ちゃんと薄毛予防してる?今日からできる薄毛予防法10選
日本人男性の人口が約6000万人に対し、薄毛人口は約1300万人とも言われています。
薄毛の悩みはもはや他人事とは言えない程身近なものになっています。
実は薄毛の原因は遺伝だけではないので予防することも可能です。
薄毛が気になったその日から薄毛予防を始めましょう。
さて、薄毛が気になりだしたからと言っていきなり大きなお金をかけたり、病院に行ったりするなんて躊躇してしまいますよね。
薄毛の原因が遺伝の場合ももちろんありますが、生活習慣が原因となっている場合もあります。
ここでは日常生活に簡単に取り入れることのできる予防法10選をご紹介します。
お金をあまりかけたくない、すぐにでも薄毛予防を始めたいという人にぴったりです。
自分の生活習慣を見直し、今日から薄毛予防を始めましょう。
実は食事は薄毛予防にとって非常に重要です。
髪にとって必要な栄養素は3つあります。
ファストフードやコンビニ弁当ばかり食べていませんか?栄養が偏ることは体に悪いですし、もちろん髪にとっても悪いです。
ガラッと食生活を変えることは変えることは難しいかもしれませんが、少しずつでも髪に良い食事を取り入れていきましょう。
髪の99%を占めるのが「ケラチン」というタンパク質です。
ケラチンは18種類ものアミノ酸から構成されています。
しかし、アミノ酸だけ取り入れればいいということではなく、ケラチンの合成には「ミネラル」が必要です。
髪の成長のためにはタンパク質とミネラルどちらも意識して摂取しましょう。
亜鉛の働きは、髪の主成分のタンパク質を合成し、健康な髪を育てることです。
亜鉛が不足すると薄毛を招くだけでなく、味覚障害、免疫力の低下など健康に大きな悪影響を与えてしまいます。
特に不足しやすい栄養素ですので、普段から意識して摂取するようにしましょう。
ビタミンと言えば体の調子を整える、美肌効果があるなどとにかく良いイメージがあるかと思います。
実は、髪にもいい影響を与えてくれます。
ビタミンの中でも髪の成長にはビタミンB群をおすすめします。
ビタミンB群の働きは、細胞の新陳代謝を上げたり、皮脂が過剰に分泌を抑えたりすることです。
土台が健康でなければ健康な髪は育ちませんよね。
卵は完全栄養食品と呼ばれており、上に挙げたタンパク質、ミネラル、亜鉛、ビタミンBのビチオンが含まれています。
しかし、生卵には注意が必要です。
卵白に含まれるアビジンという物質は吸収されないため、食べ過ぎると体調が悪くなる場合があります。
できるだけ卵白が不透明になるぐらいまで加熱してから食べましょう。
牡蠣には育毛効果が期待できる成分が多く入っています。
まずは亜鉛。
髪の成長には必要不可欠です。
その他に血行を促進するタウリン、コラーゲンの生成を促進させるリジンなどが含まれています。
亜鉛は加熱しても減ることはありませんので、調理法に気を遣わなくてもいいのもメリットですね。
納豆は大豆が原料の発酵食品です。
納豆に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似たような働きします。
薄毛の多くの原因は男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)です。
大豆イソフラボンは男性ホルモンを抑制することで薄毛の原因そのものを抑えることができます。
また3パック100円以下で売られていてリーズナブルなため、すぐに取り入れられるのではないでしょうか。
緑黄色野菜にはビタミンB群が含まれています。
その効果は上記のように細胞の新陳代謝を上げたり、皮脂が過剰に分泌を抑えたりする働きがあります。
また、ビタミンAも含まれており、これは大豆には含まれていないので一緒に食べるとより効果的です。
薄毛に効く食べ物がある一方で、薄毛になりやすい食べ物もあります。
ある程度想像はつくと思いますが、この機会に再確認して髪に良い食生活になるよう心掛けましょう。
