8月の発売開始以降、過去に5回の売り切れが発生しています。
1回目の売り切れは2015年12月、2回目の売り切れは2016年1月、3回目の売り切れは2016年2月、4回目の売り切れは2016年4月、5回目の売り切れは2016年5月です。
時期的には、2015年末から2016年の前半に集中していますので、現在は安定して供給されているようです。
発売が開始された直後にこれだけ売り切れが起きて、買えない人が続出したということは、メーカーが予測していたよりも育毛剤ユーザーの反応が大きかったということでしょう。
ユーザーの反応がこれだけ大きかった理由は次の項目で説明する配合成分の種類や濃度が期待できるものだったということや、このフィンジアの持っている高級感のあるブランドづくりなども要素の一つとしてあったのではないでしょうか。
公式サイトを見比べてみれば、フィンジアとフィンジア以外の育毛剤が大きく違うということがわかるはずです。
一般的な育毛剤の公式サイトが、その効果の高さや価格の安さ、返金保証制度、ユーザーの評判などを売りにして作られているのに対し、フィンジアの公式サイトは高級感や使った後のビジョンなどが、大切にされていることがわかるはずです。
そのラグジュアリーでスタイリッシュなイメージが、これまでの育毛剤にはなかったもので育毛剤のユーザーが反応したのかもしれません。
フィンジアに配合されている育毛成分は、育毛成分としてはまだ開発されて間もない最新の成分です。
新しい成分であるため、厚生労働省の認可が追いついておらず、フィンジアは医薬部外品の育毛剤ではなく化粧品というジャンルのスカルプエッセンスとして販売されています。
メインの成分となるキャピキシルやピディオキシジルは、「これ以上の量を配合しても効果は変わらない」とされる限界の濃度まで配合されています。
一般的には化粧品よりも、医薬部外品の方が効果がありそうだと思ってしまうかもしれません。
しかし、医薬部外品として販売されるためには、厚生労働省が認可している育毛成分を、規定量を守って含む必要があり、さらに厚生労働省が認可している成分以外を配合することができないという、制約が生まれます。
メーカー側が本当に育毛のことを考えて成分を配合するのであれば、様々な制約のある医薬部外品として商品を販売するのではなく、フィンジアのような化粧品としての販売になるのかもしれません。
フィンジアのネット上の評判が高い理由は、その配合成分にあります。
前述のように、最新のスカルプケアの成分が限界の濃度で配合されています。
具体的には、キャピキシルが5%、ピディオキシジルが2%、そしてカプサイシンやそのほかの育毛成分が10種類といった内容です。
何十種類もの成分を配合している育毛剤が売上を上げている中でフィンジアはキャピキシルとピディオキシジルという2種類の成分で勝負に出ました。
では、その2種類の成分とはどのような効果を持った成分なのでしょうか。
キャピキシルは、2011年にカナダのルーカスマイヤーコスメティック社という化粧品会社が開発した育毛成分です。
プレミックス成分というタイプの成分で、キャピキシルというひとつの成分の中に複数の成分が配合されています。
キャピキシルを構成する成分の中で、メインの働きをするのはアカツメクサ花エキスとアセチルテトラペプチド-3の2種類です。
アカツメクサ花エキスは、その中に含有されるビオカニンAという成分に効果があります。
ビオカニンAは、イソフラボンの一種で、男性型脱毛症の原因となる悪玉ホルモンが生成されるのを抑制する作用があります。
具体的に言うと、5αリダクターゼという酵素の働きを阻害することによって男性ホルモンのテストステロンが悪玉ホルモンである。
ジヒドロテストステロンに変質するのを妨げます。
ジヒドロテストステロンは、毛根に入り込むと脱毛促進因子を発生させ、ヘアサイクルを乱し、過剰な脱毛を引き起こしてしまいます。
これが男性型脱毛症です。
アカツメクサ花エキスの中に入っているビオカニンAが、この男性型脱毛症の原因となる悪玉ホルモンを産み出さないようにする働きがあるということです。
キャピキシルを構成するもう一つの成分、アセチルテトラペプチド-3は、再生医療の分野でも注目を集めているアミノ酸の集合体(ペプチド)です。
非常に強力な細胞修復作用を持っているため、髪の毛が新たに生み出されると力を補います。
ピディオキシジルは、ミノキシジルの誘導体です。
誘導体という言葉はあまり聞きなれないかもしれませんが、簡単に言うとモデルとなる成分と分子構造がよく似ていて、働きもよく似ている成分のことです。
基本的に誘導体はモデルとなる成分よりも人間の体にとってプラスとなる作用が多く含まれていたり、マイナスとなる作用が打ち消されていたりします。
ピディオキシジルのモデルとなっているミノキシジルは、AGAクリニックでも治療薬として用いられるほど高い発毛作用があります。