これは主に脂肪分が多い、肉中心、糖分が多いという食生活を送っていることが原因です。
皮脂が過剰に分泌されることは頭皮環境の悪化に繋がり、健康な髪を育てることを阻害してしまいます。
さらには血行不良を招いてしまい、頭皮が硬くなるという悪循環に陥ってしまいます。
これらを食べ続けることは亜鉛不足に陥りやすいので注意が必要です。
亜鉛はタンパク質の合成に不可欠なため、亜鉛不足は薄毛に直結します。
髪以外にも味覚障害など体の健康にも害を及ぼすため、意識して亜鉛を摂取するようにしましょう。
過度な飲酒は髪にまで影響を及ぼします。
たとえ上記の髪にいい食生活を送ったとしても飲酒によって台無しになることだってあり得ます。
それでは、アルコールの及ぼす影響についてみていきましょう。
阻害される栄養素とは、上記の3大栄養素の亜鉛、ビタミンをはじめとして、カルシウム、マグネシウムなど様々です。
この理由は、胃や腸での栄養の吸収を阻害する、肝臓の働きを弱らせるなどがあります。
飲酒をすると肝臓でアルコールが分解されます。
その際にアセトアルデヒドという有害な物質が発生します。
このアセトアルデヒドがDHTを増加させてしまいます。
ただし、過度な飲酒でない場合はアセトアルデヒドは酢酸に分解され、無害となるので心配ありません。
後の章で解説しますが、DHTは薄毛の原因のひとつです。
アルコールを分解する際に亜鉛が消費されてしまいます。
亜鉛はアルコール分解だけでなく、様々な酵素にも使われています。
亜鉛はタンパク質を合成するのに必要なため、過度な飲酒で亜鉛が不足すると薄毛になりやすくなってしまいます。
タバコというと体に悪いイメージがありますよね。
実は髪や頭皮にも悪影響を及ぼします。
しかし、問題なのは悪いと分かってはいてもやめられないこと。
そこで、問題点を再認識して喫煙を減らせるよう意識を変えていきましょう。
タバコを吸うと高血圧になります。
つまり、血行不良を引き起こします。
髪は血管から栄養を受け取っていますので、血行不良になると栄養が髪まで届きにくくなります。
また、血行不良は頭皮を硬くする原因となるため、さらなる血行不良を招いてしまいます。
タバコを吸うことによって男性ホルモンが30%増えるという研究結果があります。
薄毛の原因のひとつに男性ホルモンであるDHTがあります。
薄毛改善のためにはタバコを控えることが重要です。
実はビタミンCは髪の成長にとって重要な働きをしています。
ビタミンCはコラーゲンを生成するのに必要で、毛細血管はコラーゲンでできています。
頭皮の毛細血管が生成されないということは、髪に栄養を送り届けることができなくなり、髪が成長できなくなります。
睡眠は髪の成長に深く関わっています。
22時~2時の間には成長ホルモンの分泌がピークになると言われており、髪の成長のためにはこの時間帯に眠りについておくことが重要です。
また、質の良い睡眠をとることも意識しましょう。
睡眠には90分周期があるため、起床時間から就寝時間を逆算するのがいいでしょう。
毎日規則正しい睡眠を心掛け、睡眠の質を向上させましょう。
薄毛には食事や睡眠以外の生活習慣も関わっています。
一見関係なさそうに見えるものでも薄毛を進行させる原因となっているかもしれません。
自分の生活習慣を振り返りながら読んでみてください。
目の疲れを感じる人は多いと思いますが、実はこの目の疲れには種類があります。
「眼疲労」と「眼精疲労」です。
眼疲労は目を休めたり、睡眠をとったりすることで回復しますが、眼精疲労は目を休めても疲れがとれることはありません。
眼精疲労になる原因は複数あります。
・精神的なストレスが溜まっている
・風邪や更年期障害などの病気を発症している
・近視、乱視、老眼のために眼鏡やコンタクトレンズを着用しており、それらの調節ができていない
これらの中で当てはまる項目はありませんか? さて、眼精疲労が薄毛を進行させる原因とは、血行不良が起こること、頭皮が硬くなることにあります。
ここからは眼精疲労の対策方法、そして改善方法をご紹介します。
目の疲れを感じたら実行してみましょう。
・眼鏡やコンタクトがあっているか確認する
・病気にかかっていないか検査する
・長時間パソコンなどで作業する際は正しい姿勢をとったり、目の休憩をこまめに挟んだりする
・体を動かしてストレスを溜め過ぎない
これらを意識するだけで目の疲れが軽くなるかもしれませんよ。
紫外線を浴び過ぎるとよくない理由と対策方法を解説します。
活性酵素は体内に入り込んだ最近を酸化させる、酸素の働きを促進するなど体を守る働きをします。
しかし、活性酵素が増え過ぎると病気や老化を招いてしまします。
というのも、不飽和脂肪酸を酸化させて過酸化脂質へと変化させたり、コラーゲンを変化させたりしてしまうのです。
これらは頭皮によって硬化をさせてしまい、薄毛へと繋がります。
頭皮を紫外線から守るとなると、帽子を被るか日傘をさすかのどちらかが思い浮かびますよね。
よく帽子を被ると蒸れて薄毛になるという話がありますが、実は蒸れることが薄毛になる直接の原因ではないのです。
頭皮にはマラセチア菌という常在菌が存在しています。
誰にでも存在するものなので普段は気にしなくてもいいものですが、問題は大量発生した際に炎症を起こしてしまいます。
増殖する理由は皮脂の過剰分泌です。
帽子を被って頭が蒸れた状態を放置すると皮脂が分泌され、マラセチア菌が増殖し、炎症を起こして薄毛に繋がります。
つまり、帽子を被った後に蒸れた状態を放置することが問題なのです。
こまめに蒸れを解消する、汗の処理をするなどの対策を心掛けましょう。
参考:AGA治療は保険適用外!?費用の相場と安く抑える方法まとめ
ストレスによって抜け毛が起こるということは聞いたことがあるのではないでしょうか?実はストレスを強く感じることで亜鉛が消費されるのです。
上で説明したように、亜鉛は髪を作る際に必要な成分です。
また、ストレスによって自律神経も影響を受け、血行不良を引き起こします。
つまり、髪に栄養が届きにくくなるのです。
一概には言えませんが、円形脱毛症はストレスが原因である可能性が高いです。
対策はとにかくストレスを解消することをまずは考えましょう。
人によって解消法が違うため、自分にあった方法を見つけましょう。
また、原因がストレス以外の可能性もあるため、心配であれば専門医の診察を受けることをおすすめします。
抜け毛がさらなるストレスとなると悪化するかもしれないため、すぐに行動に移しましょう。
お金をかけず今すぐできる薄毛予防法をお探しの方にぴったりなのが「頭皮マッサージ」です。
それも1日たった数分を継続して毎日行うだけで効果が期待できます。
早速頭皮マッサージを試してみましょう。
頭皮マッサージは頭皮の血行を良くすると同時に、余分な皮脂を毛穴から排出することによって、頭皮を清潔な状態に整えてくれます。
これによって髪に栄養を届けやすくし、抜け毛防止や育毛することを目的としています。
特に頭皮が硬く、血行の悪い人は効果が大きいかもしれません。
頭皮マッサージを始める前に、注意点を確認しておきましょう。
・爪をたてるのではなく、指の腹を使うこと
・力を入れ過ぎない、頭皮を強くこすらない
必ずこれらを守って頭皮マッサージを行いましょう。
マッサージの基本は外側から内側です。
こめかみや生え際から頭頂部に向かうようにマッサージをしましょう。
そうすることによって、頭皮の血行が良くなります。
マッサージにお勧めのタイミングはお風呂に入っている時です。
お風呂に入ると、体温が上昇して血行もよくなっているので、より効果的にマッサージをすることができます。
シャンプーの後になぜクレンジングオイルを使うのか。
それはシャンプーで落としきれない汚れを洗い流すためです。
クレンジングオイルは皮脂のような油性の汚れを落とすことに向いています。
そのため、毛穴に詰まった汚れをきれいにすることができるのです。