テレビCMでもおなじみのリアップシリーズにも主成分としてミノキシジルが採用されています。
しかし、ミノキシジルは元々が血圧降下剤として開発された成分であったため、育毛剤として使用すると副作用が発症する危険性があります。
実際、リアップX5プラスの使用上の注意を読んでみると、頭皮の発疹、発赤、かゆみ、かぶれなどといった皮膚に起こる症状だけではなく頭痛やめまい、胸の痛み、手足のむくみ、心拍数の増加、原因のわからない急激な体重増加などといった副作用の危険性も期待されています。
こういった副作用が心配でミノキシジルを使いたいけど使えないという方も多いようです。
フィンジアに配合されているピディオキシジルは、このミノキシジルから副作用が発症するリスクを減らしたものです。
発毛効果はそのままに、副作用の危険性だけが取り除かれているので、成分としてはミノキシジルよりも優秀といえるでしょう。
フィンジアにはこのピディオキシジルが2%配合されています。
育毛業界で話題になるのもうなずける贅沢な配合成分ですね。
参考:毛根から抜け毛の原因を分析!今すぐできる抜け毛・薄毛診断
フィンジアという育毛剤を特徴づけているのはキャピキシルとピディオキシジルの2種類だけではありません。
カプサイシンが配合されているということも一つの特徴になっています。
カプサイシンといえば唐辛子に含まれている辛味成分として有名ですよね。
「なぜカプサイシンに育毛作用があるのか?」と疑問に思う方も多いと思います。
実は、カプサイシンそれ自体には髪の毛を増やす作用はありません。
ではなぜ配合されているのかというと、それはカプサイシンの持つ毛穴を広げる作用が、その他の成分が毛根まで浸透するのを助ける働きがあるためです。
辛いものを食べると、汗が吹き出ますよね。
それと同じ効果でカプサイシンによって毛穴が開き、そこからキャピキシルやピディオキシジルと言ったフィンジアの成分が毛根の奥深くまで入り込んでいくのです。
これをフィンジア独自の「ゲートアクセス理論」と呼びます。
さらに、フィンジアには、医薬部外品の育毛剤に有効成分として配合されているようなグリチルリチン酸やセンブリエキスなどといった植物由来の育毛成分も配合されています。
その数はなんと10種類。
キャピキシルやピディオキシジルで発毛促進させるだけではなく、これらの成分が頭皮環境を改善し健康に髪の毛が成長する土台を整えてくれるのです。
参考:頭皮の炎症はこうして起きる!各症状原因と対策・ケア方法
これだけ贅沢な成分が限界濃度まで配合されているということを聞けば、期待されるのはその効果です。
フィンジアを使用することによって、どのように毛髪に良い影響が出るのでしょうか。
フィンジアという育毛剤はメーカーである株式会社ユーピーエスが研究したスカルプ理論に基づいた「SPEテクノロジー」というテクノロジーが採用されています。
SPEとは「スプレッドペネトレイトエフェクト」の頭文字から取っています。
日本語に訳すと「開いて浸透させる効果」といった意味になります。
このSPEテクノロジーは3段階に分かれています。
ステップ1は柔軟化です。
カプサイシンの柔軟化作用によって、固く閉じている頭皮を柔らかくし、成分の浸透力をアップさせます。
ステップ2は浸透力です。
毛髪成分が角質層まで浸透し、薄毛の原因となるポイントまでアプローチします。
そしてステップ3が活性化です。
キャピキシルやピディオキシジルをはじめとした合計12種類の育毛成分が毛母細胞を活性化させ、毛髪の成長を促します。
この3ステップによって発毛を促すという狙いがあるのです。
キャピキシルの中に含まれているアセチルテトラペプチド-3とピディオキシジルという2種類の成分が効果的に発毛を促進させます。
医薬部外品系の育毛剤のように、植物エキス中心の和漢薬の力を使った育毛ではなく、育毛を目的として開発された最新の成分を、限界の濃度まで配合しているので高い効果が期待できます。
もちろん、ヒオウギエキスやセンブリエキスなどといった毛母細胞の細胞分裂を活性化させるタイプの効果を持った植物エキスも配合されていますので、和漢薬の側面でも医薬部外品の育毛剤にも引けを取らない内容になっています。
むしろ、医薬部外品の育毛剤にキャピキシルとピディオキシジルを足した存在がフィンジアだと考えることもできます。
髪の毛の成長を促すだけでは、薄毛を克服することはできません。
フィンジアが高い評価を受けている理由は、発毛促進だけではなく脱毛抑制の成分も配合されているということにあります。
ひとつはキャピキシルの中に含まれている。
アカツメクサ花エキスです。
男性型脱毛症の原因からアプローチするので、おでこの後退や、つむじの広がりをフィンジアを使用することによってストップさせることができます。
また、10種類の毛髪成分による頭皮環境の改善効果によって、炎症性の脱毛症や栄養不良による脱毛症も予防することができます。
- 髪の毛にハリ・コシが出てきた