また使用後の効果として、頭皮の乾燥を防ぐ、髪にハリが生まれより健康になるなどがあります。
しかし、用法を守らないと頭皮が悪化する場合もあるので注意しましょう。
ヘアスタイルと言えば様々なものがありますが、実はその中に薄毛になりやすいヘアスタイルがあります。
また、普段何気なく使っているスタイリング剤や、おしゃれのためのパーマやカラーリングでも頭皮にダメージを与えています。
知らず知らずのうちに頭皮に与えているダメージを認識し、頭皮環境の改善を目指しましょう。
牽引性脱毛症とは、長期にわたって髪を強く引っ張り、頭皮や毛根へダメージを与え続けることで起こる脱毛症です。
以下に代表的な原因を挙げるので当てはまるか確認してみてください。
すぐにできることは、ヘアスタイルや分け目を変えて頭皮や毛根への負担を減らすことです。
これだけで症状の改善が見込める場合もあります。
この他に、頭皮マッサージも有効です。
上に頭皮マッサージを解説している動画がありますので、そちらを参考にしてください。
注意点は、薄毛になっている部分のみを集中的にマッサージを行うことはNGです。
頭皮全体の血行を促進するイメージで行いましょう。
毎日スタイリング剤をつけておしゃれにきめている。
頻繁にパーマやカラーリングをしておしゃれを楽しんでいる。
そんな方も多いでのはないでしょうか?
実は知らず知らずのうちに頭皮や髪にダメージを溜め込んでしまっているのかもしれませんよ。
おしゃれで薄毛になるなんて嫌ですよね。
何が問題なのか、注意点は何なのかをみていきましょう。
何よりもまず確認すべきことは、スタイリング剤を頭皮につけていないかどうかです。
とにかく頭皮につけることだけは避けてください。
では、なぜスタイリング剤が頭皮に悪いのでしょうか。
問題な成分とは、「界面活性剤」です。
それが頭皮につくことで毛穴を塞ぐ原因となる可能性があります。
ワックスってベタベタしていますよね?それによってさらに埃がついて余計に毛穴が詰まってしまうこともあります。
大事なことは必ずスタイリング剤をつけたその日にきれいに洗い流すことです。
正しいシャンプーの方法は次の章で解説しますので、そちらを参考にして頭皮環境を整形に保ちましょう。
パーマやカラーリングの際に頭皮がヒリヒリした経験はありませんか?それは頭皮へのダメージの証です。
スタイリング剤と同じように、頭皮に汚れを残さないよう入念にきれいにすることを意識しましょう。
シャンプーをちゃんと洗い流せていますか?濡れた髪を乾かさず放置していませんか?毎日のシャンプーや髪の乾かし方を正しい方法に変えるだけで薄毛防止、改善ができるかもしれません。
毎日頭皮環境を清潔に保てるよう意識しましょう。
正しいシャンプーのやり方については動画を参考にしてみてください。
シャンプーをする前に注意事項を確認しましょう。
シャンプーはあくまでも油汚れなどのお湯や水で落ちない汚れを落とすものです。
髪の汚れの90パーセント程はお湯や水で落とすことができるので、最初のゆすぎは丁寧に行いましょう。
シャンプーをする前に、クシを通しておくと汚れが落ちやすいのでお勧めです。
また、シャンプーを頭皮に付ける場合は、原液のままつけるのではなく必ずお湯に薄めて使いましょう。
シャンプーは非常に洗浄力の高い物が多いので、薄めて使うことによって頭皮に負担をかけずに髪を洗うことができます。
シャンプーで髪を洗う時に一番気をつけないといけないことは、シャンプーのすすぎ残しをしないということです。
シャンプーは意外と落ちにくいものなので、しっかりすすいで髪にシャンプーが残ることのないようにしましょう。
目安としては洗った時間の倍の時間をすすぎに使うと良いでしょう。
特に生え際や耳周りは残りやすいので注意しましょう。
また、シャンプーを購入する際には高級アルコール系以外のシャンプーを選びましょう。
高級アルコール系とはラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなどの硫酸系の成分が入っており、非常に洗浄力が強いです。
一方で頭皮への刺激も強いという一面も持っています。
ノンシリコンシャンプーのような頭皮への刺激が弱いシャンプーがおすすめです。
現代人は1日1回シャンプーをする人がほとんどで、清潔にし過ぎだと言われています。
洗いすぎることによって必要な油まで落としていることも多いので、洗浄力の弱い、不要な汚れだけを落とすものを選ぶことが大切です。
シャンプーをした後は必ず髪を乾かしましょう。
髪を濡れたままにしておくと、雑菌の温床となってしまいます。
根本まで完全に乾くよう意識しましょう。
また、ドライヤーが近すぎるとダメージの原因となってしまうので、20センチは離すようにします。
また、同じ場所にドライヤーをあて続けることもダメージの原因となります。
また、最後の仕上げに冷風を当てることをお勧めします。
髪は熱によってキューティクルが開くので、冷風でキューティクルを閉じてツヤのある髪を手に入れましょう。
適度に運動をすることは体だけでなく髪にもいいとされています。
その理由は主に2つあります。
1つ目は血行を改善できること。
2つ目はストレスを発散できること。
また薄毛改善のためには、運動の中でも有酸素運動がおすすめです。
それではその2つの理由について説明します。
髪が成長に必要な栄養は頭皮の毛細血管に流れる血液から送り届けられます。
血行が悪く栄養が届かない状態では髪が健康に成長することができませんよね。
有酸素運動で全身の血行を改善することで体の隅々まで血液を運ぶことができるようになります。
上でも述べましたが、ストレスは薄毛の原因となり得ます。
ストレスによって亜鉛が消費される、自律神経が刺激されて血圧が上昇することが主な原因です。
適度な運動をすることによってストレスが発散できるため、薄毛の原因のひとつを解消できるというわけです。
ここで注意することは、無理をして激しい運動をすることで新たなストレスが溜まっては逆効果です。
あくまで無理のない程度にしましょう。
ここまでは薄毛を防止、改善するために日常生活でできることをご紹介してきました。
ここからは薄毛になる人とならない人の違いは何か、そもそも薄毛はどうしてなるのかについて男女別で解説していきます。
日本では成人男性の人口は約5000万人、薄毛に悩んでいる人は約1300万人です。
実に薄毛人口が成人男性の4人に1人以上という高い割合を占めていることになります。
男性に最も多い薄毛症状はAGA(男性型脱毛症)と呼ばれ、薄毛の原因の9割近くを占めているとも言われています。
AGAの原因はDHT(ジヒドロテストステロン)で、男性ホルモンのテストステロンが還元酵素である5αリダクターゼと結びついて発生するものです。
AGAの症状は、頭頂部と前頭部の生え際から抜け毛が起こることが特徴です。
女性の場合、薄毛の原因はホルモンバランスの崩れ、ストレス、過度のヘアケアなど、男性と違って生活スタイルや年齢によって様々な原因があります。
いくつか代表的な女性の脱毛症をご紹介します。
名前は男性のAGAに非常に似ていますが、原因は異なります。
FAGA(女性男性型脱毛症)とは、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量が減少し、ホルモンバランスが崩れて薄毛になる症状です。
症状はAGAとは違い、FAGAは部分的ではなく、全体的に薄毛が進行するという特徴があります。
そのため、薄毛に気づくのが遅くなり、薄毛治療を開始する頃には既に症状が進行しているという場合が起こりやすいです。
しかし、セルフチェックをすることで早期発見が可能です。
後の章でセルフチェックについて解説します。
女性の中でも特に若い世代に多い原因が過度のヘアケアです。
シャンプーやリンスのし過ぎ、スタイリング剤の使い過ぎ、パーマやカラーリングのし過ぎ、間違えたヘアケアなど当てはまるものがあるのではないでしょうか。