- 鏡を見るのが怖くなくなった
- まわりの視線が頭頂部に来なくなった
- ボトルがオシャレなので堂々と置いておける
もともとフィンジアという育毛剤は、具体的な効果というよりも「髪の毛が生えた後どのような生活が送れるのか」というビジョンを大切にしている育毛剤です。
そのため、良い評判の中でも髪の毛が増えた後の生活に焦点を当てているものが目立ちます。
また、フィンジアのボトルは育毛剤の業界では珍しいほどサイズが小さく、高級感があるので、ぱっと見ただけでは誰も育毛剤だとは気がつかないでしょう。
「育毛剤を使用しているということを家族に隠すのに疲れた」という場合、フィンジアに乗り換えて、あえて堂々と使ってみるというのもひとつの手かもしれません。
- 売り切れていて買えない
- 長期間使用したが効果が出ない
- 内容量が少ない
- 内容量に比べて価格が高い
フィンジアの売り切れが発生したとき、買いたいのに買えない人たちの不満は多かったようです。
それだけ評価の高い育毛剤だったという、良い面の裏返しではあるのですが、薄毛の人の悩みは切羽詰ったものなので、欲しいのに手に入らなかったということは、やはり悪い口コミとして残ってしまいます。
現在は供給ラインは安定しているので、売り切れの心配はないようです。
また、フィンジアはボトルのサイズが小さく内容量も少ないです。
そのわりに価格は他の育毛剤より若干高めの設定になっているので、単純にグラムあたりの金額に直すと割高になってしまう感は否めません。
これだけ贅沢な成分を配合してユーザーからの評判も良いフィンジアですが、気になるのは副作用です。
効果の高い育毛剤であればあるほど、それに比例して副作用も大きくなります。
フィンジアを使用した場合、副作用は発症しないのでしょうか?
男性型脱毛症の治療薬として世界的に使われているフィナステリドは、副作用が発症するリスクがあることで有名です。
肝機能障害や男性機能の低下、めまいやだるさなどといった症状が現れる可能性があります。
また、発毛成分として有名なミノキシジルにも様々な副作用の報告があります。
特に塗り薬ではなく飲み薬のほうのミノキシジルタブレットは、「最強の育毛剤」との呼び声も高い反面、強い副作用があります。
記継続して使用している方のほとんどが体毛が全体的に濃くなり、一部の方は心拍数が速くなったり体がむくんだり男性機能が低下したりといった副作用があるようです。
病院でも処方されるほど効果が保障されている成分ですので、それだけの副作用があるのかもしれません。
では、そのミノキシジルの誘導体が配合されており、さらにキャピキシルも配合されているフィンジアは、効果が高い分危険なのではないかと思ってしまいますよね。
実際のところどうなのでしょうか。
しかし、フィンジアには副作用の報告はありません。
まず気になるピディオキシジルですが、ミノキシジルの誘導体であるため、その薬理的作用はミノキシジルと全く同じではありません。
マウスを使用した実験の結果、毛髪の成長作用はミノキシジルと同程度の作用が確認されましたが、副作用については抑えられるということが確認されています。
配合されている濃度も2%ですので、副作用が発症するほどの濃度ではありません。
海外で販売されているミノキシジル外用薬は、ミノキシジルの濃度が16%などと高いものも販売されてますが、問題なく使用されています。
キャピキシルについてもその主成分であるアカツメクサ花エキスは植物由来であり、アセチルテトラペプチド-3はアミノ酸の結合体なので副作用が発生する理由がありません。
唯一何らかの問題が発生する可能性としてはフィンジアに含まれているアルコール成分、エタノールがあります。
防腐剤の代わりに配合されていますが、敏感肌の人が使用すると、このアルコール成分の刺激が強く、頭皮がかぶれてしまう可能性があります。
その場合、無理をして使用を続けずに返金保証制度を利用してエタノールの使用されてない育毛剤に変更すると良いでしょう。
フィンジアに副作用がないと書きましたが、副作用ではなく個人によってはアレルギーなどが発症する可能性もゼロではありません。
植物エキスが配合されていますので、その植物と体の相性が悪ければ拒絶反応を示す可能性があります。
可能性としてはゼロに近いですが、万が一使用した際に違和感を覚えたり、異常が現れたりした場合は、すぐに使用を中止しましょう。
発売開始から1年以内に5回も売り切れが起きた評価の高いスカルプエッセンス、フィンジア。
人気の理由はキャピキシルとピディオキシジルという最新の育毛成分を限界の濃度で配合した事にあります。
さらに、カプサイシンを利用したゲートアクセス理論によって、2つの成分を毛根の奥まで浸透させます。
過去に医薬部外品で発売されている育毛剤を使用し、十分な効果が得られなかった方におすすめです。
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