これらは髪だけでなく、土台である頭皮にまでダメージを与えてしまうこともあります。
分娩後脱毛症とは、妊娠中や産後に発症する脱毛症です。
これはホルモンバランスの崩れが原因です。
妊娠中は女性ホルモンのエストロゲンが大量に分泌されますが、出産後にはエストロゲンの分泌が激減します。
この分泌量の急な変化でヘアサイクルを乱れ、抜け毛が発生します。
しかし、分娩後脱毛症の原因はホルモンバランスの乱れのため、多くの場合は時間が経つにつれて症状は改善されます。
牽引性脱毛症とは、ポニーテールなどの髪を引っ張るようなヘアスタイルを継続することで、いつも引っ張られている部分に抜け毛が発生する症状です。
いつも同じ髪型、同じ分け目という人は注意が必要です。
頭皮への負担を考えて、ヘアスタイルや分け目を定期的に変えることを意識しましょう。
参考:毛根から抜け毛の原因を分析!今すぐできる抜け毛・薄毛診断
薄毛の原因について男女別で例を挙げましたが、多くの原因で共通することはホルモンバランスの乱れ、もしくは生活習慣の乱れです。
生活習慣については上の予防法10選を参考にして、体と髪どちらにとっても健康な生活を心掛けましょう。
上に挙げた悪い生活習慣が当てはまる方も少なくないのではないでしょうか。
そんな薄毛が心配になった方に自分でできる薄毛チェックの方法をご紹介します。
お金がかからず、自宅でできるのですぐに実践しましょう。
1. 周りの人から「髪薄くなってきた?」と言われた。
2. 頭皮が髪の隙間から透けて見えてきた。
3. 髪に触れると髪が細くなり、ハリやコシも無くなってきたと感じる。
4. 毎日100本以上抜けるなど、以前よりも抜け毛が増えた。
5. 抜けた毛先の先に毛根が付いておらず、とがった短い抜け毛が多い。
6. 抜け毛の毛根にフケのような白いものが付いている。
7. 髪の間から毛先のとがった短い毛がピンピン立ってきた。
8. 頭皮がいつもかゆく、フケも多い。
9. 毎日洗髪しているのに、すぐに髪がベタつく。
10. 髪が濡れると、頭皮が透けて見える。
11. 分け目の髪の毛が薄くなり、分け目の頭皮が目立つ。
12. 頭皮に指をあてて動かしてみると、頭皮が動きにくい。
13. 頭皮の色が褐色(赤黒く)になってきた
実は毛根を見ることで抜け毛の原因を特定することができます。
自然な抜け毛の本数は1日50~100本ほどです。
これより多い場合は注意が必要です。
毛根の形状で簡単に判断できるため、日ごろから気を付けて見てみましょう。
詳しくは「毛根から抜け毛の原因を分析!今すぐできる抜け毛・薄毛診断」に説明してあるので是非参考にしてみてください。
薄毛予防は数日試したからといって効果が出るものではありません。
継続して行うからこそ予防の効果を発揮することができます。
なので、予防法10選の中でできることから生活に取り入れていくことがおすすめです。
病院で治療をするとなった場合でも大抵は6ヶ月以上の治療期間を見積もることとなります。
薄毛を改善しようとするなら長期戦を覚悟しなければなりません。
途中で挫折することのないよう計画的に、無理のない範囲で薄毛と向き合うようにしましょう。
ここまでは普段の生活で自分の力でできることに注目して説明してきました。
しかし、既に薄毛が進行している人、薄毛の兆候が多く出ている人は専門病院で検査、治療をする方がいいのかもしれません。
薄毛治療は他の病気と同じように早期治療が非常に重要です。
自力で治療を頑張っても原因がそもそも思っていたものと異なっていたのではなんお効果も期待できません。
専門病院では治療費が高額であるというイメージが強いかもしれませんが、無料でカウンセリングを行っている病院も多くあります。
まずは専門医と相談して無理のない治療プランを立てるのがおすすめです。
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